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全米黒人協会、イスラエルへの武器提供停止をバイデン氏に要求
全米黒人地位向上協会(NAACP)は、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を終結させるためにバイデン米大統領に対し、イスラエルへの武器提供停止を求めた。
NAACPの発表は、バイデン氏のイスラエル支援が黒人票に影響を与える可能性を示唆しており、注目されている。
黒人の支持層である民主党においてバイデン氏への支持が弱まっている中、黒人層の意識が政治的にも変化していることが示唆されている。
![全米黒人協会、イスラエルへの武器提供停止をバイデン氏に要求](/img/article/20240607/666244b486bc3.jpg)
Jarrett Renshaw Kat Stafford
[6日 ロイター] - 全米黒人地位向上協会(NAACP)は6日、バイデン米大統領に対し、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を終わらせるため、イスラエルへの武器提供を全面的に停止するよう求めた。11月の米大統領選で、イスラエルへの支持がバイデン氏から黒人票を失う事態につながる可能性があることを改めて突き付けた格好だ。
黒人の人口が比較的少ない国に対する外交政策でNAACPが方針を示すのは珍しい。バイデン氏がイスラエルへの支援を試みる中、同氏の大統領選を巡る試練は深まったようだ。
黒人は従来、民主党の強い支持層であり、2020年の大統領選でバイデン氏がトランプ前大統領に勝利した際に大きな役割を担ったが、最近の世論調査では黒人のバイデン氏への支持は弱まっている。
NAACPは、米国はガザ地区での恒久的和平を実現するため、イスラエルへの影響力を行使しなければならないと主張。イスラム組織ハマスに武器を提供している国やイスラエルへの武器の提供を全て停止するよう要求した。