国連安保理で北朝鮮人権会合 日米韓は批判、中ロは擁護

AI要約

国連安保理が北朝鮮の人権状況を協議する公開会合を開き、日本や韓国、米国は北朝鮮の核・ミサイル開発を批判。中国やロシアは北朝鮮を擁護する姿勢を見せた。

中国とロシアが開催に反対したものの、多数派の支持で会合は続行。日米韓は非理事国も巻き込んで圧力をかけて北朝鮮の核開発を阻止する意向。

安保理の議論の焦点は、経済制裁が北朝鮮で人道危機を引き起こす可能性にも及んでいる点にある。

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は12日、北朝鮮の人権状況を協議する公開会合を開いた。会合を要請した日本や韓国、米国は北朝鮮が国民生活を犠牲にして、核・ミサイル開発を推し進めていると批判。中国やロシアは、安保理の経済制裁が人道危機を引き起こしている側面もあるとして、北朝鮮を擁護する姿勢だ。

 会合冒頭に中国とロシアは安保理で「議論するような議題ではない」と反対したが、開催を支持する国が多数を占めたため会合は続けられた。

 日米韓は安保理の理事国以外とも連携し、圧力を強めて北朝鮮の核・ミサイル開発に歯止めをかけたい狙いだ。