北朝鮮また「汚物風船」約720個飛来 韓国「耐え難い措置に着手」

AI要約

北朝鮮からの汚物やゴミをぶら下げた風船が再び韓国に飛来し、約720個の風船が確認された。

韓国側は北朝鮮に対する措置を検討し、南北の対立が深まっている状況。

飛来した風船の中身はたばこの吸い殻や紙くずなどで、前回の飛来後に北朝鮮側から再度風船を飛ばす意向が示されていた。

北朝鮮また「汚物風船」約720個飛来 韓国「耐え難い措置に着手」

 北朝鮮から汚物やゴミをぶら下げた風船が1日夜から、再び韓国に飛来した。2日午後1時までに、先月下旬に飛来した数の2倍超にあたる約720個が確認された。韓国側は国家安全保障会議(NSC)で「(北朝鮮にとって)耐え難い措置に着手する」との方針を決め、南北の対立が深まっている。

 韓国軍の合同参謀本部によると、「汚物風船」は1日午後8時ごろから、1時間当たり20~50個が浮遊し、ソウルなどに落下した。軍や警察が出動して回収したところ、今回の中身はたばこの吸い殻や紙くず、布きれ、ビニールなどだった。

 前回の飛来後、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹で朝鮮労働党副部長の金与正(キムヨジョン)氏は「『誠意の贈り物』として引き続き拾い集めるべきだ」との談話を出し、再度風船を飛ばすことを予告していた。