韓国5月輸出は11.7%増、8カ月連続プラス 半導体需要が旺盛

AI要約

韓国の5月の輸出が11.7%増の581億5000万ドルとなり、1年10カ月ぶりの高水準を達成。

半導体や情報技術製品の輸出が伸び、自動車や船舶も増加。主要輸出先は米国と中国。

一方、5月の輸入は2.0%減の531億9000万ドルで、貿易黒字は2020年12月以来の最大となった。

韓国5月輸出は11.7%増、8カ月連続プラス 半導体需要が旺盛

[ソウル 1日 ロイター] - 韓国産業通商資源省が1日発表した5月の貿易統計によると、輸出は前年同月比11.7%増の581億5000万ドルと、1年10カ月ぶりの高水準となった。

8カ月連続で増加したものの、伸び率は4月の13.8%からやや鈍化し、ロイター調査によるエコノミスト予想の14.2%増も下回った。

半導体輸出が54.5%増と7カ月連続で増加。ディスプレーパネルやコンピューター、無線通信機器など情報技術製品も伸びた。

自動車輸出は4.8%増、船舶は108.4%増加した。

輸出先別では、米国向けが15.6%増と10カ月連続増加。中国向けは7.6%増の114億ドルと1年7カ月ぶり高水準となったほか、3カ月連続で伸びが加速。米国向けを4カ月ぶりに上回った。

安德根産業通商資源相は「輸出の伸びに強い弾みがついている。政府は上向き傾向が今年いっぱい持続するよう最大限支援していく」と述べた。

5月の輸入は2.0%減の531億9000万ドル。1年2カ月ぶりに増加した前月の5.4%増から減少に転じたほか、エコノミスト予想の3.3%増も下回った。

5月の貿易黒字は49億6000万ドルと、4月の15億3000万ドルから拡大、2020年12月以来最大となった。