# 障害児

オンラインでボッチャ対戦 一緒に楽しみ交流広がる
2024.07.11

オンラインでボッチャ対戦 一緒に楽しみ交流広がる

 どこでも誰でも一緒に楽しめる「オンラインボッチャ大会」が6月30日に開かれた。会場の東洋大赤羽台キャンパス(東京都北区)とオンラインで重度障害児・者や家族、大学生ら6チーム計18人が参加し、2時間を超える熱戦を繰り広げた。 オンラインボッチャは会場に置かれた遠隔操作ができる装置

難病「リー脳症」の医療的ケア児、地域の小学校に通学 共に学び3年生に 休み時間は一緒に水やり、運動会はどうやって参加?
2024.07.07

難病「リー脳症」の医療的ケア児、地域の小学校に通学 共に学び3年生に 休み時間は一緒に水やり、運動会はどうやって参加?

鳥取県湯梨浜町に住む恵美里ちゃんは、常時人工呼吸器を装着する医療的ケア児。難病を抱えながらも近所の小学校に元気に通い、この春、3年生になりました。恵美里ちゃんと子どもたちの日々を追いました。5月。鳥取県湯梨浜町にある羽合小学校で行われたの

場面緘黙症のみいちゃんがカフェをオープンしたのは小学6年生。16歳のいま『みいちゃんのお菓子工房』は彼女の居場所。「守りに入ったら子どもの可能性を伸ばせない」という母・千里さんの見守り姿勢に学ぶこと
2024.07.05

場面緘黙症のみいちゃんがカフェをオープンしたのは小学6年生。16歳のいま『みいちゃんのお菓子工房』は彼女の居場所。「守りに入ったら子どもの可能性を伸ばせない」という母・千里さんの見守り姿勢に学ぶこと

小学6年生でカフェをオープンし、16歳となった今は『みいちゃんのお菓子工房』の店主をつとめるパティシエ・みいちゃん。美しくて美味しいお菓子は、多くの人を魅了しています。美しくて美味しいお菓子は、多くの人を魅了しています。前編に続き、みいちゃんの母・杉之原千里さんに、現在にいたるま

障害者が地域でスポーツ モデル事業を開始(笹川財団、都協会)
2024.07.04

障害者が地域でスポーツ モデル事業を開始(笹川財団、都協会)

 笹川スポーツ財団と東京都障害者スポーツ協会は、障害者専用・優先スポーツ施設が少なく、地域に運動できる場所のない障害者が日常的にスポーツをできる環境づくりに向けたモデルプログラムを始めた。 財団と協会は、各地で障害者スポーツセンターが拠点となり、近隣の公共スポーツ施設や地域の社会

「こども誰でも通園制度」実施へ 有識者らの検討会が初会合 加藤こども政策担当相「現場の意見も聞き、一体となって制度を作り上げたい」
2024.06.26

「こども誰でも通園制度」実施へ 有識者らの検討会が初会合 加藤こども政策担当相「現場の意見も聞き、一体となって制度を作り上げたい」

「こども誰でも通園制度」の本格実施に向け、具体的な課題を有識者らが検討する会議が26日、初めて開かれた。「こども誰でも通園制度」は、親が働いているかどうかに関わらず、保育所などを利用できるようにするもので、今年度は100以上の自治体で試験的事業が行われ、再来年度に全国すべての自治

18歳になった〝医ケア児〟は制度が使えない! 母は手術が必要な自分の体より子の預け先で頭がいっぱい
2024.06.25

18歳になった〝医ケア児〟は制度が使えない! 母は手術が必要な自分の体より子の預け先で頭がいっぱい

「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。

「障害のある家族をいつまで家族が面倒みるのか?」法律家が手がけた注目の2冊を元ヤングケアラーがレポート
2024.06.21

「障害のある家族をいつまで家族が面倒みるのか?」法律家が手がけた注目の2冊を元ヤングケアラーがレポート

 家族に障害がある場合、面倒をいつまでみればいいのだろうか。家族がケアを担うのは義務なのか――。そんな問題に真っ正面から斬り込んだ2冊の本に注目したい。高次脳機能障害の母のケアを続けている元ヤングケアラーのたろべえさんこと、高橋唯さんが、著者のトークイベントに潜入、その想いや現状の課題をレポー

「子どもの小学校入学が不安」 悩める保護者に自閉症児の母が出した“処方箋”
2024.06.15

「子どもの小学校入学が不安」 悩める保護者に自閉症児の母が出した“処方箋”

 ライター、イラストレーターとして活動するべっこうあめアマミさんは、知的障害を伴う自閉症がある9歳の息子と、きょうだい児(障害や病気を持つ兄弟姉妹がいる子ども)の5歳の娘を育てながら、発達障害や障害児育児に関する記事を執筆しています。 新学期を迎えてから2カ月が過ぎ、進級によるバ

「ほかの子にできることができない…」精神障害かつ生活保護を受ける親が障害のある子どもを育てて思うこと
2024.06.15

「ほかの子にできることができない…」精神障害かつ生活保護を受ける親が障害のある子どもを育てて思うこと

 習い事や家族旅行は贅沢? 子どもたちから何が奪われているのか?  低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、人気の水泳と音楽で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日本社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 発

発達障害の子どもをもつ親が直面する「貧困と体験格差」の現実
2024.06.14

発達障害の子どもをもつ親が直面する「貧困と体験格差」の現実

 習い事や家族旅行は贅沢? 子どもたちから何が奪われているのか?  低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」、人気の水泳と音楽で生じる格差、近所のお祭りにすら格差がある……いまの日本社会にはどのような「体験格差」の現実があり、解消するために何ができるのか。 発

正座もあぐらもできない息子、座禅体験はどうする? 足の不自由な息子の修学旅行に向けた事前調整
2024.06.11

正座もあぐらもできない息子、座禅体験はどうする? 足の不自由な息子の修学旅行に向けた事前調整

「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。

障害児者数1164万人 精神が57%増で最多に(厚労省推計)
2024.06.11

障害児者数1164万人 精神が57%増で最多に(厚労省推計)

 厚生労働省は5月31日、2022年12月時点の障害児者数は1164万6000人で、5年前の前回調査に比べて24・3%増えたとする推計を発表した。障害種別でみると前回は身体障害者が最多だったが、今回は精神障害者が56・6%増の614万8000人で最多となり、全体の5割強を占めた。

「和歌山市障害児者父母の会」60周年記念大会
2024.06.10

「和歌山市障害児者父母の会」60周年記念大会

「和歌山市障害児者父母の会」の結成60周年を記念した大会が、6月9日、和歌山市のホテル・アバローム紀の国で開かれ、およそ300人が参加しました。これは、障害者の課題解決をはかるため、1964年7月、障害別につくられていた「父母の会」を一本化して「障害児者父母の会」が結成されてから

柔軟な働き方を選択 改正育児・介護休業法が成立、来年施行
2024.06.02

柔軟な働き方を選択 改正育児・介護休業法が成立、来年施行

 仕事と育児・介護の両立を支援する改正育児・介護休業法などが5月24日、参議院本会議で賛成多数により可決、成立した。こどもが3歳から小学校に入学するまでの間、テレワークや短時間勤務、時差出勤などの制度を二つ以上用意し、従業員が選べるよう事業主に義務付ける。家庭の事情によってキャリア形成が妨げら

「息子が差別された」とションボリする夫 妻の秀逸なアドバイスに「考えさせられた」【漫画・作者インタビュー】
2024.06.01

「息子が差別された」とションボリする夫 妻の秀逸なアドバイスに「考えさせられた」【漫画・作者インタビュー】

 障害のある息子が公園で遊んでいたときのエピソードを描いた漫画「これって差別?」前後編が、Instagramで合計3500近くのいいねを集めて話題となっています。 11歳の息子と一緒に、公園へ行った父親。息子がブランコに乗っていると、隣にいた親子がスッと別の遊具に移動しました。父

重心型児童発達支援施設、9割強で「並行通園が必要」 - 保育園などでの受け入れ体制に課題
2024.05.31

重心型児童発達支援施設、9割強で「並行通園が必要」 - 保育園などでの受け入れ体制に課題

 重症の心身障害児が通う重心型の児童発達支援施設(151施設)の9割強で、保育園などの集団の中で生活習慣やコミュニケーションを学ぶ療育を行う「並行通園」が必要だと考えていることが、日本小児科学会が30日に公表した調査結果で分かった。一方、並行通園を実施している施設の約3割では、「園から子どもに

書籍紹介『子どもが発達障がいだとわかったときパパがやること全部』
2024.05.29

書籍紹介『子どもが発達障がいだとわかったときパパがやること全部』

合同出版株式会社は、『子どもが発達障がいだとわかったときパパがやること全部』を2024年5月28日に発売した。著者は発達障害児の父親で、当事者団体リーダーとして活動する橋 謙太氏である。著者の橋 謙太氏は、自身も知的障害を伴う自閉スペクトラム症の娘を育て上げ、現在は発達障害児パパ

図画工作と美術「特別支援教育の授業づくり」紹介 津久見市出身の高橋准教授が出版
2024.05.28

図画工作と美術「特別支援教育の授業づくり」紹介 津久見市出身の高橋准教授が出版

 大分県津久見市出身で、静岡大教育学部准教授の高橋智子さん(48)が「特別支援教育のための図画工作・美術の授業づくり」(開隆堂・2200円)を出版した。 高橋さんは1994年、大分大教育学部美術科に入学。同大学院を修了し、県内の中学校や私立大での臨時講師を経て2006年、静岡大に

重度自閉症で話せない15歳が文学賞で入選 タブレットで文章入力
2024.05.25

重度自閉症で話せない15歳が文学賞で入選 タブレットで文章入力

 重度自閉症の少年が書いた作文が、北九州市で開催された二つの文学賞に入選した。書いたのは神奈川県内の特別支援学校高等部に通う内田博仁さん(15)。言葉は話せないが、タブレットや電子手帳で文字を入力する訓練を重ね、文章をつづる。 「(主人公の)耕作が人生で何か一つでも成し遂げたいと

子が難病抱え生まれたら… 「出生前診断」実話に基づく映画公開
2024.05.21

子が難病抱え生まれたら… 「出生前診断」実話に基づく映画公開

 わが子を切望していた女性が授かったのは、難病を抱えた障害児だった――。妊婦の血液から胎児の異常を知ろうとする「新型出生前診断」が広がる中、実話を基に制作された長編映画「渇愛の果て、」が、新宿ケイズシネマ(東京都新宿区新宿3)で24日まで公開中だ。脚本・主演を務めた有田あん監督は「さまざまな選