モネ、ゴッホの絵など撤去へ ナチスとの関連疑い スイスの美術館

AI要約

スイスのチューリヒ美術館が、印象派の巨匠モネやゴッホらの絵画5点を撤去すると発表した。ナチス・ドイツに略奪された美術品の取り扱いを定めた米国務省の新たなガイドラインに基づく措置という。

絵画を管理する財団は、第2次大戦中に財を成したドイツ出身の武器商人の名前を冠しており、収集した美術品について、略奪品ではないかと疑義を持たれてきた。

美術館は14日の声明で、財団が、もともとの所有者の法定相続人と解決策を模索していると発表。撤去を遺憾に思うとしつつも、財団の行動を歓迎している。

 【ジュネーブAFP時事】スイスのチューリヒ美術館が、印象派の巨匠モネやゴッホらの絵画5点を撤去すると発表した。

 ナチス・ドイツに略奪された美術品の取り扱いを定めた米国務省の新たなガイドラインに基づく措置という。

 絵画を管理する財団は、第2次大戦中に財を成したドイツ出身の武器商人の名前を冠しており、収集した美術品について、略奪品ではないかと疑義を持たれてきた。

 美術館は14日の声明で、財団が、もともとの所有者の法定相続人と解決策を模索していると発表。「財団の行動を歓迎するが、来館者の利益という点では撤去を遺憾に思う」と表明した。