住宅に侵入したクマが盗んだのは……お菓子のオレオ。防犯カメラがとらえる、米カリフォルニア
AI要約
ロサンゼルス郊外の住宅街で野生のクマがオレオを盗み出し、住民に恐怖をもたらしている。
被害にあった住宅では複数回にわたりクマに食料品を荒らされており、近隣住民は不安を募らせている。
日本でもクマによる人身被害が増加しており、環境省が対策を呼びかけている。
米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外の住宅街で、野生のクマが出没した。クマが、住宅から盗み出したのは、あのお菓子だった。【Kaito Takashima / BuzzFeed Staff】
カメラがとらえたのは、住宅から出てくる野生のクマ。サンド・クッキーの「オレオ」を口に咥えている。米ABCテレビによれば、被害にあった住宅は今回の犯行の1週間前にも、「オレオ」を含む食料品をクマに荒らされていたという。
近所に住む女性は、同局の取材に対し、「死ぬほど怖かった」「クマは私のすぐ近くにいたんです。こんなことは初めてです」と語った。
女性は別のテレビ局に対し、「クマは歩き回ってるだけじゃない。実際に家に侵入しているんです。窓や裏庭の出入り口を開けっ放しにするのは、とても怖いです」と胸中を明かした。
女性の住宅も、1年前にクマの被害に遭っている。女性宅の車庫内に設置された監視カメラには、クマが冷蔵庫を開け、物色する様子が映っていた。
日本でも昨今、クマの出没による被害が相次いでいる。
環境省が発表したデータによれば、令和5年度の今年1月までの集計で、218人がクマによる人身被害を受けている。この数字は、月別の統計がある平成18年以降、最多ペースだという。
