モネの絵画にポスター貼り付け 環境活動家を逮捕 仏オルセー美術館

AI要約

パリのオルセー美術館で環境活動家が印象派の巨匠モネの絵画にポスターを貼り付け逮捕された。

美術館に修復不能な被害はなかったが、女は持続可能な食料生産を訴える団体のメンバーであり、再び芸術作品を汚した事件を起こしていた。

動画で温暖化への警告を発し、モネの作品を見せて将来への悪夢のような風景が待ち受ける可能性を訴えた。

 【パリAFP時事】パリのオルセー美術館で1日、環境活動家の女が印象派の巨匠モネの絵画「ひなげし」にポスターを粘着物で貼り付け、逮捕された。

 警察筋がAFP通信に明らかにした。同美術館によると、修復不能な被害はなかった。

 女は「持続可能な食料生産」を訴える団体のメンバー。この団体は地球温暖化への関心喚起を狙い、芸術作品を汚す行為を繰り返している。1月にはパリのルーブル美術館で名画「モナリザ」にスープをかける事件を起こしていた。

 女はX(旧ツイッター)に投稿した動画の中で、モネの作品の上に血のように赤い色のポスターを貼り付け、「もし対策が講じられなければ、(温暖化によって)この悪夢のような風景が私たちを待ち受けている」と主張した。