# 回顧展

田名網敬一の60年以上にわたる創作の集大成。初の大規模回顧展が国立新美術館で開催中
2024.08.22

田名網敬一の60年以上にわたる創作の集大成。初の大規模回顧展が国立新美術館で開催中

「田名網敬一 記憶の冒険」が東京・六本木の国立新美術館で開催中だ。かつて日本版月刊「PLAYBOY」の初代アートディレクターを務め、雑誌や広告を舞台にした日本のアートシーンを牽引。一方で、1960年代より60年以上にわたり、ジャンルや既存のルールにとらわれない創作活動を繰り広げ、

田名網敬一が死去、RADWIMPSやGENERATIONSらのアートワークも手がけたグラフィックデザイナー
2024.08.20

田名網敬一が死去、RADWIMPSやGENERATIONSらのアートワークも手がけたグラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーの田名網敬一が、8月9日にくも膜下出血のため死去したことがわかった。88歳だった。【写真】生前の田名網敬一自身の記憶や実体験から生み出される鮮烈な作風で知られる田名網。さまざまな音楽アーティストともコラボしており、近年では曽我部恵一 VS あら

田名網敬一、くも膜下出血で死去 享年88
2024.08.20

田名網敬一、くも膜下出血で死去 享年88

 アーティストの田名網敬一が、くも膜下出血のため8月9日に亡くなった。88歳だった。葬儀は田名網自身の遺志により、親族および関係者のみで執り行ったという。田名網は、今年6月下旬に骨髄異形成症候群を患っていることが判明し、療養を続けていたが、その後7月末に突如発症したくも膜下出血が死因となった。

アーティスト・田名網敬一が88歳で逝去
2024.08.20

アーティスト・田名網敬一が88歳で逝去

 デザイナーとしてキャリアをスタートさせ、60年代から現在に至るまで幅広いジャンルを横断し、独自の地位を築いてきたアーティスト・田名網敬一が8月9日に逝去した。享年88歳。 田名網は1936年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。在学中にデザイナーとしてデビューし、75年

綾部を描き続けた「幻の画家」有道佐一、京都市京セラ美術館で回顧展開催…中央画壇に背を向け古里にこもる
2024.08.12

綾部を描き続けた「幻の画家」有道佐一、京都市京セラ美術館で回顧展開催…中央画壇に背を向け古里にこもる

 生まれ育った京都府綾部市を描き続けた画家、有道佐一(ありみちさいち)(1896~1983年)の没後40年回顧展(読売新聞京都総局など後援)が、京都市京セラ美術館(京都市左京区)で開催されている。パリで活躍するも、帰国後は中央画壇に背を向け、古里にこもった“幻の画家”の生涯を142点でたどる。

「漫画の神様」原点や実像とは 手塚治虫の回顧展 テーマ別に3部構成 兵庫・丹波の美術館
2024.08.04

「漫画の神様」原点や実像とは 手塚治虫の回顧展 テーマ別に3部構成 兵庫・丹波の美術館

 「漫画の神様」と呼ばれた漫画家手塚治虫(1928~89年)の回顧展が、兵庫県丹波市氷上町西中の植野記念美術館で開かれている。漫画の直筆原稿やアニメのセル画、幼少期の写真、映像など合計で約170もの資料を公開。日本の漫画、アニメの礎を築いた功績をたどるとともに、創作の原点や実像に迫る。9月29

ジャン=ミッシェル・フォロンの大回顧展をレポート 詩情あふれる作品に込められた社会への静かな抗議
2024.07.31

ジャン=ミッシェル・フォロンの大回顧展をレポート 詩情あふれる作品に込められた社会への静かな抗議

淡く、幻想的な水彩画やポスター、彫刻で人々を魅了し続けたベルギーを代表するアーティスト、ジャン=ミッシェル・フォロン。生誕90年を迎える本年、彼の回顧展が東京ステーションギャラリーで9月23日(月)まで開催されている。ジャン=ミッシェル・フォロン(1934~2005)は、ベルギー

美しさの奥に感じるのは、画家の静かな怒り…ジャン=ミッシェル・フォロンの大回顧展
2024.07.24

美しさの奥に感じるのは、画家の静かな怒り…ジャン=ミッシェル・フォロンの大回顧展

ジャン=ミッシェル・フォロンの大回顧展「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」をご紹介。厳しさを増す現実世界から、幸せへ向かう空想旅行へ。夢見心地なパステルカラーの世界で一人佇む帽子をかぶった男。ポツンと孤独で、どこか不安げな姿にシンパシーを感じるのはなぜだ

「吉田克朗展 ―ものに、風景に、世界に触れる」(埼玉県立近代美術館)開幕レポート。55年の生涯振り返る初の回顧展
2024.07.14

「吉田克朗展 ―ものに、風景に、世界に触れる」(埼玉県立近代美術館)開幕レポート。55年の生涯振り返る初の回顧展

 李禹煥や菅木志雄、小清水漸、関根伸夫らとともに「もの派」の中核作家として活躍し、その後は独自の絵画表現を追い求めたアーティスト・吉田克朗(1943~1999)。その回顧展「吉田克朗展 ―ものに、風景に、世界に触れる」が埼玉県立近代美術館で始まった。神奈川県立近代美

森田芳光監督の回顧展、台湾・高雄で開幕  16作品を上映
2024.07.13

森田芳光監督の回顧展、台湾・高雄で開幕 16作品を上映

(高雄中央社)森田芳光監督の回顧展が13日、南部・高雄市の高雄市電影館で始まった。来月18日までの期間中、森田監督が手掛けた16作品を上映する。12日に開かれた記者会見には、妻で映画プロデューサーの三沢和子さんも出席し、森田監督が生前、台湾をとても気に入っていたことを明かした。森

魔法が解けた品々に、もう一度魔法をかける。青柳龍太が語る「古道具坂田 僕たちの選択」展
2024.07.09

魔法が解けた品々に、もう一度魔法をかける。青柳龍太が語る「古道具坂田 僕たちの選択」展

魔法が解けた品々に、もう一度魔法をかける品々が美しく在るだけではなく、全体として何故か美しい、「調和」を目指した展示空間 中国の杭州、BY ART MATTERSという美術館で、坂田和實さんの中国で初めての回顧展となる展覧会が開催されています。キュレー

制作は続く、「九州派のオチ・オサム」のその後。佐原しおり評「オチ・オサム」展
2024.07.06

制作は続く、「九州派のオチ・オサム」のその後。佐原しおり評「オチ・オサム」展

制作は続く、「九州派のオチ・オサム」のその後とらえがたい作家像 前衛美術グループ、九州派の作家として知られるオチ・オサムの個展が福岡市美術館で開かれた。本展は公立美術館におけるオチの初の個展となった。九州派の結成においても重要な役割を果たした中心メンバーであるにもか

「古道具坂田 僕たちの選択」展図録が刊行。415枚の紙片で構成
2024.06.26

「古道具坂田 僕たちの選択」展図録が刊行。415枚の紙片で構成

 古美術商であり優れた審美眼の持ち主であった坂田和實(1945~2022)。その、中国で初となる回顧展の図録『古道具坂田 僕たちの選択』が刊行される。 「古道具坂田 僕たちの選択」展は、レンゾ・ピアノが設計を手がけた中国・杭州の天目里美術館で開催されている坂田和實の中国初個展(~

「ユイマ ナカザト」が初の回顧展をフランスの公立美術館で開催 日本人として森英恵や三宅一生らに続き4人目
2024.06.18

「ユイマ ナカザト」が初の回顧展をフランスの公立美術館で開催 日本人として森英恵や三宅一生らに続き4人目

「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」は、初の単独回顧展「ユイマナカザト, ビヨンド クチュール(YUIMA NAKAZATO, Beyond Couture)」を、6月15日から2025年1月5日までフランス北⻄部の都市カレーにあるカレー・レース・ファッション美術館で開催する。

<安彦良和>回顧展「描く人、安彦良和」インタビュー(2) 引退はしない 「ガンダム」映像化はもうないのか?
2024.06.16

<安彦良和>回顧展「描く人、安彦良和」インタビュー(2) 引退はしない 「ガンダム」映像化はもうないのか?

 (インタビュー(1)の続き)アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当したことで知られ、マンガ家などとして活躍する安彦良和さんの回顧展「描く人、安彦良和」が、兵庫県立美術館(神戸市中央区)で開催されている。幼少期から現在に至るまでの安彦さんの創作活動の軌跡をたどる回顧展で、約14

「描くのに水ほど興味があり、困難なものはない」日本画の新境地開いた大分出身の画家・福田平八郎
2024.06.08

「描くのに水ほど興味があり、困難なものはない」日本画の新境地開いた大分出身の画家・福田平八郎

 大正から昭和にかけて、卓越した観察力と大胆な構成で日本画の新境地を開いた福田平八郎(1892~1974年)の回顧展が、出身地・大分市の大分県立美術館で開かれている。写実と装飾性を融合させた独自の表現を獲得する過程を、同館が多く所蔵するスケッチとともに見ることができる。(白石知子)

激動の半生振り返る回顧展 「描く人、安彦良和」機動戦士ガンダムの原画ほか初公開資料など約1400点(兵庫県立美術館)
2024.06.08

激動の半生振り返る回顧展 「描く人、安彦良和」機動戦士ガンダムの原画ほか初公開資料など約1400点(兵庫県立美術館)

「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを手がけ、アニメーター、漫画家として現在も活躍する、安彦良和氏の軌跡をたどる回顧展が8日から兵庫県立美術館で始まる。(6/8~9/1まで)回顧展「描く人、安彦良和」は、安彦氏の幼少期から現在までの創作活動の足跡をたどる約1400点の原画、

ユン・ヨジョン「米国での回顧展は光栄…俳優はアーティストではなく職業だと考えている」
2024.05.17

ユン・ヨジョン「米国での回顧展は光栄…俳優はアーティストではなく職業だと考えている」