# 自然保護

長野県、御嶽山の「国定公園」指定に向け手続きへ…ブランド力向上や岐阜県との一体PRに期待
3時間前

長野県、御嶽山の「国定公園」指定に向け手続きへ…ブランド力向上や岐阜県との一体PRに期待

 長野県は3日、長野・岐阜県境にまたがる御嶽山(3067メートル)の国定公園指定に向けて、今年度末までに計画書などを作成して環境大臣へ指定を申し出る方針を示した。早ければ来年度末の指定が見込まれ、ブランド力の向上や両県一体でのPRに期待がかかる。 長野県議会環境文教委員会で明らか

能登のトキ放鳥「復興のシンボル」に 放鳥計画実現へ、被災乗り越え環境づくり
9時間前

能登のトキ放鳥「復興のシンボル」に 放鳥計画実現へ、被災乗り越え環境づくり

半年前の地震で甚大な被害を受けた石川県の能登半島は、国の特別天然記念物・トキが本州最後に捕獲された地だ。トキの保護繁殖に取り組む環境省から放鳥候補地に選定され、早ければ令和8年度の放鳥に向け機運が高まっていた中で起きた地震。地元関係者は未曾有の被害にも諦めず環境保全などを進めている。<

保全活動で環境大臣表彰 「ホトケドジョウ」守る会 調査や普及啓発評価/兵庫・丹波市
12時間前

保全活動で環境大臣表彰 「ホトケドジョウ」守る会 調査や普及啓発評価/兵庫・丹波市

 兵庫県内では丹波市でのみ生息が確認されている希少な淡水魚、ホトケドジョウの保護活動に取り組む団体「丹波地域のホトケドジョウを守る会」(山科ゆみ子会長)が、「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞した。2006年の団体設立以来、継続的にフィールド調査を行っていることや、環境学習として小学

北海道に日本最大の国立公園が誕生!国定公園との違いは?
14時間前

北海道に日本最大の国立公園が誕生!国定公園との違いは?

先月25日、日本で35番目の国立公園として、日高山脈襟裳十勝国立公園が指定されました。南北およそ140km、面積にして25万ha以上と、日本最大の国立公園となります。「国立公園」と聞くと、近所の遊具がある公園や市が運営している公園よりも広いイメージがあります。ただ、国立公園もあれば「国定公園」

本当に背負って運びます!「大井川源流の碑」河口から山岳エリアへ163kmリレー【南アルプス】
14時間前

本当に背負って運びます!「大井川源流の碑」河口から山岳エリアへ163kmリレー【南アルプス】

南アルプスから駿河湾へと流れる大井川の、河口から源流までを総勢160人以上でつなぎ、石碑を設置するリレーが始まりました。全長163km、3000m峰が連なる山岳エリアを目指す過酷な旅です。「大井川源流の碑」は南アルプスがユネスコのエコパークに指定されて10年となるのを記念して設置

標高の高い川、源流近くにしかいない15センチの小さな体 「ヒダサンショウウオ」見つけた
2024.07.05

標高の高い川、源流近くにしかいない15センチの小さな体 「ヒダサンショウウオ」見つけた

 京都府亀岡市畑野町土ケ畑で、地域にいる希少な生き物について学ぶ催しがあった。地元の大路次川の源流では、府が定める準絶滅危惧種ヒダサンショウウオを見つけるなど、貴重な生態系に触れた。 ヒダサンショウウオは、標高の高い川の源流近くにしか生息していない。亀岡市畑野町や京都府南丹市園部

里山の初夏を彩るエメラルドの光沢 「アサヒナカワトンボ」を撮影
2024.07.04

里山の初夏を彩るエメラルドの光沢 「アサヒナカワトンボ」を撮影

 日本の原風景とも言える、里山のため池や小川。人口減による耕作放棄や護岸工事、外来種などで生態系が脅かされている。 日本トンボ学会員の喜多英人さん(65)は5月下旬、群馬県みなかみ町の小川で、「アサヒナカワトンボ」を撮影した。エメラルド色の光沢のある体で「初夏を代表する、里山を彩

新人ハンター入門セミナー 根室市、好評により9月に第2弾
2024.07.04

新人ハンター入門セミナー 根室市、好評により9月に第2弾

 北海道根室市は9月にも新人ハンター入門セミナーを開催する。初開催となった5月のセミナーに続く第2弾で、セミナー効果か、今月の狩猟免許試験には根室管内で15人が挑戦する予定だ。初回が定員を超える参加を数えたことから、新人ハンターの養成機会を増やし、パトロールなど出動機会が増えている北海道猟友会

「下りマツ」文化財指定解除を決定 相馬市教委、枯死で早期伐採へ
2024.07.04

「下りマツ」文化財指定解除を決定 相馬市教委、枯死で早期伐採へ

 福島県相馬市教委は2日、定例会を開き、生存が危機的な状態だった市指定天然記念物「下(さが)りマツ」(同市尾浜字札ノ沢)について、市文化財としての指定の解除を決めた。付近は交通量が多く、枝の落下なども懸念されることから、早期に伐採する方針。 市教委によると、葉が茶色に変わったため

天然記念物コウノトリ 市貝町に飛来 兵庫県と広島県から来たとみられる
2024.07.03

天然記念物コウノトリ 市貝町に飛来 兵庫県と広島県から来たとみられる

 国の特別天然記念物のコウノトリが2羽、6月から市貝町に飛来しています。町ではマナーを守って見守ってほしいと呼びかけています。 6月17日に、市貝町杉山の水田にコウノトリ2羽が飛来しているのが確認されました。7月3日も町の北部で確認することができました。 市貝町によ

生きた化石、オオサンショウウオを保護 体長87センチで目立った傷なし 大分・宇佐市
2024.07.03

生きた化石、オオサンショウウオを保護 体長87センチで目立った傷なし 大分・宇佐市

国の特別天然記念物で、生きた化石と呼ばれるオオサンショウウオが、大分県宇佐市の駅館川で保護されました。保護されたオオサンショウウオは体長87センチで、6月30日、堰堤に体が挟まった状態で発見されました。目立った傷はないということです。九州唯一の生息地、宇佐市では生態

奄美のカニ2種が希少野生動植物に 鹿児島県が指定
2024.07.03

奄美のカニ2種が希少野生動植物に 鹿児島県が指定

 鹿児島県は2日、いずれも奄美大島に生息するムツハアリアケガニ科のコウナガカワスナガニとヨウナシカワスナガニの2種を新たに、県の希少野生動植物に指定したと発表した。今回の指定で県指定希少野生動植物は計57種(動物20種、植物37種)となった。 県自然保護課などによると、コウナガカ

10年目迎え最後の勉強会 絶滅危惧種「アゼオトギリ」 三重・多気町役場で
2024.07.02

10年目迎え最後の勉強会 絶滅危惧種「アゼオトギリ」 三重・多気町役場で

 夏ごろ直径1センチほどの黄色い花を咲かせる絶滅危惧種「アゼオトギリ」の第14回保全勉強会(座長・平山大輔三重大学教授)が6月29日午後1時から、三重県多気郡多気町相可の町役場であり、自生地での個体数の減少などを踏まえて種子を長期保存するため環境省に送ることや、約10年にわたる保全活動を報告書

公園に落ちていた「梅の実」を勝手に取って帰ったママ友…。「梅酒」を作るそうですが、落ちていた実で作っていいのでしょうか?
2024.07.02

公園に落ちていた「梅の実」を勝手に取って帰ったママ友…。「梅酒」を作るそうですが、落ちていた実で作っていいのでしょうか?

公園にある梅の木からたくさんの梅の実が落ちている光景を見たときに、「梅の実を拾って梅酒を作りたい」と思わず考えてしまう人もいるのではないでしょうか。そんなときに気になるのが、勝手に持ち帰っていいのかということです。公園を管理しているのは自治体ですが、許可を得ることなく公園内に落ち

夏ホッキ漁スタート 初日は4.6㌧水揚げ 苫小牧沿岸
2024.07.02

夏ホッキ漁スタート 初日は4.6㌧水揚げ 苫小牧沿岸

 水揚げ日本一を誇る苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)のホッキ漁は2日、今季の夏漁が苫小牧沿岸で始まった。初日は漁船11隻で約4・6トンを水揚げし、卸売価格は1キロ当たり1401~719円の高値で取引。今季はホッキ貝の順調な資源回復を背景に、漁獲枠は夏、冬合わせて924トンに設定している。<

絶滅危惧1A類オオハラビロトンボ確認 川南湿原
2024.07.02

絶滅危惧1A類オオハラビロトンボ確認 川南湿原

 宮崎県川南町の川南湿原で、県版レッドデータブックでごく近い将来に野生絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧1A類」に分類されるオオハラビロトンボが確認された。8月中旬ごろまで朝夕を中心に観察できる。

富士山の山梨側「吉田ルート」が山開き 入山規制と通行料徴収スタート 初日は大きな混乱なし
2024.07.02

富士山の山梨側「吉田ルート」が山開き 入山規制と通行料徴収スタート 初日は大きな混乱なし

 富士山の山梨県側の登山道「吉田ルート」が1日、静岡県側の3ルートに先行して開通した。山梨県は今年から新たに、人数と時間帯の入山規制を行い、県有地の通行料2千円の支払いを義務化した。新制度の運用に大きな混乱はなく、登山客からは「自然保護には必要なこと」と導入を歓迎する声が聞かれた。

「北海道で多数のクマ出没中。山では鈴や笛で音を」道内入りする飛行機で警告アナウンス 『クマ対策は機内から』観光客への呼びかけ開始 7月1日から8月31日までの約2か月間 JALとAIRDOの北海道便
2024.07.01

「北海道で多数のクマ出没中。山では鈴や笛で音を」道内入りする飛行機で警告アナウンス 『クマ対策は機内から』観光客への呼びかけ開始 7月1日から8月31日までの約2か月間 JALとAIRDOの北海道便

 観光客向けのクマ対策として、7月1日から北海道入りする航空機内でクマへの注意を呼び掛けるアナウンスが始まりました。 「世界自然遺産知床は、ヒグマが多く生息しています。近づいたり、食べ物を与えたりしないようお願いします」 「北海道内各地でヒグマの出没が多数報告されて

特別天然記念物以外のオオサンショウウオ、アフリカヒキガエルを特定外来生物に指定 環境省
2024.07.01

特別天然記念物以外のオオサンショウウオ、アフリカヒキガエルを特定外来生物に指定 環境省

 環境省は7月1日からオオサンショウウオのうち、国の特別天然記念物に指定されている日本固有種以外のものとアフリカヒキガエルを特定外来生物に指定する。オオサンショウウオは、中国から食用目的で輸入された外来個体が自然界で繁殖し、固有種の生態を脅かしている。アフリカヒキガエルはまだ日本では確認されて

巣箱をもっとも利用する野鳥・シジュウカラの子育て【公園の巣箱で野鳥観察】
2024.06.30

巣箱をもっとも利用する野鳥・シジュウカラの子育て【公園の巣箱で野鳥観察】

木々の緑の彩りが色濃くなってきた公園を散策すると、巣立ちしたばかりのシジュウカラの雛が親鳥に餌をねだる賑やかな声が聞こえてきます。この時期はまさに野鳥たちの子育てシーズンです。花見の季節を過ぎたソメイヨシノの若葉にたくさんの毛虫が付いているのを見たことがあるかと思います。モンクロ