# 水産・海洋研究

「ナガスクジラ」50年ぶりの捕獲 商業捕鯨が前進
2024.08.02

「ナガスクジラ」50年ぶりの捕獲 商業捕鯨が前進

民間捕鯨会社の「共同船舶」は2日、商業捕鯨として50年ぶりにナガスクジラを捕獲したと発表しました。ナガスクジラは、体長19.6メートル、体重55トン以上(推定)のオスで、8月1日午後、岩手県沖のEEZ=排他的経済水域で捕獲されました。使われた船は、73年ぶりに国産の

ナガスクジラを捕獲、商業捕鯨で半世紀ぶり 資源量の調べ方に異論も
2024.08.02

ナガスクジラを捕獲、商業捕鯨で半世紀ぶり 資源量の調べ方に異論も

 捕鯨大手の共同船舶は2日、岩手県沖でナガスクジラ1頭を捕獲したと発表した。体長19.6メートル、体重は55トンのオスという。同社によると、ナガスクジラの捕獲は、商業捕鯨としては半世紀ぶりとなる。 農林水産省は7月31日、新たに捕鯨の対象としてナガスクジラを追加することを告示した

ベトナムへのニシキゴイ輸出が急増、背景に禁輸する中国の影 第三国経由で流れたか
2024.08.02

ベトナムへのニシキゴイ輸出が急増、背景に禁輸する中国の影 第三国経由で流れたか

ニシキゴイのベトナムへの輸出が急増している。農林水産省が2日発表した令和6年上半期(1~6月)の農林水産物・食品の輸出額によると、ベトナム向けニシキゴイの輸出額は7億円となり、前年同期(1・8億円)に比べ約3・9倍に拡大した。農水省は「現地で開催した品評会の影響で需要が拡大した」とその理由を説

農林水産物の上半期輸出額 4年ぶり前年下回る 中国の輸入禁止が影響
2024.08.02

農林水産物の上半期輸出額 4年ぶり前年下回る 中国の輸入禁止が影響

今年上半期の農林水産物などの輸出額は7000億円あまりで、去年よりも減少しました。中国による水産物の輸入禁止継続が影響しています。農林水産省が発表した今年1月から6月の農林水産物と食品の輸出額は7013億円で、去年の同じ時期と比べて132億円(1.8%)減少しました。

1~6月の食品輸出4年ぶり減少 中国の水産物輸入停止響く
2024.08.02

1~6月の食品輸出4年ぶり減少 中国の水産物輸入停止響く

 農林水産省は2日、2024年上半期(1~6月)の農林水産物・食品の輸出額が前年同期比1.8%減の7013億円だったと発表した。減少は上半期として新型コロナウイルス禍で停滞した20年以来、4年ぶり。東京電力福島第1原発の処理水放出に反発する中国が日本の水産物の輸入を停止していることが響いた。<

農産物の輸出額、上半期で減少 中国の禁輸響く 国別首位はどこに
2024.08.02

農産物の輸出額、上半期で減少 中国の禁輸響く 国別首位はどこに

 農林水産省は2日、今年上半期(1~6月)の農林水産物・食品の輸出額は、前年同期比で1.8%減の7013億円だったと発表した。東京電力福島第一原発の処理水放出で中国による日本の水産物の禁輸措置が響いた。 年間の輸出額は、昨年まで11年連続で増えている。コロナウイルス感染が拡大した

日本の捕鯨拡大に反対 豪環境相
2024.08.01

日本の捕鯨拡大に反対 豪環境相

 【シドニー時事】オーストラリアのプリバセック環境・水資源相は1日、日本の水産庁が商業捕鯨の対象にナガスクジラを追加する方針を示したことについて声明を出し、「深く失望している。豪州はあらゆる商業捕鯨に反対しており、すべての国にこの慣行をやめるよう求める」と表明した。 

次世代深海探査機、40年までに 無人機で検討 文科省分科会
2024.08.01

次世代深海探査機、40年までに 無人機で検討 文科省分科会

 文部科学省の海洋開発分科会が1日開かれ、2040年までの可能な限り早い時期に6500メートルより深い海中を探査可能な次世代無人探査機の運用開始を目指すとする報告書案をまとめた。  現在、海洋研究開発機構が運用する有人探査機「しんかい6500」は1989年に完成。母

15年ぶり大型クラゲが大量発生か 漁師が対策乗り出す
2024.08.01

15年ぶり大型クラゲが大量発生か 漁師が対策乗り出す

底引き網漁の季節が近づく中、15年ぶりに日本海で大型クラゲの大量発生が懸念されています。県内の定置網でもすでに確認され、漁師が対策に乗り出しています。先月26日、坂井市の三国港から沖合300キロあまりの日本海で大型クラゲが漂っているのが確認されました。共栄丸 五島嘉

【台湾】台風の農林畜水産物・民間施設被害、27億元超え
2024.08.01

【台湾】台風の農林畜水産物・民間施設被害、27億元超え

 台湾農業部(農業省)は7月31日、台風3号(ケーミー)による農林畜水産物と民間施設への推定被害額が同日午前11時時点で27億1,618万台湾元(約124億9,350万円)に上ったと発表した。 内訳は、農産物が17億5,148万元で最も多かった。以下は水産物(5億8,328万元)

宍道湖シジミ 中型以上に絞り資源回復へ 「じょれんの目」11ミリ⇒12ミリ以上に 漁協が35年ぶり見直し 島根県
2024.08.01

宍道湖シジミ 中型以上に絞り資源回復へ 「じょれんの目」11ミリ⇒12ミリ以上に 漁協が35年ぶり見直し 島根県

 シジミの資源量回復を目指し、宍道湖漁業協同組合(松江市袖師町、渡部和夫組合長)が1日から、漁に使うじょれんの籠の編み目を大きくして、小型サイズが取れないようにする。島根県水産技術センターの資源量調査で小型の成貝や未成貝が大きく減少しており、緊急対策として実施する。じょれんの目の見直しは198

コメの在庫が過去最少 背景に外国人観光客需要や猛暑
2024.07.31

コメの在庫が過去最少 背景に外国人観光客需要や猛暑

【AFP=時事】農林水産省は30日、2024年6月末時点のコメの民間在庫量(速報値)が前年比20.8%減の156万トンで、統計を取り始めた1999年以降で最少になったと公表した。 同省の職員が31日にAFPに語ったところによると、主な要因は、猛暑と水不足による不作や、小麦などと比

【速報】8月は「キュウリ」「ブロッコリー」が高値の見通し たまねぎ・にんじんは平年並み 農水省発表
2024.07.31

【速報】8月は「キュウリ」「ブロッコリー」が高値の見通し たまねぎ・にんじんは平年並み 農水省発表

農林水産省が31日に発表した「野菜の生育状況及び価格見通し(令和6年8月)」によると、8月は主要野菜15品目のうち、5品目が平年と比べて高くなる見通しだということです。特に高温による生育不順などで、キュウリ、ブロッコリー、ほうれん草、ハクサイは、1ヵ月を通して高値で推移すると予想

商業捕鯨の対象にナガスクジラ追加
2024.07.31

商業捕鯨の対象にナガスクジラ追加

 水産庁は31日、商業捕鯨の対象にナガスクジラを新たに追加することを正式決定したと発表した。24年の捕獲枠は59頭で、今後日本の領海などで操業が始まる見通し。

延岡・北浦湾で赤潮 6年ぶり、養殖カンパチ被害
2024.07.31

延岡・北浦湾で赤潮 6年ぶり、養殖カンパチ被害

 県は30日、延岡市北浦町の北浦湾で赤潮が発生し、養殖カンパチが死ぬなどの被害が出たと発表した。県などが被害状況を確認している。県内での赤潮被害は2018年に同湾で確認されて以来、6年ぶり。県は被害が拡大する可能性もあるとし、漁業関係者に注意を呼びかけている。

サンマがことしも不漁に?大きさも「かなり小ぶり」
2024.07.31

サンマがことしも不漁に?大きさも「かなり小ぶり」

日本の近海にやってくるサンマの量は、今年も低い水準になる見通しです。 水産庁などによりますと、8月から12月までに日本の近海にやってくるサンマは、およそ92万トンと去年とほぼ同じ水準となる見通しです。 大きさも一匹あたり80グラムから100グラム程度と、小さいものが

サンマ、来遊量は昨年並み低水準 小ぶり、水産庁が漁期の見通し
2024.07.30

サンマ、来遊量は昨年並み低水準 小ぶり、水産庁が漁期の見通し

 水産庁は30日、サンマに関して、今年の漁期(8~12月)に、日本の漁船が操業する北海道から千葉県沖にかけての漁場に来る来遊量の見通しを発表した。来遊量は昨年並みの低水準で、大きさは小ぶりになると予想した。8~9月の漁場は公海が中心になるとの見方を示した。 来遊量が低水準で漁場が

サンマ、今年も不漁の恐れ 近海への来遊、低水準 水産庁
2024.07.30

サンマ、今年も不漁の恐れ 近海への来遊、低水準 水産庁

 水産庁は30日、不漁が続いているサンマについて、主な漁場となる日本近海への2024年漁期(8~12月)の来遊量が、昨年同様低水準になるとの見通しを発表した。 地球温暖化などを背景に、エサとなるプランクトンが減り、サンマの生き残りや成長が難しくなっているとみられる。

サンマ来遊量、今年も低水準の予想 23年より小ぶりか 水産庁
2024.07.30

サンマ来遊量、今年も低水準の予想 23年より小ぶりか 水産庁

 水産庁は30日、資源減少が問題となっているサンマについて今年の漁期(8~12月)の来遊量予想を発表した。昨年と同様、低水準の来遊量になると予測。サイズが大きい1歳魚の割合は昨年並みだが、体重は昨年を下回ると見込んでいる。 サンマの1歳魚は6~7月に実施する資源量調査時に体長が2

パックご飯など値上げ 11月に55品 東洋水産
2024.07.30

パックご飯など値上げ 11月に55品 東洋水産

 東洋水産は30日、パックご飯などの包装米飯計55品を11月1日出荷分から値上げすると発表した。 原料米価格や包装費、物流費などの高騰が理由で、税抜きの希望小売価格を13~14%引き上げる。 代表商品のパックご飯「マルちゃん あったかごはん」は税抜きで191円から2