「YUMEJI展」6月1日に開幕 東京都庭園美術館、竹久夢二の画業たどる

AI要約

東京都庭園美術館で開幕するYUMEJI展には竹久夢二の名作が展示される。

展示では岡山市の夢二郷土美術館のコレクションを中心に約180点が紹介される。

邸宅内に夢二の色紙が飾られていた逸話があり、アール・デコ様式の美しい建築も見どころとなっている。

「YUMEJI展」6月1日に開幕 東京都庭園美術館、竹久夢二の画業たどる

旧宮邸として建てられた東京・白金台の東京都庭園美術館で1日に開幕する巡回展「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」(8月25日まで)の内覧会が5月31日、行われた。来場者は優美な邸宅空間で披露される新発見の油彩画「アマリリス」などの名作に見入っていた。

大正から昭和にかけて活躍した画家・竹久夢二の画業を新たな研究成果をふまえてたどる同展。出身地・岡山市の夢二郷土美術館のコレクションを中心に約180点を展示する。

東京都庭園美術館は旧皇族・朝香宮家の邸宅として1933年に建設され、アール・デコ様式の美しい建築で知られる。同家の居住当時、邸宅内には夢二の色紙などが飾られていたという逸話もある。

内覧会では、監修者の岡部昌幸・帝京大名誉教授/群馬県立近代美術館特別館長が「『洋画家・夢二』の真価を存分に味わえる。邸宅空間をいかした施工や展示にも注目してほしい。夢二の芸術を今一度振り返ることができる格好の機会」と見どころを語った。