幼い娘3人を殺害した罪に問われている29歳母親初公判 弁護側「『子どもたちを置いていくな』と幻聴が…」 検察側「責任能力認められる」

AI要約

愛知県一宮市で起きた0歳から5歳の娘3人を殺害した罪に問われている女の裁判で、弁護側が無罪を主張。

被告は子どもたちの首を絞めて殺害した罪を認めつつ、心神喪失状態を主張。

検察側は育児に悩んだ結果無理心中を図ったと主張し、責任能力を認める。

幼い娘3人を殺害した罪に問われている29歳母親初公判 弁護側「『子どもたちを置いていくな』と幻聴が…」 検察側「責任能力認められる」

当時0歳から5歳の娘3人を殺害した罪に問われている女の裁判で、弁護側は無罪を主張しました。

起訴状などによりますと、愛知県一宮市の無職 遠矢姫華(とおや ひめか)被告29歳はおととし2月、自宅で長女の姫茉梨ちゃん(当時5歳)と、次女の菜乃華ちゃん(当時3歳)、そして三女の咲桜ちゃん(当時9か月)の首を、ひも状のもので絞めて殺害した罪に問われています。

27日に名古屋地裁で開かれた初公判で、遠矢被告は起訴内容について「間違いありません」と話しましたが、弁護側は「殺意はなく『子どもたちを置いていくな』と幻聴が聞こえるなど心神喪失の状態で責任能力は無い」と無罪を主張しました。

一方、検察側は「育児に悩んだ結果無理心中を図った。責任能力が認められる」などと指摘しました。