中国、大学受験申込1300万人 史上最多、不正防止にAI監視も

AI要約

中国で開催された大学入試「高考」には受験者が史上最多の1342万人集まり、人工知能(AI)による監視システムが導入されている。

若者の就職難が深刻化する中、学歴社会の中国では試験競争が激化しており、試験が人生を左右する重要なものとされている。

北京の受験会場では、多くの受験生が保護者に見送られながら必勝祈願の儀式を行っている様子が伺える。

 【北京共同】中国で7日、全国一斉の大学入試「高考」が始まった。教育省によると、受験申込者は昨年より51万人増の1342万人となり、中国メディアは史上最多を更新したと報じた。海南省ではカンニングといった不正行為を防止するため、人工知能(AI)による監視システムが今年から導入された。

 経済減速を背景に若者の就職難が深刻化する中、学歴社会の中国で「人生を決める」とも言われる試験は競争が激化。北京の受験会場の一つとなった中国人民大学付属中学では、必勝祈願の験かつぎとしてチャイナドレスなどで正装した保護者に見送られる多くの受験生の姿が見られた。