トランプ氏有罪評決、大統領選に影響せずとバイデン陣営 現行路線維持

AI要約

バイデン陣営はトランプ前大統領の不倫口止め料裁判での有罪評決について、法を超越する存在はいないと述べた。しかし、選挙への影響は限定的であり、選挙戦の焦点は民主主義や人工妊娠中絶の権利に置かれるとしている。

バイデン陣営は口止め料裁判の結果に対応を検討してきたが、選挙構図は大きく変わらず、民主主義や人工妊娠中絶の権利を脅かす問題に焦点を当てたまま選挙戦を継続すると発表した。

トランプ氏に対して最終的には投票が唯一の方法であり、彼が共和党の大統領候補になる可能性があるとの見方を示している。

トランプ氏有罪評決、大統領選に影響せずとバイデン陣営 現行路線維持

Jarrett Renshaw

[30日 ロイター] - バイデン米大統領の選挙陣営は30日、トランプ前米大統領が不倫口止め料裁判で有罪評決を受けたことについて、法を超越する存在はいないことが示されたと述べた。一方で、11月の大統領選の構図にはほとんど影響しないとの見方を示した。

バイデン陣営の広報担当マイケル・タイラー氏は「トランプ氏を大統領執務室に入れさせない方法は依然として一つしかない。投票だ」と訴えた。

関係者によると、バイデン陣営は口止め料裁判の結果にどう対応するか数週間前から検討してきたが、有罪評決が出ても大統領選の構図が大きく変わることはないとみて、最終的に方針転換しない決定を下した。

これまで通り、民主主義への脅威や人工妊娠中絶の権利に焦点を当てた選挙戦を継続する意向という。

タイラー氏は「有罪であろうとなかろうと、トランプ氏は共和党の大統領候補になるだろう」と述べた。

ホワイトハウスは評決について「法の支配を尊重する」と述べるにとどめた。