トルコ、5月の物価上昇率75.5%…18カ月来の高水準

AI要約
トルコの消費者物価が前年同月比75.45%上昇し、18カ月ぶりの高水準となった。先月は教育と住宅の価格が特に上昇した。トルコ中央銀行は政策金利を50.0%に引き上げ、インフレ率の下落を期待している。
トルコ、5月の物価上昇率75.5%…18カ月来の高水準

トルコの5月の消費者物価が前年同月より75.45%上昇した。

トルコ統計庁は3日、先月の消費者物価指数上昇率が75.45%と集計されたと発表した。

2022年11月の84.39%から18カ月ぶりの高水準だ。

トルコの消費者物価は大統領選挙があった昨年5月に39.59%、6月に38.1%を記録して安定しそうだったが、再び高騰し昨年9月から今年4月まで8カ月にわたり60%台を継続した。

先月は教育が104.80%、住宅が93.21%と価格が著しく上昇した。

トルコのシムシェキ財務相はX(旧ツイッター)で「最悪の状況は終わった」と言及し、今月からインフレ率が徐々に下がり7-9月期末には50%以下まで落ちるだろうと予想した。

トルコ中央銀行は昨年5月に8.5%水準だった政策金利を今年3月まで9回にかけて50.0%まで引き上げ、これまで維持している。