# 石川県

「1・1」神戸から能登へ鎮魂の思い 阪神大震災NPO、輪島で追悼行事
2024.07.01

「1・1」神戸から能登へ鎮魂の思い 阪神大震災NPO、輪島で追悼行事

能登半島地震から半年となった1日夕、今も避難所になっている石川県輪島市の市立町野小学校で、阪神大震災の遺族らでつくる団体が追悼行事を開いた。町野小周辺でも多くの住民が犠牲になっており、参加者らは静かに冥福を祈った。追悼行事は神戸市のNPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯り」が

「まだ時間かかる」 がれき残る輪島朝市通りで黙とう 能登地震半年
2024.07.01

「まだ時間かかる」 がれき残る輪島朝市通りで黙とう 能登地震半年

 災害関連死の52人を含めて石川県内で281人が死亡した能登半島地震から、1日で半年が過ぎた。半島北部に位置し、地震による大規模な火災で焼け落ちた「朝市通り」(輪島市)の周辺には朝市組合の関係者ら約20人が集い、地震が起きた午後4時10分に黙とうをささげた。 冨水長毅(とみずなが

能登半島の仮設住宅、74%完成 いまだ地元に戻れぬ被災者も
2024.07.01

能登半島の仮設住宅、74%完成 いまだ地元に戻れぬ被災者も

 石川県で最大震度7を観測した能登半島地震は1日、発生から半年となった。石川県では6月末時点で市町が必要としている仮設住宅の74%に当たる計5006戸が完成。被災者の応急的な住まいの確保が進む一方、地元を離れて暮らす被災者もいまだに多く、本格的な生活再建への支援が重要となる。甚大な被害を受けた

大の里新関脇に 被災地へも思い馳せ活躍誓う 大相撲名古屋場所の番付発表
2024.07.01

大の里新関脇に 被災地へも思い馳せ活躍誓う 大相撲名古屋場所の番付発表

14日から始まる大相撲名古屋場所の番付が1日発表され、夏場所で史上最速の初優勝を果たした石川県津幡町出身・大の里は関脇に昇進しました。大の里は「頑張る姿を県民に見せたい」と意気込みを語りました。5月の夏場所で、幕下付け出しデビューの力士としては、史上最速となる所要7場所での幕内初

「やっと半年」「日常ない」 能登半島地震の被災地、犠牲者しのぶ人々
2024.07.01

「やっと半年」「日常ない」 能登半島地震の被災地、犠牲者しのぶ人々

元日に起きた能登半島地震は1日で発生から半年となった。甚大な被害を受けた石川県内では、発生時刻の午後4時10分を中心に、犠牲になった家族や知人らの冥福を祈り、日常を取り戻そうとする被災者の姿があった。「やっと半年、という気持ち」。自宅が半壊した輪島市の主婦、土井正子さん(60)は

透析患者、仮設住宅で得た通院環境「2年後は…」 能登半島地震
2024.07.01

透析患者、仮設住宅で得た通院環境「2年後は…」 能登半島地震

 「段ボールを捨てようと、まとめとったところやったんよ。どうぞ」。石川県珠洲(すず)市の仮設住宅「蛸島(たこじま)町第3団地」で、独り暮らしの浜野秀次さん(71)が自室に招いてくれた。家ではほぼベッドに座って過ごし、人工透析で2日に1度、市内の病院に通う。仮設の入居期間は2年。「2年で出られる

輪島漆芸研修所が10月再開 地震で被災、仮設宿舎に補助 文化庁
2024.07.01

輪島漆芸研修所が10月再開 地震で被災、仮設宿舎に補助 文化庁

 文化庁は1日、能登半島地震で被災した石川県立輪島漆芸技術研修所が10月1日から授業を再開すると発表した。 同研修所では人間国宝による漆芸の技術伝承が行われていたが、全国から集まる研修生の住居確保などができず休講していた。 同庁などによると、同研修所に対する国の補助

【能登半島地震から半年】仮設への入居進むが、倒壊建物の解体の進捗はわずか12%で街は痛々しい姿のまま
2024.07.01

【能登半島地震から半年】仮設への入居進むが、倒壊建物の解体の進捗はわずか12%で街は痛々しい姿のまま

元日夕に発生した登半島地震から半年を迎えた。地震による犠牲者は281人で、平成以降の地震災害では東日本大震災、阪神・淡路大震災に次ぐ規模。インフラの復旧が進み避難所は解消しつつあるが、倒壊家屋の多くが手つかずの状態。元日の午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュー

避難者を炊き出しで支えた輪島のシェフ、次は「仕事失った人に雇用の場を」…仲間と新店開業へ
2024.07.01

避難者を炊き出しで支えた輪島のシェフ、次は「仕事失った人に雇用の場を」…仲間と新店開業へ

 能登半島地震から1日で半年を迎える。この間、大きな被害が出た石川県輪島市で、被災した住民を食で支えようと、市内のフランス料理店のシェフ池端隼也さん(44)は仲間と炊き出しや避難所への弁当の配達を続けてきた。避難所で生活する人はこの半年で減っており、1日から炊き出しは一時休み、生業(なりわい)

能登の応援割、7割補助 首相、復興へ省庁連携指示
2024.07.01

能登の応援割、7割補助 首相、復興へ省庁連携指示

 岸田文雄首相は1日、能登半島地震被災地の石川県に入った。復興に向けて政府が輪島市に設置した支援拠点「能登創造的復興タスクフォース」の発足式に出席し、関係省庁の連携強化と関係市町間の調整を適切に行うよう指示した。能登半島最大の温泉地・和倉温泉(七尾市)を視察後、観光支援策「応援割」に関し、能登

能登復興へ専門組織「タスクフォース」発足…岸田首相「課題を霞が関一体となって解決」
2024.07.01

能登復興へ専門組織「タスクフォース」発足…岸田首相「課題を霞が関一体となって解決」

 政府は1日、能登半島地震被災地の復興支援にあたる専門組織「能登創造的復興タスクフォース」を新設し、石川県輪島市で発足式を行った。関係省庁から派遣された職員150人超が同市の拠点に常駐し、復興作業を加速させる。 発足式はこの日午前に能登空港(輪島市)で開かれ、岸田首相も出席した。

能登地方の応援割は補助率7割と首相
2024.07.01

能登地方の応援割は補助率7割と首相

 岸田文雄首相は1日、能登半島地震を受けた観光支援策「応援割」に関し、能登地域は補助率7割とする方針を示した。「復興でき次第、直ちに開始できるよう具体化を進める」と石川県七尾市で記者団に語った。

自治体ニーズに沿った復興を全力支援と首相
2024.07.01

自治体ニーズに沿った復興を全力支援と首相

 岸田文雄首相は1日、石川県輪島市に設置した「能登創造的復興タスクフォース」発足式で「復興の課題を霞が関一体となって解決する。被災自治体のニーズに沿った創造的復興まちづくりを全力で支援する」と述べた。

被災半年、犠牲者に祈り 知事「前を向く」 能登半島地震・石川
2024.07.01

被災半年、犠牲者に祈り 知事「前を向く」 能登半島地震・石川

 能登半島地震の発生から1日で半年を迎え、石川県庁では馳浩知事や職員が黙とうをささげた。 地震による直接死と災害関連死を合わせた犠牲者は281人に上り、被災地では住民が鎮魂と一日も早い復興を祈った。 馳知事は職員への訓示で「この非常事態はまだ解除されていない。無念の

避難中に新たな命 「元気に育って」願う夫婦 離れ離れの半年・能登地震
2024.07.01

避難中に新たな命 「元気に育って」願う夫婦 離れ離れの半年・能登地震

 能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県珠洲市の夫婦の元に6月、新たな命が誕生した。 災害対応に当たる市職員の夫を残し、妻は約120キロ離れた町で避難生活を続けながら出産した。2人は「元気に育ってくれれば、それだけでいい」と喜びをかみしめる。 夫婦は藤部裕太さん(3

【能登半島地震半年】イチゴで笑顔取り戻したい 富山県滑川市出身の皆口さん、珠洲の農園復活へ奮闘
2024.07.01

【能登半島地震半年】イチゴで笑顔取り戻したい 富山県滑川市出身の皆口さん、珠洲の農園復活へ奮闘

 能登半島地震で甚大な被害が出た石川県珠洲市で、富山県滑川市出身の農家、皆口啓伊子さん(44)が農園を復活させようと奮闘している。広大な畑は地割れや地盤沈下に見舞われ、倉庫も全壊。半年がたち、栽培を再開した作物もあるが、人気のイチゴの観光農園は今も復旧のめどが立っていない。「にぎわっていた農園

【土砂災害警戒情報】石川県・小松市に発表
2024.07.01

【土砂災害警戒情報】石川県・小松市に発表

石川県と気象台は、1日午前6時50分に、土砂災害警戒情報を小松市に発表しました。〈概況〉 降り続く大雨のため、警戒対象地域では土砂災害の危険度が高まっています。〈とるべき措置〉 避難が必要となる危険な状況となっています【警戒レベル4相当情

避難所に今も2200人 がれき撤去進まず 能登半島地震から半年
2024.07.01

避難所に今も2200人 がれき撤去進まず 能登半島地震から半年

 元日、正月休みで帰省した家族のだんらんを襲った能登半島地震は、7月1日で発生から半年を迎えた。それなのに石川・能登の街では、倒壊した家のがれきなど地震直後と変わらない風景があちこちに残る。県内の避難所では今も、約2200人の被災者が自宅に戻れずにいる。 内閣府などによると、6月

立憲民主党・泉代表が政府の能登半島地震対応を批判 震災後4回目の石川県入り
2024.06.30

立憲民主党・泉代表が政府の能登半島地震対応を批判 震災後4回目の石川県入り

立憲民主党の泉健太代表が30日に石川県入りしました。7月1日で半年を迎える能登半島地震への政府の対応について、泉代表は「遅いし、不透明である」と批判しました。泉代表の県内入りは震災以降4回目で、金沢市のNPO法人「みんなの畑の会」が被災者支援を目的に設置した、金沢市内の物資倉庫を

住まい再建阻む建設費高騰…能登地震半年経ても尽きぬ不安 被災者9割「地元に愛着」
2024.06.30

住まい再建阻む建設費高騰…能登地震半年経ても尽きぬ不安 被災者9割「地元に愛着」

能登半島地震から半年になるのに合わせ、石川県内5市町の仮設住宅入居者に実施した産経新聞のアンケートでは、今後の生活不安について、5割超が「住まいの再建」を挙げた。3月実施の前回アンケートと同様の傾向で、被災者の心境が3カ月で変わることはなかった。今回、9割超が地元への愛着を明かしたが、建設費の