共通テスト追試は1週間後 出欠状況、月経痛への配慮求める 文科省

AI要約

文部科学省は、来年1月に実施される大学入学共通テストの追試の日程を変更することを発表した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で追試の日程が2週間後に設定されていたが、感染法上の位置付けが変更され、1週間後に戻すことが決定された。

来年の共通テストは1月18、19日に本試験、同25、26日に追試が行われる予定で、具体的な不正対策も明示されている。

 文部科学省は5日、来年1月に実施される大学入学共通テストの追試について、本試験の1週間後に実施すると発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大以降は2週間後としていたが、感染法上の位置付けが「5類」に移行したことを受け、拡大以前に戻す。

 各大学などに通知した「大学入学者選抜実施要項」によると、来年の共通テストは1月18、19日に本試験、同25、26日に東西2会場で追試が行われる。

 不正対策はこれまでと同じく「大学の判断で、警察に被害届を提出する場合があることを周知する」などとした。入試を巡る不正では、早稲田大(東京都新宿区)一般入試の試験問題をSNSに流出させた疑いで警視庁が今年5月、男子受験生を書類送検したが、文科省担当者は「捜査状況を見て、必要があれば対応する」としている。

 実施要項には、合否判定や推薦要件に志願者の出欠状況を加味する場合、健康上やむを得ない理由があれば配慮することも明示。例として、月経痛や新型コロナの後遺症による欠席を挙げた。月経痛が要項で取り上げられたのは初という。