北朝鮮軍が軍事境界線越え韓国側へ 韓国軍が放送と射撃で警告 意図せず侵入か

AI要約

韓国軍は北朝鮮軍の一部が軍事境界線を越え韓国側に一時入ったと発表しました。

北朝鮮軍の一部は非武装地帯内で韓国側に侵入しましたが、即座に引き返したため意図が無かったと見なしています。

南北境界地域では宣伝放送や拡声器設置などにより緊張が高まっています。

韓国軍は北朝鮮軍の一部が9日、軍事境界線を越え韓国側に一時入ったと発表しました。

 韓国軍の発表によりますと、9日午後0時半ごろ、DMZ=非武装地帯内で作業していた北朝鮮軍の一部が軍事境界線を越え、韓国側に侵入する事案が発生しました。

 現場は茂みで標識が見えにくいことや韓国軍が放送と警告射撃を行うとすぐに北朝鮮側に戻ったことから、「侵犯の意図は無かったと評価した」としています。

 韓国軍関係者によりますと、侵入したのは50メートル以内で、人数は10人を超える程度、ほとんどが斧やつるはしを持った作業員だったということです。

 南北境界地域では韓国が北朝鮮に向けた宣伝放送を再開させ、北朝鮮も拡声器を設置するなど緊張が高まっています。