# 宇宙

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“おとめ座”の渦巻銀河「NGC 4951」
2024.07.04

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“おとめ座”の渦巻銀河「NGC 4951」

こちらは「おとめ座(乙女座)」の方向約4900万光年先の渦巻銀河「NGC 4951」です。地球からは斜めの角度で見下ろすような位置関係にあり、明るい中心部分を取り囲む雲のような渦巻腕(渦状腕)、腕に沿って分布する青色の星々やピンク色の星形成領域が捉えられています。この画像は「ハッ

銀河の中心に不死の星? ダークマターがエネルギー源に
2024.07.04

銀河の中心に不死の星? ダークマターがエネルギー源に

銀河の真ん中に、不老不死の秘密が。動植物の命に限りがあるように、星もいつかは死を迎える…はずですよね。でも私たちのいる銀河の中心のごく近くに、不死の星があるのかもしれない、という論文が発表されました。そして不死たりえる理由は、ダークマターにありそうだ、とも。どういうことなんでしょ

133億光年先の星団発見 最も遠方、宇宙初期に誕生
2024.07.04

133億光年先の星団発見 最も遠方、宇宙初期に誕生

 早稲田大や名古屋大などの研究チームは4日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で、地球から133億光年離れた銀河の中に恒星の集まり(星団)を五つ発見したと発表した。これまでに見つかった中で最も遠い。約138億年前に起きたビッグバンから4億6千万年後に当たり、宇宙初期に誕生したという。

EY新日本、2024年3月期決算の監査に衛星データ活用–世界に点在する資産の現場視察を補完
2024.07.04

EY新日本、2024年3月期決算の監査に衛星データ活用–世界に点在する資産の現場視察を補完

監査法人のEY新日本は建設や電力、金属といった企業の2024年3月期の会計監査で衛星データを活用している。7月4日に発表した。 監査での財務諸表の適正性を保証するには、クライアント企業の事業活動状況をタイムリーに把握する必要がある。EY新日本は、衛星データの取得フローや分析手法を

これまでで最も遠い、133億光年離れた星団を捉える–「重力レンズ効果」で発見
2024.07.04

これまでで最も遠い、133億光年離れた星団を捉える–「重力レンズ効果」で発見

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope:JWST)が、133億光年離れた銀河の中に、これまでで最遠方の「星団」を発見したことが明かされた。英科学誌「Nature」に6月24日に掲載された。 早稲田大学や千葉大学、名古屋大学、筑波大学な

探査機ジュノー、衛星イオの溶岩湖を赤外線で観測
2024.07.04

探査機ジュノー、衛星イオの溶岩湖を赤外線で観測

木星の衛星イオはガニメデやカリストほど大きくはありませんが、火山活動が活発な天体です。NASAの木星探査機ジュノーは昨年、そんな衛星を赤外線観測機器で観測。その時のデータから、イオの溶岩湖と火山活動についてわかったことが論文にまとめられ、先月末に発表されました。イオ

日本科学未来館の新たな常設展示が25年春に誕生。テーマは「量子コンピュータ」「宇宙と素粒子」
2024.07.04

日本科学未来館の新たな常設展示が25年春に誕生。テーマは「量子コンピュータ」「宇宙と素粒子」

 「地球環境」「ロボット」「老い」といった新たな常設展示を昨年発表した日本科学未来館。25年春には、加えてふたつの常設展示「量子コンピュータ」「宇宙と素粒子」がオープンとなる。 このふたつに共通するテーマは「知と技の最前線」だ。容易に知ることができない「量子」や「宇

月や火星で建物を“育てる”? NASAが菌糸体の利用を研究するプロジェクトに助成金を支給
2024.07.04

月や火星で建物を“育てる”? NASAが菌糸体の利用を研究するプロジェクトに助成金を支給

ベセスダ・ソフトワークスのRPGシリーズ「The Elder Scrolls(ジ・エルダー・スクロールズ)」には、テルヴァンニ家というダークエルフの大家が建物として利用している巨大に育てられたキノコが登場します。大きく広がった傘の下、くり抜いたキノコの柄の中に住むエルフと聞くといかにもファンタ

インフレーション宇宙モデルの誕生。原子核物理学から素粒子物理学への発展が「宇宙の始まりの描像」を変えた
2024.07.04

インフレーション宇宙モデルの誕生。原子核物理学から素粒子物理学への発展が「宇宙の始まりの描像」を変えた

宇宙空間の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。宇宙の始まりになにが起きたのか? 原子核物理学に多くを立脚していた「ビッグバン理論」、

もしも「地球外生命」が見つかったら…原始地球で繰り広げられた「生命誕生のシナリオ」は、どう塗り替えられるのか
2024.07.04

もしも「地球外生命」が見つかったら…原始地球で繰り広げられた「生命誕生のシナリオ」は、どう塗り替えられるのか

「地球最初の生命はRNAワールドから生まれた」圧倒的人気を誇るこのシナリオには、困った問題があります。生命が存在しない原始の地球でRNAの材料が正しくつながり「完成品」となる確率は、かぎりなくゼロに近いのです。ならば、生命はなぜできたのでしょうか?この難題を「神の仕

じつは、ここ20年ほどで「海のある天体」は、次々と見つかっている…「地球外生命の発見」が、一気に現実味を増した「衝撃的な発見」
2024.07.04

じつは、ここ20年ほどで「海のある天体」は、次々と見つかっている…「地球外生命の発見」が、一気に現実味を増した「衝撃的な発見」

「地球最初の生命はRNAワールドから生まれた」圧倒的人気を誇るこのシナリオには、困った問題があります。生命が存在しない原始の地球でRNAの材料が正しくつながり「完成品」となる確率は、かぎりなくゼロに近いのです。ならば、生命はなぜできたのでしょうか?この難題を「神の仕

ワン・ペン×シュー・ジーシェン『恋した彼女は宇宙人2』第1話Youtube無料公開
2024.07.03

ワン・ペン×シュー・ジーシェン『恋した彼女は宇宙人2』第1話Youtube無料公開

 中国ドラマ『恋した彼女は宇宙人2』のDVD-BOX3の発売を記念して、第1話がYouTubeで公開された。 本作は、中国で配信ドラマ再生ランキング1位、Tencent Video(騰訊視頻)の海外向けプラットフォームWeTVで『陳情令』を抜いて2019年度ドラマ各話平均再生数ラ

月を目指すも、失敗に終わったミッションの歴史
2024.07.03

月を目指すも、失敗に終わったミッションの歴史

失敗を重ねながら進歩してきた。人類は何千年にもわたって月を永遠に手の届かない場所として見ていましたが、20世紀のテクノロジーによって探査機や着陸船、さらには人類までもようやく月に降り立つことができるようになりました。それにもかかわらず、歴史に刻まれた出来事から最近の

増え続ける人工衛星はオゾン層にも影響している
2024.07.03

増え続ける人工衛星はオゾン層にも影響している

宇宙ビジネスの成長とともに、近年急増している人工衛星の数。地球の周辺を何百何千という人工衛星が飛んでおり、宇宙観測への影響や宇宙ごみ問題が懸念されています。が、もうひとつ心配なことがありました。それは、人工衛星によるオゾン層の破壊です。地球の周り、低軌道上を飛ぶ人工衛星。私たちの

地球が太陽から最も遠くなる、三日月と惑星の接近を楽しめる今週の夜空
2024.07.03

地球が太陽から最も遠くなる、三日月と惑星の接近を楽しめる今週の夜空

7月最初の週は、北半球の天文ファンにとって必ずしも一年の中でベストなタイミングではない。しかし今週は、週末に新月を迎え、日没後の空は7月で最も暗くなる。早起きした人たちは欠けていく三日月を目にすることができ、夜空の最も美しい景色と出会えるだろう。そして地球は、太陽を周回する旅の重要な節目を迎え

宇宙キッズジャーナリストが「古川宇宙飛行士ミッション報告会」を現地取材–SPACE KIDS STATION
2024.07.03

宇宙キッズジャーナリストが「古川宇宙飛行士ミッション報告会」を現地取材–SPACE KIDS STATION

国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在ミッションを終えて、2024年3月に地球に帰還した古川聡宇宙飛行士が、6月23日に東京大学安田講堂で行われたミッション報告会に登壇した。 子どもだけで構成される宇宙プレスセンター「SPACE KIDS STATION」(SKS)では、スペ

スターライナー、想定日数以上の宇宙滞在は可能–帰還に向けたテスト期間を確保
2024.07.03

スターライナー、想定日数以上の宇宙滞在は可能–帰還に向けたテスト期間を確保

米Boeingの宇宙船「CST-100 Starliner」(スターライナー)が、当初想定されていた45日という制限を超えて軌道上にとどまることができる可能性が高いと、米航空宇宙局(NASA)が明らかにした。 Starlinerは有人飛行試験(Crew Flight Test:C

ロシア、30年までに新宇宙ステーション中核部分建設へ
2024.07.03

ロシア、30年までに新宇宙ステーション中核部分建設へ

[2日 ロイター] - ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは2日、同国が建設を予定する新軌道の宇宙ステーションについて、2030年までに4モジュールで構成する中核部分を立ち上げる方針を示した。ロスコスモスのボリソフ社長が、建設に携わる企業19社の幹部とともに、この日程に署名した。

JAXAの先進レーダ衛星「だいち4号」アンテナ展開等を完了しクリティカル運用期間終了
2024.07.03

JAXAの先進レーダ衛星「だいち4号」アンテナ展開等を完了しクリティカル運用期間終了

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年7月3日、「H3」ロケット3号機で打ち上げられた先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」の太陽電池パドルとアンテナの展開などが完了し、打ち上げ後の初期段階であるクリティカル運用期間(衛星を運用する上で必須の状態に移行するまでの期間)を終了すると発

「だいち4号」(ALOS-4)、クリティカル運用期間を終了–軌道上で安定状態に
2024.07.03

「だいち4号」(ALOS-4)、クリティカル運用期間を終了–軌道上で安定状態に

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月3日、H3ロケット3号機で打ち上げた先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)のクリティカル運用期間を終了したと発表した。 ALOS-4から受信したテレメトリにより、予定していた太陽電池パドル、およびミッション機器のLバンド合成開口レーダ