【英国】首相と労働党党首が討論 4日と26日にTV放送=直接対決

AI要約

英国の総選挙に向け、保守党と労働党の党首によるテレビ討論が行われることが決定。

与野党の代表同士の直接対決の形をとり、スターマー党首は選挙区での遊説を優先する姿勢。

各テレビ局では複数の政党が参加する討論番組が予定されており、党首討論は2010年の総選挙以来。

 7月4日の総選挙に向け、英国の与党・保守党を率いるスナク首相と最大野党・労働党のスターマー党首が2回にわたりテレビ討論を行うことが決まった。第1回は6月4日に民放大手ITV、第2回は26日に公共放送BBCで放送される。いずれも午後9時(現地時間)から1時間にわたり、他党の代表は含めない1対1の直接対決の形をとる。

 スナク氏はかねてテレビ討論に積極的で、選挙運動期間中に週1回の実施を提案。ただ、スターマー氏は各選挙区での遊説を優先する方針で、2回の討論に応じる姿勢を示していた。

 ITVではこのほかにも、13日に2大政党に自由民主党とスコットランド民族党(SNP)、リフォームUK(旧ブレグジット党)、緑の党、ウェールズ党を加えた7政党の代表による討論が行われる。

 BBCでは7日に主要7党の代表による討論、20日には主要4党の代表が出演する2時間の質問形式の番組が、それぞれ予定されている。各党の代表の人選は明らかにされていない。

 英国でテレビ局の主催する党首討論が初めて行われたのは2010年の総選挙で、この際には、労働党を率いるブラウン首相と保守党のキャメロン党首、自由民主党のクレッグ党首(いずれも当時)が参加した。