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ゼレンスキー氏、フィリピン大統領と会談 マニラに大使館新設へ
ウクライナのゼレンスキー大統領がフィリピンのマルコス大統領と会談し、フィリピンの支持を受けて大使館を新設することを発表。
フィリピンはウクライナの主権と領土の一体性を支持し、南シナ海問題で中国との対立が続く中、ウクライナに共感を示している。
ゼレンスキー大統領は世界平和サミットへの参加を呼びかけ、マルコス大統領はウクライナとの協力を約束した。
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ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、フィリピンのマルコス大統領とマニラで会談した。ゼレンスキー氏は、フィリピンがウクライナの主権や領土の一体性を支持する立場を表明していることに謝意を伝え、年内にマニラに大使館を新設すると明らかにした。
フィリピンは、南シナ海での領有権を巡って中国との対立が続く。比側船舶の乗組員が負傷する事案が発生するなど、対中関係は緊張状態にある。こうしたことから、ロシアの侵攻に抵抗するウクライナには共感を抱いているとされる。マルコス氏は「戦闘が終結し、政治的解決に至るまでできる限りのことをする」と述べ、協力を約束した。
ゼレンスキー氏は2日にシンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で演説し、自ら提唱し15~16日にスイスで開かれる「世界平和サミット」への参加を各国に呼びかけていた。【バンコク武内彩】