国連、イスラエルとハマスを「子どもの権利侵害」リストに追加

AI要約

国連事務総長が最新の年次報告書で、イスラエル、パレスチナ、スーダンなどで子どもの権利侵害が増加していることを指摘。

報告書によると、子どもへの暴力行為は深刻化し、殺害と傷害の件数が増加しており、特にイスラエル、パレスチナ占領地域、コンゴ民主共和国などで多くの侵害が確認された。

ウクライナでの子どもの権利侵害を含むロシア軍による暴力行為も報告書に残っている。

国連、イスラエルとハマスを「子どもの権利侵害」リストに追加

Michelle Nichols

[国連 11日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は11日、イスラエル軍・治安部隊、イスラム組織ハマスとイスラム聖戦、スーダンの政府軍および準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が暴力行為で子どもの権利を侵害したと認定した。

昨年の調査結果をまとめた最新の年次報告書を公表し、子どもを殺傷したと非難した。

報告書は「武力紛争における子どもへの暴力は2023年に極限状態に達し、重大な侵害は21%増加した。殺害と傷害の件数は35%増加した」と指摘。

「最も多くの重大な侵害が確認されたのはイスラエル、パレスチナ占領地域、コンゴ民主共和国、ミャンマー、ソマリア、ナイジェリア、スーダンだ」とした。

ウクライナで子どもを殺傷したなどとして昨年に子どもの権利侵害が認定されたロシア軍と関連集団は今回もこのリストに残った。