米エヌビディア、時価総額3兆ドル 3社目、アップル抜き2位に

AI要約

米半導体大手エヌビディア株が米株式市場で急伸し、時価総額が3兆ドルを突破。アップルを抜き、2位に浮上。

生成AIの開発が加速する中、半導体需要の拡大に期待が高まり、株価が上昇。

エヌビディアの時価総額は急速に伸び、24年2~4月期決算で過去最高の業績を記録。

 【シリコンバレー時事】5日の米株式市場で米半導体大手エヌビディア株が急伸し、時価総額が3兆ドル(約468兆円)を突破した。

 3社目の大台到達。アップルを抜き去り、マイクロソフトに次ぐ2位に浮上した。生成AI(人工知能)の開発が加速する中、半導体需要の拡大に期待が集まった。

 エヌビディア株の終値は、前日比5%上昇。時価総額は3兆100億ドルと、アップル(3兆30億ドル)をわずかに上回った。

 株高の背景にあるのは、2022年11月の「チャットGPT」公開以来続く生成AIブーム。同AIの開発にエヌビディアの半導体が最適とされ、圧倒的なシェアを握った。時価総額は23年5月に1兆ドル、24年2月に2兆ドルと急速に膨らんだ。

 同社が5月に発表した24年2~4月期決算は、売上高が前年同期比3.6倍、純利益が7.3倍。いずれも四半期ベースで過去最高だった。