# 高裁判決

7月中にも原告らと直接面会 岸田首相が旧優生保護法違憲判決受けて「おわびの言葉を直接お伝えしたい」
2024.07.04

7月中にも原告らと直接面会 岸田首相が旧優生保護法違憲判決受けて「おわびの言葉を直接お伝えしたい」

旧優生保護法の下で不妊手術を強制された人々が国を訴えた裁判で、最高裁大法廷は、旧優生保護法は憲法に違反するとして国に賠償を命じる判決を言い渡しました。判決を受け、岸田首相は、原告らに直接おわびする考えを表明しました。岸田首相:真摯(しんし)に反省し、心

旧優生保護法は憲法違反「著しく正義・公平の理念に反し到底容認できない」最高裁判決
2024.07.04

旧優生保護法は憲法違反「著しく正義・公平の理念に反し到底容認できない」最高裁判決

旧優生保護法により不妊手術を強制された人たちが国に賠償を求めた裁判で、最高裁大法廷は旧優生保護法を憲法違反とし、国に賠償を命じる判決を言い渡しました。最高裁大法廷がきのう判決を言い渡したのは、旧優生保護法により不妊手術を強制された人たちが国に賠償を求めた5つの裁判です。<

旧優生保護法下での“強制不妊手術”は「違憲」戦後最大の人権侵害に決着 最高裁、国へ賠償請求
2024.07.04

旧優生保護法下での“強制不妊手術”は「違憲」戦後最大の人権侵害に決着 最高裁、国へ賠償請求

  旧優生保護法(1948~1996年)のもとで、障がい者らが不妊手術を強制されたのは憲法違反だとして、全国の被害者らが国に損害賠償を求めた5件の訴訟で、最高裁は3日、この法律を憲法違反として国の賠償責任を認めた。 二審で原告が勝訴した4件で国の上告を棄却し、判決が確定した。原告

「救済の道広げた」 松久三四彦・北海学園大学特任教授 旧優生保護法判決
2024.07.03

「救済の道広げた」 松久三四彦・北海学園大学特任教授 旧優生保護法判決

旧優生保護法を違憲とした3日の最高裁判決の意義などについて、松久三四彦(みよひこ)・北海学園大学法務特任教授(民法)について聞いた。旧優生保護法を違憲とした今回の最高裁判決は、不法行為から20年で損害賠償請求権が消滅するとする「除斥期間」について、著しく正義・公平の理念に反する場

「これで安心」原告の92歳男性が亡き妻に手話で報告、旧優生保護法訴訟 最高裁違憲判決
2024.07.03

「これで安心」原告の92歳男性が亡き妻に手話で報告、旧優生保護法訴訟 最高裁違憲判決

旧優生保護法下で障害などを理由に国が強制した不妊手術を巡る訴訟で最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)が3日、旧法を違憲とし、国の賠償責任を認める統一判断を初めて示した。旧法制定から70年あまり。判決により被害者の全面救済への道が開かれたが、長すぎる歳月により、この世を去った当事者もいる。原告ら

「声上げられない苦しみ」に司法の光 強制不妊、問われる国の覚悟
2024.07.03

「声上げられない苦しみ」に司法の光 強制不妊、問われる国の覚悟

 戦後最大の人権侵害とされる強制不妊手術被害の闇にようやく司法の光が差し込んだ。最高裁大法廷は旧優生保護法を違憲と認め、被害者の救済を怠ってきた国を断罪するだけでなく、「声を上げられない人々」の尊厳を取り戻す歴史的な判決を言い渡した。 これまでの訴訟で、国は旧法の違憲性について見

「除斥期間」とは? 旧優生保護法訴訟、最高裁判決のポイント
2024.07.03

「除斥期間」とは? 旧優生保護法訴訟、最高裁判決のポイント

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制された被害者らが国に損害賠償を求めた5件の訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は3日、旧法の規定を憲法違反と判断し、国の賠償責任を認めた。不法行為から20年で損害賠償請求権が消滅する「除斥期間」については、旧法の被害者には

「時の壁」に風穴 旧優生保護法訴訟 除斥期間巡り最高裁が35年ぶり判例を変更
2024.07.03

「時の壁」に風穴 旧優生保護法訴訟 除斥期間巡り最高裁が35年ぶり判例を変更

旧優生保護法下で不妊手術を強制されたとして被害者らが国に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁大法廷は3日、原告側の訴えを全面的に認めた。約2万5千人が受けたとされる不妊手術で、声を上げた被害者はごく一握り。最高裁は、自らが35年前に打ち立てた判例を変更し、原告らの前に立ちはだかってきた「時の壁」に風

旧優生保護法は「違憲」、国に賠償命じる 除斥期間適用せず 被害救済へ 最高裁大法廷
2024.07.03

旧優生保護法は「違憲」、国に賠償命じる 除斥期間適用せず 被害救済へ 最高裁大法廷

旧優生保護法下で障害などを理由に不妊手術を強制されたのは憲法違反だとして、各地の被害者らが国に損害賠償を求めた5件の訴訟の上告審で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は3日、「旧法は憲法違反」として国の賠償責任を認める統一判断を示した。原告はいずれも手術から長期間が経過しているが、不法行為か

旧優生保護法 最高裁判決受け超党派議連が謝罪「すさまじい被害を与えたことを心から謝罪」
2024.07.03

旧優生保護法 最高裁判決受け超党派議連が謝罪「すさまじい被害を与えたことを心から謝罪」

最高裁が旧優生保護法を違憲と判断し国に賠償を命じた判決を受け、旧優生保護法が議員立法で成立した経緯を踏まえ、超党派の議連のメンバーが原告団らに謝罪しました。旧優生保護法は1948年、議員立法で国会に提出され、衆参ともに全会一致で成立しました。きょうの最高裁判決が旧優

旧優生保護法、国の賠償責任認める最高裁判決 林官房長官「賠償を速やかに行う」
2024.07.03

旧優生保護法、国の賠償責任認める最高裁判決 林官房長官「賠償を速やかに行う」

旧優生保護法の下の不妊手術をめぐり、最高裁大法廷が旧優生保護法は憲法違反として国の賠償責任を求める判決を言い渡したことについて、林官房長官は現時点では判決の詳細は把握していないとした上で「本日確定した判決に基づく賠償を速やかに行う」と述べました。また「判決内容を精査の上、原告の皆

最高裁、除斥期間の判例変更し例外認める
2024.07.03

最高裁、除斥期間の判例変更し例外認める

 最高裁は、損害賠償請求権が20年の経過で一律消滅するとした1989年の判例を変更し、著しく正義・公平の理念に反する場合、裁判所は除斥期間を適用しない判断が可能とした。除斥期間に例外を認めた。

首相、原告との今月面会を加藤担当相に指示
2024.07.03

首相、原告との今月面会を加藤担当相に指示

 岸田文雄首相は3日、旧優生保護法を違憲とした最高裁判決を巡り加藤鮎子こども政策担当相と官邸で会い、首相と原告ら当事者との面会を今月中に設定するよう指示した。会談後、加藤氏が記者団に明らかにした。

旧優生保護法の「違憲」判決、林官房長官「適切に対応」 原告と岸田首相の面会も検討
2024.07.03

旧優生保護法の「違憲」判決、林官房長官「適切に対応」 原告と岸田首相の面会も検討

林芳正官房長官は3日の記者会見で、旧優生保護法を「違憲」とし、国の賠償責任を認めた最高裁判決について「賠償を速やかに行うとともに、判決内容を精査の上、適切に対応する」と述べた。原告と岸田文雄首相の面会に関しても「検討する」と語った。

大法廷に響く拍手、光る涙 「重大な犠牲」字幕見つめ
2024.07.03

大法廷に響く拍手、光る涙 「重大な犠牲」字幕見つめ

 「正当な理由なく差別し、重大な犠牲を求めた」。天窓から光の差し込む大法廷に響く裁判長の言葉に、原告らはじっと聞き入った。最高裁が旧優生保護法を違憲とする判決を下した3日。言い渡しが終わった瞬間、傍聴席からは拍手が湧き起こり、原告らは感極まって涙ぐみ、弁護団と固く握手を交わした。

林官房長官 旧優生保護法下での強制不妊手術に対し国に賠償判決「確定した判決に基づく賠償を速やかに行う」
2024.07.03

林官房長官 旧優生保護法下での強制不妊手術に対し国に賠償判決「確定した判決に基づく賠償を速やかに行う」

旧優生保護法の下で不妊手術を強制された人々が国を訴えた裁判で、最高裁大法廷が、国に賠償を命じる判決を言い渡したことについて、林官房長官は3日の会見で「旧優生保護法の規定を憲法違反として、国家賠償法上の違法を認める判決が出されたと承知している。判決が言い渡されたばかりで、現時点では判決の詳細は把

最高裁で勝訴「67年間苦しんできた。こんなに嬉しいことない」14歳で”強制パイプカット”された夫、意を決して妻に秘密打ち明けた 旧優生保護法は憲法違反、国に賠償命令
2024.07.03

最高裁で勝訴「67年間苦しんできた。こんなに嬉しいことない」14歳で”強制パイプカット”された夫、意を決して妻に秘密打ち明けた 旧優生保護法は憲法違反、国に賠償命令

最高裁大法廷は7月3日午後、「旧優生保護法」は憲法に違反するとして、国に賠償を命じる判決を言い渡しました。かつての優生保護法は、障害のある人などに強制的に不妊手術することを認め、およそ1万6000人が本人の同意を得ずに手術を受けたとされています。兵庫県明石市に住む小林宝二さん、9

旧優生保護法違憲判決 「思い伝わり夢のよう」 原告団に歓喜の輪
2024.07.03

旧優生保護法違憲判決 「思い伝わり夢のよう」 原告団に歓喜の輪

 旧優生保護法下で強制された不妊手術について、最高裁大法廷は3日、国の賠償責任を認めた。最高裁正門前では、支援者から拍手が湧き起こり、歓喜の輪が広がった。 原告の一人、東京都在住の北三郎さん(81)=活動名=は「今までありがとございます」と自ら揮毫(きごう)した旗を掲げた。

強制不妊被害者と首相の面会 官房長官「検討」 最高裁判決受け
2024.07.03

強制不妊被害者と首相の面会 官房長官「検討」 最高裁判決受け

 林芳正官房長官は3日の記者会見で、最高裁大法廷が旧優生保護法規定を憲法違反と判断した上で、国の賠償責任を認める判決を出したことを受け、「本日確定した判決に基づく賠償を速やかに行うとともに、今後関係省庁において判決内容を精査の上、適切に対応を検討していく」と述べた。被害者と岸田文雄首相との面会

【速報】旧優生保護法訴訟で最高裁 国の賠償責任認める判決 高裁で敗訴・仙台の裁判は「破棄差し戻し」
2024.07.03

【速報】旧優生保護法訴訟で最高裁 国の賠償責任認める判決 高裁で敗訴・仙台の裁判は「破棄差し戻し」

旧優生保護法のもと不妊手術を強制された被害者が国に損害賠償を求めた一連の裁判について、最高裁判所は先ほど旧優生保護法を「違憲」とし、国の賠償責任を認める判決を言い渡しました。 また、不法行為から20年で賠償請求権がなくなるとされる「除斥期間」については適用を認めませんでした。 最高裁判決の対象