# 精神障害

精神障害の労災認定、5年連続最多 「カスハラ」は52件 厚労省
2024.06.28

精神障害の労災認定、5年連続最多 「カスハラ」は52件 厚労省

 厚生労働省が28日発表した2023年度の労災補償状況によると、仕事での強いストレスを原因とする精神障害の労災認定は883件に上った。 前年度から173件増え、5年連続で過去最多を更新。背景にはパワハラが労災の原因として認められるとの認識の広がりがあるとみられる。 

精神障害で労災認定、883件 過去最高、5年連続で更新
2024.06.28

精神障害で労災認定、883件 過去最高、5年連続で更新

 厚生労働省は28日、仕事によってうつ病などの精神障害を発症し、2023年度に労災認定を受けたのは883件だったと発表した。前年度から173件増加し、統計を始めた1983年度以降の過去最多を5年連続で更新した。自殺や自殺未遂に至ったケースは計79件で、前年度より12件多かった。 

カスハラによる労災は52件
2024.06.28

カスハラによる労災は52件

 厚生労働省は28日、精神障害による労災の原因項目として初集計したカスタマーハラスメントによる労災認定数が、2023年度は52件だったと明らかにした。

精神障害の労災883件、過去最多を更新
2024.06.28

精神障害の労災883件、過去最多を更新

 厚生労働省は28日、仕事でうつ病などの精神障害を発症し、2023年度に労災認定を受けたのは883件だったと発表した。過去最多を5年連続で更新した。

「人殺しの子として生きるのは辛い思いをするから」 妻と小学生の子ども2人を殺害 被告の男(44)が起訴内容を認める
2024.06.25

「人殺しの子として生きるのは辛い思いをするから」 妻と小学生の子ども2人を殺害 被告の男(44)が起訴内容を認める

2022年8月、愛知県扶桑町と犬山市で妻と小学生の子ども2人を殺害した罪に問われている男の裁判で、男は起訴内容を認めました。起訴状などによりますと、電気通信工事業、田中大介被告(44)は、2022年8月に当時住んでいた愛知県扶桑町の自宅で、妻の智子さん(当時42)の首を絞めて殺害

もう限界…「うつ病の夫と離婚したい」←精神障害が原因だけでは認められない?【弁護士の助言】
2024.06.24

もう限界…「うつ病の夫と離婚したい」←精神障害が原因だけでは認められない?【弁護士の助言】

もしも夫がうつ病などの精神障害になってしまったら。やたらとふさぎ込んでいたり、反対に偉そうにされたり八つ当たりをされたり、あるいは無理な要求をされたり……。そんなやりとりに疲れてしまったとき、離婚という選択肢が頭に浮かぶかもしれません。では、精神障害の夫と離婚するにはどうすればよいのでしょうか

「もう死んじゃうかも…」自殺未遂に終わった女性が笑顔で働く大宮の居酒屋 社長「生きる価値を見出したい」
2024.06.22

「もう死んじゃうかも…」自殺未遂に終わった女性が笑顔で働く大宮の居酒屋 社長「生きる価値を見出したい」

さいたま市のJR大宮駅前に「繋」と書かれた白いのれんをかけた居酒屋がある。きらびやかなネオン街の中では目立ちにくい佇まいだが、外からは分からない熱い誕生の物語があった。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介)●「人は稼げてなんぼ」「稼げる職場を作りたい。人って稼げてな

精神科病院のスマホ制限是正を 当事者団体が厚労省に要望
2024.06.19

精神科病院のスマホ制限是正を 当事者団体が厚労省に要望

 精神障害のある人の当事者団体、一般社団法人人権精神ネット(早坂智之代表)は10日、精神科病院に入院する患者のスマートフォン使用を一律に制限するのは不適切であることを全国の精神科病院に通知するよう厚生労働省に申し入れた。 同団体が今年5月、兵庫県内の病院を調べたところ、カメラ機能

過労死防止法、あす成立10年 増える心の病、若者・女性も
2024.06.19

過労死防止法、あす成立10年 増える心の病、若者・女性も

 「過労死」という言葉を初めて法律に使い、国に対策を講じる義務があると明記した「過労死等防止対策推進法」が成立して、20日で10年を迎える。調査や研究は進んだが、心の病を中心に問題はむしろ広がりを見せる。 「いまだ過労死ゼロにほど遠く、若い人の心身が損なわれる事案も増加している」

中国人詐欺グループで通訳の日本人に懲役6年求刑 弁護側は無罪主張
2024.06.18

中国人詐欺グループで通訳の日本人に懲役6年求刑 弁護側は無罪主張

 カンボジアが拠点となったSNSを使った特殊詐欺事件で、詐欺罪に問われた大阪市淀川区、無職伊藤宏樹被告(49)の論告求刑公判が18日、佐賀地裁(岡崎忠之裁判長)であり、検察側は懲役6年を求刑した。弁護側は「被害者らを欺いて金員を詐取しようとする故意はなかった」として無罪を主張した。判決は7月2

精神障害者の雇用、就労を円滑に 岐阜県が独自ツール作成へ
2024.06.18

精神障害者の雇用、就労を円滑に 岐阜県が独自ツール作成へ

 精神障害者の新規求職申し込み件数が急増する状況を踏まえ、岐阜県は円滑な雇用、就労を補助するためのツールづくりに着手した。受け入れ体制を整備するための企業向けチェックリストなど3つのツールを今年度中に作成し、来年度以降県内の企業や就労継続支援A、B型事業所、就労移行支援事業所、医療機関に周知し

「妄想などではなく、絶対に事実」 一審で無期懲役の判決も「心神耗弱」は誤診として控訴 控訴審の初公判
2024.06.18

「妄想などではなく、絶対に事実」 一審で無期懲役の判決も「心神耗弱」は誤診として控訴 控訴審の初公判

愛媛県新居浜市で元同僚の一家3人を殺害した罪に問われている男の控訴審が18日高松高裁で開かれ、弁護側は、1審の判決には事実誤認があったと主張しました。被告が記者への手紙で主張した内容とは…?住所不定、無職の河野智被告は、3年前の10月、新居浜市内の住宅で岩田友義さん

被告、殺害認める・みちのく記念病院事件
2024.06.13

被告、殺害認める・みちのく記念病院事件

 2023年3月、青森県八戸市の「みちのく記念病院」で、入院患者の男性が殺害された事件で、殺人罪に問われた本籍五戸町、住所不定、無職の被告(58)は13日、青森地裁(藏本匡成裁判長)で開かれた裁判員裁判初公判で、起訴内容を認めた。弁護側は心神喪失状態だったとし、無罪を主張。一方、検察側は責任能

殺人罪に問われた被告側が無罪主張 歯ブラシで同室の患者を刺した罪で初公判「心神喪失」 青森地裁
2024.06.13

殺人罪に問われた被告側が無罪主張 歯ブラシで同室の患者を刺した罪で初公判「心神喪失」 青森地裁

 青森県八戸市のみちのく記念病院で昨年3月、入院していた同市の男性男性=当時(73)=を刺殺したとして、殺人罪に問われた住所不定、無職の男(58)の裁判員裁判初公判が13日、青森地裁であった。被告側は起訴内容を認めたが、心神喪失による無罪を主張した。 検察側は冒頭陳述で「入院中の

障害児者数1164万人 精神が57%増で最多に(厚労省推計)
2024.06.11

障害児者数1164万人 精神が57%増で最多に(厚労省推計)

 厚生労働省は5月31日、2022年12月時点の障害児者数は1164万6000人で、5年前の前回調査に比べて24・3%増えたとする推計を発表した。障害種別でみると前回は身体障害者が最多だったが、今回は精神障害者が56・6%増の614万8000人で最多となり、全体の5割強を占めた。

神戸・男子高校生殺害事件 遺族「1ミリも引かない」元少年と両親相手取り1億5000万円賠償請求
2024.06.11

神戸・男子高校生殺害事件 遺族「1ミリも引かない」元少年と両親相手取り1億5000万円賠償請求

 神戸市北区の路上で2010年10月、堤将太さん(当時16歳・高校2年)が殺害された事件で、 殺人罪に問われた元少年(31・事件当時17歳 記事中では「男」と表記)とその両親を相手に、遺族が約1億5000万円の損害賠償を求め、神戸地裁に提訴した。提訴は2024年3月1日。 10日

「も」も繰り返せば―つくる冒険で知るアートの楽しさ 滋賀県立美術館で6月23日まで
2024.06.07

「も」も繰り返せば―つくる冒険で知るアートの楽しさ 滋賀県立美術館で6月23日まで

大津市の滋賀県立美術館で行われている「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人-たとえば、『も』を何百回と書く。」は、アートを見る楽しさを教えてくれる展覧会だ。アール・ブリュットは日本語では「生の芸術」と訳される。会場に並んでいるのは精神障害者や知的障害者らの作品。担当学芸員の

鉄道の障害者割引は「半人前扱い」「謎ルール」なのか?JR・大手私鉄が単独割引をしないワケ
2024.05.29

鉄道の障害者割引は「半人前扱い」「謎ルール」なのか?JR・大手私鉄が単独割引をしないワケ

 鉄道各社は近年、障害者向けの割引制度などのサービス拡充を進めている。だが、現在の割引制度は障害者福祉の観点から不十分との声も根強い。割引を拡大する事業者と当事者の間に、どんな隔たりがあるのだろうか。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)● 鉄道各社が精神障害者を 障害者割引の対象に

幼い娘3人を殺害した罪に問われている29歳母親初公判 弁護側「『子どもたちを置いていくな』と幻聴が…」 検察側「責任能力認められる」
2024.05.27

幼い娘3人を殺害した罪に問われている29歳母親初公判 弁護側「『子どもたちを置いていくな』と幻聴が…」 検察側「責任能力認められる」

当時0歳から5歳の娘3人を殺害した罪に問われている女の裁判で、弁護側は無罪を主張しました。起訴状などによりますと、愛知県一宮市の無職 遠矢姫華(とおや ひめか)被告29歳はおととし2月、自宅で長女の姫茉梨ちゃん(当時5歳)と、次女の菜乃華ちゃん(当時3歳)、そして三女の咲桜ちゃん

“自分は特別”と思いこみ、対人関係でトラブルに「自己愛性パーソナリティ障害」にどう対処する?
2024.05.26

“自分は特別”と思いこみ、対人関係でトラブルに「自己愛性パーソナリティ障害」にどう対処する?

一人一人異なるパーソナリティの大きな偏りによって、本人や周囲に悩みごとが生まれてしまう「パーソナリティ障害」。今回は精神科医の藤野智哉先生に、自分を特別視してしまいがちな「自己愛性パーソナリティ障害」の特徴や困りごとについて伺いました。――今回取り上げる「自己愛性パーソナリティ障