ドクターペッパー、米炭酸飲料市場で2位躍進 ペプシコ抜く

AI要約

米炭酸飲料業界紙によると、ドクターペッパーが昨年、ペプシコーラを抜いて2位の座を獲得した。

ドクターペッパーはコカ・コーラに次ぐシェアを獲得し、人気を高めている。

ドクターペッパーは新しい風味の商品も開発し、業績が好調である。

ドクターペッパー、米炭酸飲料市場で2位躍進 ペプシコ抜く

ニューヨーク(CNN) 米炭酸飲料業界紙は6日までに、市場シェアで「ドクターペッパー」が昨年、長らく2位の座にいた「ペプシコーラ」をついに抜いたと報告した。

首位は依然、コカ・コーラで、2位に大差を付ける19.2%の占有率を獲得。同業界紙「ビバレッジ・ダイジェスト」のデータによると、ペプシコーラとドクターペッパーは共に8.3%だったが、「厳密に言えば」としてドクターペッパーが上位にあるとした。

他のブランドではコカコーラ系列の「スプライト」が8.1%、「ダイエットコーク」が7.8%だった。

同紙の編集責任者はCNNの取材に、ペプシコーラとドクターペッパーは競り合っているが、ドクターペッパーには勢いがあり、ペプシコーラは失速していると指摘した。

23種類の原料を使っているとされるドクターペッパーはここ数年、人気を高めており、ぴりっとした飲み口はコーラの代替品になるとの評価も得てきた。

ドクターペッパーはテキサス州ウェーコで1885年に誕生し、コカコーラやペプシより古い。後者の2社は20世紀に全米規模の市場争いでしのぎを削ったが、ドクターペッパーは米南部で小規模ながらも根強いファン層を築く地域的な商品にとどまっていた。

ただ、1970年代になると、独特の風味を前面に出し全米市場を狙う経営戦略にうって出ていた。その後、米各地で受け入れられるようになっていた。

新たな風味の商品も開発しており、昨年には「ストロベリークリーム」が登場。親会社の「キューリグ・ドクター・ペッパー」の最高経営責任者(CEO)は今年4月の投資家などとの電話会談で目覚ましい業績が出たとも述べていた。

同社はまた、期間限定で「クリーミー・ココナツ」味の新商品も披露している。