欧州中銀の利下げ「適切」 指標次第の政策決定求める IMF

AI要約

IMF報道官はECBの利下げを適切だと評価し、今後の政策運営について強調した。

米経済についてインフレ率の高さを指摘し、FRBに慎重な政策決定を勧告した。

経済指標次第で政策を決定するアプローチの重要性を強調した。

 【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は6日の定例記者会見で、欧州中央銀行(ECB)が4年9カ月ぶりの利下げに踏み切ったことを「適切」と評価した。

 今後の政策運営については「経済指標次第とし、会合ごとに決めるアプローチ」の維持が重要だと訴えた。

 米経済に関しては、インフレ率が「1~3月期は想定より高かった」と指摘。インフレ鈍化の道のりは「平たんではない」とした上で、連邦準備制度理事会(FRB)に対し「今後数カ月は政策決定に際し、慎重かつ指標次第とする必要がある」と勧告した。