トピックス

月の裏側の土を採取し地球に帰還 中国の無人探査機、史上初
2024.06.25

月の裏側の土を採取し地球に帰還 中国の無人探査機、史上初

 月の裏側の土を採取した中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)6号」が25日、地球に帰還した。国営中央テレビが同日午後2時5分(日本時間午後3時5分)すぎごろ、内モンゴル自治区に着陸する様子を報じた。月の裏から試料を持ち帰る「サンプルリターン」は史上初で、今後の分析結果が注目される。

「箸・ペンが持てない」急増 指に激痛“へバーデン結節”
2024.06.25

「箸・ペンが持てない」急増 指に激痛“へバーデン結節”

この梅雨の時期に悪化しやすくなる、関節の痛みについてです。 関節痛の中でも、近年増えているのが、指に激痛が走る『ヘバーデン結節』と呼ばれる症状です。ジメジメした梅雨の季節に、関節の痛みが強まります。60代女性「湿気が多いと、全身の関節が痛くなる。立った

新型コロナ感染者増加 気になる症状 風邪との違いは?…子どもは<手足口病、溶連菌
2024.06.25

新型コロナ感染者増加 気になる症状 風邪との違いは?…子どもは<手足口病、溶連菌

 新型コロナウイルスの感染者が増えてきています。厚生労働省によると、直近の6月10~16日の1週間に、全国約5000か所の定点医療機関から報告された1医療機関あたりの感染者数は4.16人で、6週連続で増加しています。今、流行している新型コロナの特徴について、多摩ファミリークリニック(川崎市)院

がんの男児の精巣保存、成人後の不妊治療に備え技術開発へ…日米チーム「精巣バンク」計画
2024.06.24

がんの男児の精巣保存、成人後の不妊治療に備え技術開発へ…日米チーム「精巣バンク」計画

 がん治療を受ける男児の精巣の一部を凍結して長期保存し、成人後に正常な精子を作れるようにする不妊治療技術の開発に、大阪大など日米共同研究チームが着手した。将来の実用化を見据え、男児の精巣の一部を採取する「精巣バンク」の運用を、来年にもスタートさせる計画だ。 がんで放射線照射や抗が

18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
2024.06.24

18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」

 ある小学校で3年生に出題された算数の問題が、X(Twitter)をざわつかせています。「18÷0=?」……って、それ割れないやつでは? 話題の発端は、イラストレーターのちゃーろーさん。娘さんが「どうしていいか分からない」と見せてきた宿題の小問、「18÷0」に頭を抱えることとなり

「六月病」はうつ病の入り口 「五月病」とは深刻さが違う 責任感や大人の付き合い…ため込んだストレスで「伸びきって戻らないバネ」に 早期発見には周囲の協力が重要
2024.06.23

「六月病」はうつ病の入り口 「五月病」とは深刻さが違う 責任感や大人の付き合い…ため込んだストレスで「伸びきって戻らないバネ」に 早期発見には周囲の協力が重要

ここ数年、6月頃に心身に不調をきたす「六月病」が増えているという。4月に入社や異動などで環境が変わることが原因だが、昔からよく聞く「五月病」とは、似ているようで異なるものらしい。職場のメンタルヘルスに詳しい「人形町メンタルクリニック」の勝久寿院長に、「六月病」の症状や予防法につい

「爪噛み症」なぜ噛んでしまうのか?…皮膚科医・小児科医と考える 身体への影響は?対処法は?「爪噛みは親の愛情不足」は迷信
2024.06.23

「爪噛み症」なぜ噛んでしまうのか?…皮膚科医・小児科医と考える 身体への影響は?対処法は?「爪噛みは親の愛情不足」は迷信

爪を噛む癖は「爪噛み症」や「咬爪症(こうそうしょう)」と呼ばれる病気の一つです。実は、記者自身も爪噛み症の当事者。幼少期~大学まで10年以上の長い間、爪を噛む癖が治らず、やめたくてもやめられないという気持ちが痛いほど分かるのです。なぜ爪を噛んでしまうのか、皮膚科医と

「ジャンボタニシ」大量発生、稲の食害が3倍超に 暖冬の影響か
2024.06.23

「ジャンボタニシ」大量発生、稲の食害が3倍超に 暖冬の影響か

 稲を食い荒らす大型の巻き貝「ジャンボタニシ」(スクミリンゴガイ)による被害が各地で相次いでいる。佐賀県は今月5日、平年の約3倍の生息数を確認したなどとして注意報を発表。千葉県では食害を受けた稲が平年の3倍超に上る。なぜ被害が広がっているのか。 ◇半分食べられた田んぼも<

脳死臓器移植の施設強化を政府に提言…自民党の議員連盟、診療報酬の増額など
2024.06.23

脳死臓器移植の施設強化を政府に提言…自民党の議員連盟、診療報酬の増額など

 自民党の臓器移植を考える議員連盟(会長・田村憲久・元厚生労働相)が、政府に近く提出する今年度の提言で、脳死下の臓器提供の大幅な増加にも対応できるよう、移植施設の体制強化を柱に据えたことが分かった。東京大などの移植施設で、人員や病床の不足から、提供された臓器の受け入れを断念する事例が相次ぐ問題

マレーバク「ひでお」、台湾への移動中に死ぬ よこはま動物園ズーラシアから個体交換、SNSに悲しみの声
2024.06.22

マレーバク「ひでお」、台湾への移動中に死ぬ よこはま動物園ズーラシアから個体交換、SNSに悲しみの声

 よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)は22日、同園で飼育していたマレーバクの「ひでお」(2歳)が台湾の動物園への移動中に死んだと発表した。繁殖を念頭に置いた個体交換のための出園で、前日に見送られたばかりだった。交流サイト(SNS)では突然の死を悲しむ市民たちの声が広がっている。

下り方が分からない!? “階段イップス”に悩む人たち…「右と左、どっちの足をどこに着地するか」「焦ると余計に」 克服法は?
2024.06.21

下り方が分からない!? “階段イップス”に悩む人たち…「右と左、どっちの足をどこに着地するか」「焦ると余計に」 克服法は?

 「今日大丈夫かなと心配になった瞬間に(症状が)よく出る。友だちに伝えても気持ちを共有できなくて…」 こう話すのは、10年ほど前から“ある症状”に悩まされているという昼寝さん(仮名)。その症状とは… 「階段を上り下りしている時に、どっちの足を出していいか分からなくな

プール開き前、掃除中に生き物を見つけたら… 「連絡してほしい」水族館が呼びかける理由
2024.06.21

プール開き前、掃除中に生き物を見つけたら… 「連絡してほしい」水族館が呼びかける理由

プール開きの前の掃除で、もし生き物を見つけたら…?とある水族館が、水生昆虫の生息状況を調べようと、情報提供を求めています。授業が始まる前のプールには、いったいどんな生き物がいるのでしょうか?そろそろプール開きの時期です。先日、埼玉県羽生市にある「羽生水郷公園(さいたま水族館)」が

レアメタル豊富なマンガン団塊、南鳥島の近海に…コバルト75年分やニッケル11年分
2024.06.21

レアメタル豊富なマンガン団塊、南鳥島の近海に…コバルト75年分やニッケル11年分

 日本の排他的経済水域(EEZ)内の小笠原諸島・南鳥島(東京都)沖にある深海の鉱床に、レアメタル(希少金属)を豊富に含むマンガン団塊が2億トン以上密集していることが、東京大学や日本財団などの探査で判明した。世界的に供給不足が心配されるコバルトは国内消費量の約75年分、ニッケルは約11年分と推計

蚊が腹八分目で血を吸うのを止める謎を解明 カギは血液に 理研など
2024.06.21

蚊が腹八分目で血を吸うのを止める謎を解明 カギは血液に 理研など

 蚊は、体重が2倍以上になるほどの血を素早く吸って皮膚から離れる。吸血を止める信号があるためで、この信号になる物質を理化学研究所と東京慈恵会医科大のグループが突き止めた。蚊に血を吸われると、かゆいだけでなく、日本脳炎、マラリアやデング熱などの病原体に感染する恐れがある。グループは感染症対策につ

学校健診に相次ぐクレーム 「下半身を見られた」「下腹部を触られた」…確認したい三つの病気
2024.06.20

学校健診に相次ぐクレーム 「下半身を見られた」「下腹部を触られた」…確認したい三つの病気

 学校健診の際、医師に体を触られ不快な思いをしたなどと子どもが訴える事例が、各地で報告されています。体の状態を調べるために、子どもの服を脱がせたり体に触ったりする必要はあるのでしょうか。長年、学校健診に携わっている奈義ファミリークリニック(岡山県奈義町)所長の松下明さんに聞きました。(聞き手・

「なんでちっちゃいの?」身長85センチの小3男児 半年に1回手術…難病と向き合う親子の日常
2024.06.20

「なんでちっちゃいの?」身長85センチの小3男児 半年に1回手術…難病と向き合う親子の日常

骨や軟骨を作る遺伝子の変異が原因で身長が伸びない病気「脊椎骨端異形成症」。非常にまれな難病で、生まれながら病気と闘っている小学生が大分市にいます。■根本的な治療法なく…呼吸機能に影響大分市に住む小学3年生の是永橙吾くん。背骨をまっすぐにする側弯症の治療のため、半年に

【注意】最高167度に上昇…瞬間接着剤でやけど?つけ爪付けて1カ月通院のやけどの事例も 国民生活センターが注意喚起
2024.06.19

【注意】最高167度に上昇…瞬間接着剤でやけど?つけ爪付けて1カ月通院のやけどの事例も 国民生活センターが注意喚起

国民生活センターは19日、つけ爪用接着剤が指に垂れてやけどを負うなど、瞬間接着剤によるやけどの事例が寄せられているとして注意喚起した。国民生活センターによると2023年11月に、10代の女性がつけ爪用接着剤が手指に垂れ、ティッシュペーパーで拭き取ったところ、2度のやけどを負い、1

移植待機者数や術後生存率、年度内にも病院別に公開へ…患者の特定施設への集中緩和に期待
2024.06.19

移植待機者数や術後生存率、年度内にも病院別に公開へ…患者の特定施設への集中緩和に期待

 脳死者から提供された臓器を移植する医療体制が逼迫(ひっぱく)する中、厚生労働省は18日、移植を待つ患者数や移植後の生存率などを移植施設ごとに公開する方針を表明した。臓器あっせん機関の日本臓器移植ネットワーク(JOT)などが構築を進めるデータベースを活用し、今年度中の公開を目指す。手術実績の多

万引きを繰り返し、幾度も懲役刑…85歳の女 弁護側が主張「窃盗症(=クレプトマニア)」とは?
2024.06.18

万引きを繰り返し、幾度も懲役刑…85歳の女 弁護側が主張「窃盗症(=クレプトマニア)」とは?

万引きを繰り返し、幾度も実刑を受けた無職の女(85)が、また窃盗容疑で逮捕され、常習累犯窃盗の罪に問われています。裁判で弁護側は、万引きを繰り返すのは「窃盗症」による影響で、自分ではコントロールできないと主張しました。「窃盗症(=クレプトマニア)」とは、どういうものなのでしょうか

【独自】脳死疑い患者は年1万人、厚労省が初推計…実際の「判定」は132人どまり
2024.06.18

【独自】脳死疑い患者は年1万人、厚労省が初推計…実際の「判定」は132人どまり

 脳卒中や不慮の事故などが招く脳死の可能性がある患者が、2023年の1年間に、国内で少なくとも約1万人にのぼったとする初の推計結果を、厚生労働省の研究班がまとめた。同年、臓器提供のために脳死と判定されたのは132人にとどまっている。研究班は、医師らが家族に臓器提供の選択肢を示すことが増えれば、