# 被災者

「やっと半年」「日常ない」 能登半島地震の被災地、犠牲者しのぶ人々
2024.07.01

「やっと半年」「日常ない」 能登半島地震の被災地、犠牲者しのぶ人々

元日に起きた能登半島地震は1日で発生から半年となった。甚大な被害を受けた石川県内では、発生時刻の午後4時10分を中心に、犠牲になった家族や知人らの冥福を祈り、日常を取り戻そうとする被災者の姿があった。「やっと半年、という気持ち」。自宅が半壊した輪島市の主婦、土井正子さん(60)は

【能登半島地震から半年】仮設への入居進むが、倒壊建物の解体の進捗はわずか12%で街は痛々しい姿のまま
2024.07.01

【能登半島地震から半年】仮設への入居進むが、倒壊建物の解体の進捗はわずか12%で街は痛々しい姿のまま

元日夕に発生した登半島地震から半年を迎えた。地震による犠牲者は281人で、平成以降の地震災害では東日本大震災、阪神・淡路大震災に次ぐ規模。インフラの復旧が進み避難所は解消しつつあるが、倒壊家屋の多くが手つかずの状態。元日の午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュー

遅すぎる! 能登半島地震から半年でも復興進まず…SNSには岸田政権への怒りの投稿が
2024.07.01

遅すぎる! 能登半島地震から半年でも復興進まず…SNSには岸田政権への怒りの投稿が

 能登半島地震の発生から1日で半年。地震による犠牲者は281人となり、平成以降の地震災害では東日本大震災、阪神・淡路大震災に次ぐ規模となった。 被災地では仮設住宅の建設が進み、アパートなどを行政が借り上げる「みなし仮設」を含めると約1.7万人が避難生活を余儀なくされているという。

能登半島地震から半年、メディアが伝えない被災者たちの悲痛な本音と非情な現実
2024.07.01

能登半島地震から半年、メディアが伝えない被災者たちの悲痛な本音と非情な現実

今年の元日に発生した能登半島地震から半年、被災地以外の地域に暮らす人々の目に能登の現状はどう映っているだろうか。【小暮聡子(本誌記者)】地震直後に3万4000人余りいた石川県の避難者は、旅館などへの2次避難を含めて2394人にまで減った(6月18日時点)。2月からは仮設住宅への入

【能登半島地震から半年】自衛隊の派遣日数は東日本大震災超え 「置き去り」にされた被災地の厳しい現実
2024.07.01

【能登半島地震から半年】自衛隊の派遣日数は東日本大震災超え 「置き去り」にされた被災地の厳しい現実

 2024年1月1日、午後4時10分、石川県能登半島を襲った最大震度7の大地震から半年が過ぎる。半年という時間は、はたして長いのか、短いのか――まもなく夏を迎える能登には復旧の糸口さえ見いだせない、厳しい現実がある。 6月24日、輪島市市ノ瀬町で約4カ月ぶりに再開された行方不明者

避難所に今も2200人 がれき撤去進まず 能登半島地震から半年
2024.07.01

避難所に今も2200人 がれき撤去進まず 能登半島地震から半年

 元日、正月休みで帰省した家族のだんらんを襲った能登半島地震は、7月1日で発生から半年を迎えた。それなのに石川・能登の街では、倒壊した家のがれきなど地震直後と変わらない風景があちこちに残る。県内の避難所では今も、約2200人の被災者が自宅に戻れずにいる。 内閣府などによると、6月

住宅再建2人に1人「見通し立たない」、仮設住宅入居者100人へ本紙アンケート 能登地震半年
2024.06.30

住宅再建2人に1人「見通し立たない」、仮設住宅入居者100人へ本紙アンケート 能登地震半年

元日の能登半島地震で被災した石川県内の5市町で、応急仮設住宅に入居する被災者計100人に産経新聞がアンケートを実施した結果、今後の住宅再建について「見通しが立たない」との回答が5割超の52人に上った。仮設住宅の入居期間は最長で2年。地震から半年を経ても、多くの被災者が退去後の暮らしを描けないで

【独自】真備豪雨訴訟 岡山県、倉敷市への訴え撤回 原告団、国のみ相手に継続
2024.06.30

【独自】真備豪雨訴訟 岡山県、倉敷市への訴え撤回 原告団、国のみ相手に継続

 2018年7月の西日本豪雨で小田川と支流が決壊し、甚大な浸水被害を受けたのは河川の管理不足などが原因として、岡山県倉敷市真備町地区の住民らでつくる「り災者の会」の227人と1企業が国と県、倉敷市に対して約6億3千万円の損害賠償を求めている訴訟で、原告団は29日、県と市に対する訴えの取り下げを

ネパール“見捨てられた被災者” 地震から半年も来ない支援金 家族も家も仕事も失い…【FNSチャリティキャンペーン2024】
2024.06.28

ネパール“見捨てられた被災者” 地震から半年も来ない支援金 家族も家も仕事も失い…【FNSチャリティキャンペーン2024】

去年11月、マグニチュード6.4の大地震で20万人が被災したネパール。「FNSチャリティキャンペーン」の取材で訪れた倉田大誠アナウンサーが目にしたのは、地震から半年たった今も手つかずのがれきの山でした。被災者からは「政府から見捨てられた」との声も上がるこの地で一体何

能登半島地震、7月1日で半年 避難長期化で心身衰えに懸念
2024.06.28

能登半島地震、7月1日で半年 避難長期化で心身衰えに懸念

 最大震度7を観測した能登半島地震から7月1日で半年となる。各地で復旧作業が進む一方、被災者の生活再建は道半ば。被害が大きい石川県などが危惧しているのが、避難の長期化に伴う被災者の健康状態の悪化だ。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故、その後の大規模災害でも表面化した課題で、特に高齢者は運動

石川、能登地震犠牲者300人に 災害関連死18人追加認定へ
2024.06.25

石川、能登地震犠牲者300人に 災害関連死18人追加認定へ

 石川県は25日、能登半島地震の「災害関連死」として18人を追加で認定することを決めた。関連死は、既に正式認定された30人、認定が決まっている22人と合わせて計70人になり、地震犠牲者は、家屋の下敷きになるなどの直接死230人と合わせ300人に上る見通しとなった。 各市町に対する

加藤登紀子 母校東大の安田講堂で初ライブ イマジンを歌唱し「イマジン講堂に名前を変えよう」
2024.06.25

加藤登紀子 母校東大の安田講堂で初ライブ イマジンを歌唱し「イマジン講堂に名前を変えよう」

 歌手加藤登紀子(80)が24日、都内で、母校の東大安田講堂で7月14日に開催する「能登半島地震被災者支援チャリティコンサート」への意気込みなどを語った。 これまで、安田講堂のステージにイベントなどで立ったことがあるが正式なコンサートは今回が初めて。「荘厳でいい空間。いいホールで

心の復興をテーマにした映画「港に灯がともる」制作進む…阪神大震災発生30年
2024.06.21

心の復興をテーマにした映画「港に灯がともる」制作進む…阪神大震災発生30年

 街が復興しても、心が癒えない人が大勢いる――。阪神大震災で被災者の心のケアに奔走した精神科医・安克昌(あんかつまさ)さん(2000年死去)が目指した「心の復興」をテーマにした映画「港に灯(ひ)がともる」の制作が神戸市で進められている。震災直後の神戸に生まれた在日韓国人女性が心の不調と向き合い

ドローン・スマホで家屋の浸水被害を把握、罹災証明書の発行早め支援金受給へ…内閣府が指針改定
2024.06.21

ドローン・スマホで家屋の浸水被害を把握、罹災証明書の発行早め支援金受給へ…内閣府が指針改定

 内閣府は、雨水が排水施設の処理能力を超えて地上にあふれる「内水氾濫」による家屋の被害の程度を迅速に把握するため、ドローンやスマートフォンといったデジタル技術を活用できるようにした。支援金受給などに必要な罹災(りさい)証明書の発行を早め、被災者の生活再建をサポートする狙いがある。

「くまモン」能登地震の被災者と現地で交流へ…熊本地震応援で縁、「来てほしい」の声受け
2024.06.21

「くまモン」能登地震の被災者と現地で交流へ…熊本地震応援で縁、「来てほしい」の声受け

 能登半島地震の被災者を元気づけようと、熊本県は20日、県のPRキャラクター・くまモンを「復興応援“絆”大使」に任命し、石川県に派遣する方針を明らかにした。大使の初仕事として8月に被災者と交流する。 熊本県の木村敬知事が同日、県議会で明らかにした。県によると、2016年の熊本地震

石川県の能登復興基金条例が成立 1300億円増額補正も
2024.06.20

石川県の能登復興基金条例が成立 1300億円増額補正も

 石川県の能登半島地震復興基金を創設する条例が20日、県議会で全会一致により可決、成立した。約540億円で、宅地の液状化対策や水道管修繕の費用補助など、被災者支援のうち国事業でカバーできない部分を補う。2024年度一般会計を1302億円増額する補正予算案も賛成多数で可決した。補正後の一般会計総

能登地震の犠牲者282人、熊本地震上回る
2024.06.18

能登地震の犠牲者282人、熊本地震上回る

 石川県などは18日、能登半島地震の災害関連死として新たに22人を認定することを決めた。犠牲者は直接死も含めて計282人になり、2016年熊本地震の276人を上回る見通しとなった。

生活再建へモデル住宅馳知事「恒久的な住まい確保を」年度内に設計プラン集 県議会予算委
2024.06.17

生活再建へモデル住宅馳知事「恒久的な住まい確保を」年度内に設計プラン集 県議会予算委

 馳浩石川県知事は17日、能登半島地震により応急仮設住宅などで暮らす被災者が住宅を自力再建する際の参考となる復興モデル住宅の建設を検討すると明らかにした。モデル住宅は2016年の熊本地震でも建設されており、再建後の生活スタイルをイメージしてもらう。能登の復旧、復興には被災者が恒久的な住まいを早

島津悦子 石川県の志賀町と能登町で復興支援コンサート
2024.06.17

島津悦子 石川県の志賀町と能登町で復興支援コンサート

 石川県観光大使を務めている演歌歌手島津悦子(62)が16日、石川県の志賀町と能登町で復興支援コンサートを行った。 元日の「令和6年能登半島地震」で甚大な被害を受けた被災者を歌で応援したいと実施。金沢市内に住む島津は自らも被災しているが、町の観光大使でもある志賀町に「恩返しがした

島津悦子、石川・志賀町で無料ライブ「明日への元気が生まれば」同町で観光大使を務める
2024.06.16

島津悦子、石川・志賀町で無料ライブ「明日への元気が生まれば」同町で観光大使を務める

 歌手の島津悦子が16日、石川県の志賀町文化センターで無料コンサートを開催した。 1月の能登半島地震で大きな被害を受けた同町で観光大使を務める島津が、被災者を歌で元気づけたいと自ら持ちかけたイベント。今も避難所生活を送る人など300人に対して12曲を届け、「私の歌で少しでも皆様が