トランプ氏、TikTokアカウント開設 在任中には禁止令

AI要約

ドナルド・トランプ前米大統領がティックトックにアカウントを開設し、動画を投稿。在任中はティックトックを禁じる大統領令を出していたが、現在は若年層の支持拡大を図っている。

トランプ氏はUFCの試合を観戦した際の動画を13秒でティックトックに投稿し、フォロワー数が急増している。

バイデン大統領もティックトックにアカウントを開設しており、同アプリの今後に注目が集まっている。

トランプ氏、TikTokアカウント開設 在任中には禁止令

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領は1日、動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」にアカウントを開設し、動画を初投稿した。在任中はティックトックのダウンロードを禁じる大統領令を出していた。

 トランプ氏は11月の米大統領選での政権復帰を目指し、若年層の有権者の支持拡大を図っている。1日夜、米東部ニュージャージー州ニューアーク(Newark)で総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」の試合を観戦した際の13秒間の動画をティックトックに投稿。2日正午までにフォロワー数は200万人に達した。

 トランプ氏は在任中、国家安全保障上の懸念を理由にティックトックを禁じる大統領令に署名。しかし、カリフォルニア州の連邦地裁は言論の自由への懸念を理由に、同命令を差し止める判断を下していた。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は今年4月、ティックトックの中国の親会社バイトダンス(ByteDance)が米国事業を1年以内に売却しなければ、全米で利用を禁止する法案に署名した。

 一方で、バイデン氏陣営も今年に入り、全米で1億7000万人が利用しているティックトックにアカウントを開設している。【翻訳編集】 AFPBB News