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英探検家シャクルトンの最後の乗船、カナダ沖海底で発見
英国人探検家アーネスト・シャクルトンの最後の遠征に使用されたクエスト号がカナダ東部沖の大西洋で発見された。
クエスト号は歴史的な遠征船であり、シャクルトンが南極遠征中に亡くなった船である。
クエスト号の発見は、沈没船ハンターを含む調査団によって行われ、今後さらなる調査が予定されている。
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【AFP=時事】英国人探検家アーネスト・シャクルトン(Ernest Shackleton)の最後の遠征に使われたクエスト(Quest)号が、カナダ東部沖の大西洋で見つかった。王立カナダ地理学会(Royal Canadian Geographical Society)が12日、発表した。
シャクルトンは1921年、蒸気機関を備えた木造のスクーナー船であるクエスト号で最後の南極遠征に出発したが、翌22年、南大西洋のサウスジョージア(South Georgia)島沖に停泊中に心臓発作を起こし死亡した。47歳だった。
クエスト号はその後、別の遠征船や北極圏での救難船などとして使われた後、本来の用途であるアザラシ猟船として利用されていたが、1962年、ニューファンドランド(Newfoundland)島沖で流氷に衝突し、沈没した。ノルウェー人の乗員は全員、無事だった。
調査団は今回、ソナーを使って探索していたところ、9日にクエスト号の画像を捉えた。カナダ地理学会のジョン・ガイガー(John Geiger)会長は記者会見で、クエスト号はラブラドル海(Labrador Sea)の水深390メートルの地点で見つかったと語った。
沈没船ハンターとして知られるデービッド・マーンズ(David Mearns)氏はクエスト号の画像を示し、海底に上向きで「ほぼ損傷がない」状態で沈んでいると説明。ただ、メインマストは船体から離れた場所にあると話した。年内にさらに調査し、撮影を試みる計画という。【翻訳編集】 AFPBB News