# 文化遺産

あなたの知らない世界遺産:中国・北京-杭州大運河の物語
2024.07.04

あなたの知らない世界遺産:中国・北京-杭州大運河の物語

【CNS】今年は中国が北京-杭州大運河の「世界遺産(World heritage)」登録成功から10周年、「大運河国家文化園区」建設の開始から5周年にあたる。中国と外国との交流の歴史において、大運河はどのような重要な役割を果たしてきたのだろうか。 浙江外国語学院(Zhejiang

祭りに向け檜扇蔵出し 和歌山・新宮の速玉大社
2024.07.04

祭りに向け檜扇蔵出し 和歌山・新宮の速玉大社

 和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社(上野顯宮司)は3日、14日に営む「扇立祭(おうぎたてまつり)」に向け、神前に立てる「檜扇(ひおうぎ)」7握(あく)の蔵出しをし、巫女(みこ)が丁寧にほこりを払った。 扇立祭は神前に立てた檜扇に神が降臨し、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を

「草原に関心を」長野・小谷村で10月に全国草原サミット・シンポジウム開催へ
2024.07.04

「草原に関心を」長野・小谷村で10月に全国草原サミット・シンポジウム開催へ

長野県小谷村で10月4、5日に「第14回全国草原サミット・シンポジウムinおたり」(小谷村などでつくる実行委員会主催)が開かれる。実行委員会はシンポジウムや現地見学会などの参加者を広く一般から募集している。申し込みは今月24日まで、公式ウェブサイトで。日本のふるさとの原風景ともい

祇園祭・船鉾で「神面改め」、2つの面の無事確認
2024.07.04

祇園祭・船鉾で「神面改め」、2つの面の無事確認

祇園祭の前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)の一つ、船鉾の保存会町屋(京都市下京区)で3日、ご神体の神功(じんぐう)皇后像に付ける面の無事を確認する「神面改め」が行われた。神面は室町時代に制作された「本面」と、江戸時代に作られた「写し面」があり、同保存会にとって最も重要な宝物。本

再興九谷、色絵磁器の値段記す 加賀市の展示館が古文書初確認
2024.07.04

再興九谷、色絵磁器の値段記す 加賀市の展示館が古文書初確認

  ●再興の吉田屋窯 江戸後期に九谷焼を現在の加賀市で再興した吉田屋窯の色絵磁器の値段を記した古文書が3日までに、市九谷焼窯跡展示館の調査で見つかった。これまで市指定文化財「吉田屋文書」に陶器と素焼きの値段が記載されていたが、色絵磁器の価格を示す史料の確認は初めて。同館は1枚6匁

佐渡金山、世界遺産登録の“条件”は「採掘禁止」!? もったいないけど仕方ない“事情”があった
2024.07.04

佐渡金山、世界遺産登録の“条件”は「採掘禁止」!? もったいないけど仕方ない“事情”があった

 登録となれば、国内で21番目の世界文化遺産となる「佐渡島の金山」について、ユネスコの国際記念物遺跡会議(イコモス)の評価が出たのは6月6日のこと。結果は惜しかった。「今回、イコモスが出したのは“登録”ではなく、ひとつ下の“情報照会”の勧告です。これは、世界遺産としての価値は認め

今日の歴史(7月4日)
2024.07.04

今日の歴史(7月4日)

1925年:乙丑大洪水で漢江周辺の住民約700人が死亡1950年:朝鮮戦争に参戦した米軍が烏山で北朝鮮軍と初戦闘1952年:国会が大統領直接選挙制を柱とする第1次改憲案(抜粋改憲案)を変則可決1972年:北朝鮮と南北共同声明を発表 ※南北共同声明は自主

「檜扇」7本を蔵出し、和歌山 新宮の世界遺産・熊野速玉大社
2024.07.03

「檜扇」7本を蔵出し、和歌山 新宮の世界遺産・熊野速玉大社

 和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社で3日、無病息災などを願う「扇立祭」が始まるのを前に、神前に供える「檜扇」7本が虫干しのため蔵出しされた。 大社は室町時代のものとされる国宝の檜扇11本を保管。祭りでは損傷させないよう1964年に作られた複製品を使う。薄いヒノキの板に松竹梅

かやぶき屋根「衣替え」 富山・南砺の相倉合掌集落、1ヵ月かけ片側完成へ
2024.07.03

かやぶき屋根「衣替え」 富山・南砺の相倉合掌集落、1ヵ月かけ片側完成へ

 富山県南砺市平地域の世界遺産・相倉合掌造り集落で、かやぶき屋根のふき替えが進んでいる。2日も県西部森林組合の職員7人が急勾配の屋根の上を移動しながら、手際良く新しいカヤを固定した。 作業は6月中旬から図書健裕さん宅で始まった。約1カ月間かけ、片側の屋根を完成させる。ふき替え作業

【土砂災害を知る】地すべり・土石流・がけ崩れの違いは?日本最大級「亀の瀬地すべり」もし滑ったら奈良盆地が沈む?命を守る手立ては?専門家に聞いた
2024.07.03

【土砂災害を知る】地すべり・土石流・がけ崩れの違いは?日本最大級「亀の瀬地すべり」もし滑ったら奈良盆地が沈む?命を守る手立ては?専門家に聞いた

『未災(みさい)』という言葉を知っていますか?未災とは、「いまだに災害が来ていない」とか「未来に災害が来るかもしれない」という意味。京都大学には「斜面未災学研究センター」もできています。大雨で相次ぐ土砂災害に詳しい京都大学の釜井俊孝名誉教授に、その種類や発生のメカニズム、我々が命

集落から遠く離れた山中にある「異世界」のような光景…現地での聞き込みで判明した“ナゾの神社”に残された“意外な歴史”とは
2024.07.03

集落から遠く離れた山中にある「異世界」のような光景…現地での聞き込みで判明した“ナゾの神社”に残された“意外な歴史”とは

〈「無事に帰れますように…」断崖絶壁、険しすぎる岩肌にスッポリ建てられた“ナゾの神社”…高知県の山奥で“想像を絶する”参拝をしてきた〉 から続く 高知県に位置する、まるで“異世界”に建造されたのかのような聖神社。 現地へと出向き、いくつもの難所を越えながら、なんと

線状降水帯による浸水被害から10カ月 福島県唯一の国宝・白水阿弥陀堂 庭園の観覧を再開
2024.07.02

線状降水帯による浸水被害から10カ月 福島県唯一の国宝・白水阿弥陀堂 庭園の観覧を再開

2023年の大雨で被害を受けた、福島県唯一の国宝建造物・白水阿弥陀堂。庭園一帯が冠水し、本堂も床上浸水するなど甚大な被害に見舞われた。10カ月の復旧作業を経て、2024年7月2日に庭園の観覧がようやく再開した。2日は白水阿弥陀堂には庭園の美しさを楽しもうと、午前中から多くの人が訪

金沢・兼六園近くで複合再開発 30年竣工
2024.07.02

金沢・兼六園近くで複合再開発 30年竣工

石川県金沢市の再開発事業「片町四番組海側地区第一種市街地再開発事業」の都市計画が決定した。片町四番組海側地区市街地再開発準備組合と、事業協力者及び参加組合員予定者の野村不動産が推進する事業。竣工は2030年度。開発地は、金沢駅から約2km離れた金沢市の中心市街地に位置し、兼六園や

南三陸町の旧防災対策庁舎が町有化…震災遺構として保存、津波の恐ろしさの伝承活動に利用
2024.07.01

南三陸町の旧防災対策庁舎が町有化…震災遺構として保存、津波の恐ろしさの伝承活動に利用

 東日本大震災の津波で町職員ら43人が犠牲になった宮城県南三陸町の旧防災対策庁舎が1日、町有化された。庁舎の保存か解体かで遺族や町民の意見が割れていたが、町は震災遺構として保存し、伝承活動に利用することとした。 庁舎は、県が2015年から暫定的に所有・管理してきた。町は津波の恐ろ

戸畑祗園の天籟寺大山笠、競演会不参加へ 役員復帰巡り不和
2024.07.01

戸畑祗園の天籟寺大山笠、競演会不参加へ 役員復帰巡り不和

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「戸畑祇園大山笠」の四つの大山笠のうち、天籟寺(てんらいじ)大山笠は、祭りのクライマックスを飾る27日の競演会への不参加を決めた。競演会を主催する振興会役員に大山笠の関係者がいないことへの抗議が理由だという。しかし、現在の体制は過去の暴力団関連の

UFOの目撃情報が相次ぐ!?富士山そっくりのメキシコの火山、修道院のフレスコ画に残された文字「太閤さま」の謎
2024.07.01

UFOの目撃情報が相次ぐ!?富士山そっくりのメキシコの火山、修道院のフレスコ画に残された文字「太閤さま」の謎

 TBSの人気番組「世界遺産」の放送開始時よりディレクターとして、2005年からはプロデューサーとして、20年以上制作に携わった髙城千昭氏。世界遺産を知り尽くした著者ならではの世界遺産の読み解きと、意外と知られていない見どころをお届けします。 文=髙城千昭 取材協力=春燈社(小西

戸畑祇園大山笠「天籟寺」が競演会の不参加表明 振興会の組織体制に抗議 2016年ユネスコの無形文化遺産に登録
2024.06.30

戸畑祇園大山笠「天籟寺」が競演会の不参加表明 振興会の組織体制に抗議 2016年ユネスコの無形文化遺産に登録

7月に行われる北九州市の伝統の祭り「戸畑祇園大山笠」について、4つある大山笠のひとつ「天籟寺」が、今年の競演会の参加を見送ると発表しました。30日午後、北九州市戸畑区の小学校では、天籟寺地区の大山笠の役員たちが、担ぎ手や地域の住民たちに今年の競演会に参加しない意向を伝えました。説

「新しい祈りの空間の試みが評価」 奈良・聖林寺観音堂が世界的デザイン賞受賞
2024.06.30

「新しい祈りの空間の試みが評価」 奈良・聖林寺観音堂が世界的デザイン賞受賞

「天平の美仏」として知られる国宝・十一面観音菩薩立像(ぼさつりゅうぞう)を祭る聖林寺(しょうりんじ)(奈良県桜井市)の観音堂が、世界的なデザイン賞「iFデザインアワード2024」を受賞した。観音堂は収蔵庫として昭和34年に建てられたが、老朽化が進み、現在の耐震基準に合わなくなった

[沖縄days]斎場御嶽そっくり
2024.06.30

[沖縄days]斎場御嶽そっくり

 毎日のちょっとした出来事、気になる風景、人々の暮らしの営みを記者がゆる~く切り取る写真コーナー。 正門近くに斎場御嶽そっくりのモニュメント。世界文化遺産の雰囲気が漂う中、生徒たちが登下校します=17日、南城市立知念中学校(平島夏実撮影)

輪島塗 再建誓う9代目「全部なくなったけど、人は残った」 絶望の中の奇跡…火を免れた“見本椀”
2024.06.29

輪島塗 再建誓う9代目「全部なくなったけど、人は残った」 絶望の中の奇跡…火を免れた“見本椀”

能登半島地震の発生から間もなく半年。大規模火災に見舞われた石川・輪島市で、江戸時代から250年続く漆器店には、奇跡的に残った輪島塗の器があった。防火扉を閉めていた店舗の2~4階には火が回らなかったのだという。“やはり輪島塗は強い”と再建を誓う9代目に話を聞いた。輪島塗の製造販売を