中国女性活動家有罪を非難 米「不当な判決」

AI要約

米国務省は、中国の裁判所が女性活動家と労働者の権利活動家に国家政権転覆扇動罪で有罪判決を下したことを非難。活動家の即時釈放と人権尊重を求めた。

被告の黄氏は#MeToo運動に関連し、中国でセクハラ被害者支援活動を行っており、判決は市民の言論の自由を封殺しようとする中国政府の姿勢を批判。

米国務省は、黄氏と王氏の判決について中国政府のやり方を厳しく批判し、国際社会に人権侵害への警戒を呼びかけている。

 【ワシントン共同】米国務省のミラー報道官は17日、中国の裁判所が女性活動家、黄雪琴氏と、労働者の権利保護活動に取り組んできた王建兵氏に国家政権転覆扇動罪で有罪判決を言い渡したのは「不当だ」として非難する声明を発表した。

 中国メディアの記者だった黄氏は、欧米で盛り上がった「#MeToo」に共鳴し、中国でセクハラ被害に関する情報を集めて対処法を発信していた。ミラー氏は中国政府が判決で市民の言論の自由を封殺しようとしていると批判。黄、王両氏を即時釈放し、人権を尊重するよう求めた。