# 海洋学

2メートル隆起の輪島港 九州大学が詳細な「海底地形図」を公開
2024.07.01

2メートル隆起の輪島港 九州大学が詳細な「海底地形図」を公開

能登半島地震で海底が隆起した石川県の輪島港周辺で、九州大学などは1日、漁業者の安全な操業につなげてもらおうと、詳細な海底地形図を公開しました。九州大学などの研究グループは、隆起による海底の変化や海底活断層を把握するため、石川県輪島市の輪島港周辺で、今年4月から5月にかけて、海底地

3300年前の沈没船発見。当時の航海術は予想以上に高度だった?
2024.06.28

3300年前の沈没船発見。当時の航海術は予想以上に高度だった?

イスラエル沖で天然ガスを採掘している企業が、地中海の海底で3300年前の沈没船とその積み荷を発見しました。注目すべきは沈没船が見つかった位置で、イスラエル北部の海岸から約90kmと、そのような古代船としては驚くほど陸地から離れていたのです。1年ほど前に水深1800m

南極氷床の下で進む融解、海面上昇は予想以上に加速か 英研究所
2024.06.26

南極氷床の下で進む融解、海面上昇は予想以上に加速か 英研究所

(CNN) 南極大陸で氷床の融解が進むなか、氷床の下に暖かい海水が少しずつ流れ込んでいる現象が新たに見つかり、海面が予想以上の速さで上昇する可能性が指摘されている。英南極研究所(BAS)のチームが、25日発行の地球科学の専門誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に報告した。

3300年前の沈没船見つかる、古代の航海の知見覆すと専門家 地中海東部
2024.06.22

3300年前の沈没船見つかる、古代の航海の知見覆すと専門家 地中海東部

(CNN) 地中海の海底から、3300年前の沈没船が発見された。これまで見つかった中で最古の沈没船の一つであり、古代世界の航海に対する知見を書き換えるものだという。イスラエル考古学庁が明らかにした。同庁の声明によれば、当該の船は紀元前13世紀または同14世紀のものと推定される。見

3000年前の難破船発見 ワイン保存用つぼ積載 イスラエル沖
2024.06.21

3000年前の難破船発見 ワイン保存用つぼ積載 イスラエル沖

 【エルサレムAFP時事】イスラエル考古学庁は20日、同国北部沖合の海底で、3000年以上前の難破船が見つかったと発表した。 船に積まれていたつぼも無傷で多数発見。同庁は「歴史を変える世界的な発見だ」としている。 地中海のイスラエル沖で操業する天然ガスの開発会社が昨

ヤリイカ、生命の神秘 雌の取り合いで不利な小型の雄の”作戦”とは 島根大生物資源科学部・広橋教授が繁殖生態を解説 鳥取市
2024.06.20

ヤリイカ、生命の神秘 雌の取り合いで不利な小型の雄の”作戦”とは 島根大生物資源科学部・広橋教授が繁殖生態を解説 鳥取市

 島根大生物資源科学部の広橋教貴教授が16日、鳥取市内で「日本海のイカ類と繁殖生態」と題して講演した。ヤリイカの雄は大型と小型の個体がおり、雌を取り合う争いで不利な小型の雄は、大型の雄の精子より大きくて強い精子を作るという研究成果を説き、生命の神秘にいざなった。 講演によると、ヤ

南海トラフ巨大地震を20秒・津波を20分早く検知出来る観測網「N‐net」来月1日完成 高知~宮崎沖に観測機器
2024.06.18

南海トラフ巨大地震を20秒・津波を20分早く検知出来る観測網「N‐net」来月1日完成 高知~宮崎沖に観測機器

南海トラフ巨大地震の津波をこれまでより最大で20分程度早く検知できる観測網の整備が、来月完了します。来月1日に整備が完了し試験運用が始まる「N‐net」=南海トラフ海底地震津波観測網は、高知県室戸市から宮崎県串間市の沖合の海底に18の観測装置を設置し、その間を海底ケーブルでつなぐ

能登半島地震の影響で「海底が隆起」すさまじい力が働いたことを海上保安庁が発表
2024.06.16

能登半島地震の影響で「海底が隆起」すさまじい力が働いたことを海上保安庁が発表

 海上保安庁は2024年6月11日、5月18日から24日にかけて石川県珠洲市北方沖で行った海底地形調査の結果を発表しました。 この調査は、能登半島沖で1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」における、断層運動の全容を明らかにするための一環として測量船「天洋」を使い行われた海底調

英探検家シャクルトンの船、カナダ沖の海底で見つかる
2024.06.13

英探検家シャクルトンの船、カナダ沖の海底で見つかる

(CNN) 著名な英国人探検家のアーネスト・シャクルトンが乗船していたクエスト号がカナダの沖合約27キロの海底で、ほぼ無傷の状態で発見された。王立カナダ地理学会が12日、発表した。シャクルトンは1922年1月、クエスト号に乗船中、心臓発作を起こして亡くなった。専門家によれば、クエ

能登半島沖で海底が14キロにわたり“最大4メートル隆起”「活断層が動いたことがより確かになった」地震調査委
2024.06.11

能登半島沖で海底が14キロにわたり“最大4メートル隆起”「活断層が動いたことがより確かになった」地震調査委

海上保安庁は、石川県珠洲市沖の海底で、能登半島地震後としてはこれまでで最も大きいおよそ4メートルの隆起を確認したと発表しました。海上保安庁は5月、測量船を使って能登半島沖の海底地形を調べ、過去のデータと比較したところ、珠洲市の北およそ1キロから4キロ沖合の海底が、長さおよそ14キ

能登半島地震を引き起こした海底活断層か 石川県珠洲市北方向の沖で海底が約4m隆起~海上保安庁
2024.06.11

能登半島地震を引き起こした海底活断層か 石川県珠洲市北方向の沖で海底が約4m隆起~海上保安庁

海上保安庁が測量船による能登半島周辺の海底地形調査を行ったところ、珠洲市の北の海底で、最大4メートルの隆起を確認したと発表しました。海上保安庁は、石川県珠洲市周辺の海底地形の変化を確認するため、先月18日から24日にかけて、測量船「天洋」による調査を行いました。今回

「東海の石油15年探査したが将来性なし」…昨年韓国から撤退した豪企業
2024.06.07

「東海の石油15年探査したが将来性なし」…昨年韓国から撤退した豪企業

 「東海(トンヘ)に石油・ガス埋蔵の可能性」の発表に関心が集まる中、2007年から15年間にわたって東海の鬱陵(ウルルン)盆地付近の深海探査を実施してきたオーストラリアのエネルギー企業「ウッドサイド・ペトロリアム」が、2023年1月に「将来性なし」として手を引いていたことが明らかになった。同年

光ファイバーケーブルで鳥島近海の津波の観測に成功 観測網少ない海域の強化に期待
2024.06.06

光ファイバーケーブルで鳥島近海の津波の観測に成功 観測網少ない海域の強化に期待

海底の光ファイバーケーブルが津波の観測に一役買うかもしれません。 2023年に太平洋側で観測された津波について、高知県の沖合60キロから陸地に迫ってくる様子を捉えたとする研究結果が示されました。 2023年10月、伊豆諸島の鳥島の近海で津波が発生し、一時、太平洋側で

「東日本大震災」よりはるかに多い…「南海トラフ巨大地震」で「衝撃的な数」になると予測される死因
2024.06.03

「東日本大震災」よりはるかに多い…「南海トラフ巨大地震」で「衝撃的な数」になると予測される死因

 南海トラフ巨大地震は、広い範囲で津波襲来が懸念されている。津波の伝搬速度は――海の水深によって異なるが――水深4000メートルならジェット機並みの時速約700キロメートル、水深500メートルなら時速約250キロメートル、水深100メートルでも時速約110キロメートルの速度でやってくる。しかし

温暖化進む日本は居住可能? 100人超の研究者が初会合
2024.06.02

温暖化進む日本は居住可能? 100人超の研究者が初会合

 温暖化の影響を受ける日本に住み続けることは可能なのか?100人を超える研究者が、観測や研究を行うプロジェクトの初めての会合がありました。 日本周辺の海域では、温暖化の影響によって、赤道付近から黒潮で運ばれる熱量が増加しています。その結果、ほかの海域に比べ約2倍の速さで海水温が上

富山湾の地震影響調査開始 水質、生態系、九州大など
2024.05.31

富山湾の地震影響調査開始 水質、生態系、九州大など

 富山大、九州大、長崎大の研究チームは31日、能登半島地震で海底地すべりが発生した富山湾周辺の海洋環境調査を開始した。長崎大の練習船「長崎丸」を使い、地震と津波による海底地形や水質、生態系の変化などを3日間にわたって調べる。 海洋物理や環境評価、地球化学などの専門家と学生ら計約6

【高校野球】焼津水産が1勝を釣り上げる 海洋実習と両立だ…全国高校野球選手権静岡県大会7月6日初戦~話題校紹介
2024.05.31

【高校野球】焼津水産が1勝を釣り上げる 海洋実習と両立だ…全国高校野球選手権静岡県大会7月6日初戦~話題校紹介

 焼津水産は、県唯一の水産高校ならではの試練を乗り越え、まず1勝をもぎ取る。早ければ7月6日に大会初戦となるが、チームではその前日まで主力3選手が約1か月にわたる海洋実習に出る。不在期間から大会開幕に向けて、チーム一丸となって挑む。 焼津水産の内野守備に欠かせない3人が、大会直前

「終末の氷河」の下に押し寄せる海水、海面上昇を悪化させる可能性 新研究
2024.05.21

「終末の氷河」の下に押し寄せる海水、海面上昇を悪化させる可能性 新研究

(CNN) 南極西部のスウェイツ氷河では、氷河の下に数キロにわたって海水が押し寄せ、これまで考えられていたよりも融解しやすくなっていることが分かった。宇宙からのレーダーデータを使ってこの氷河をX線撮影した新しい研究によって明らかになった。米国科学アカデミー紀要に20日に発表された

能登半島沖に4メートルの海底隆起 専門家「複数の活断層が活動」
2024.05.17

能登半島沖に4メートルの海底隆起 専門家「複数の活断層が活動」

4回に1回しか当たらない?予測が難しい「線状降水帯」を“視る”観測船「凌風丸」「啓風丸」を取材 都道府県単位に精度高めた観測体制へ
2024.05.07

4回に1回しか当たらない?予測が難しい「線状降水帯」を“視る”観測船「凌風丸」「啓風丸」を取材 都道府県単位に精度高めた観測体制へ