# 再審請求

鹿児島県警の捜査資料廃棄促す文書「被告人に有利な証拠隠してきた」…冤罪被害者支援団体が抗議
2024.06.28

鹿児島県警の捜査資料廃棄促す文書「被告人に有利な証拠隠してきた」…冤罪被害者支援団体が抗議

 鹿児島県警が再審請求対策などとして、捜査資料の廃棄を促すような文書を作成していた問題で、各地の冤罪事件で被害者の支援活動を行っている日本国民救援会の県本部は27日、県警に抗議を申し入れた。 県警は昨年10月に発行した「刑事企画課だより」に「再審や国賠請求等において、廃棄せずに保

鹿児島県警、捜査書類の保管は「組織的にプラスにならない」…速やかな廃棄促す内部文書作成
2024.06.25

鹿児島県警、捜査書類の保管は「組織的にプラスにならない」…速やかな廃棄促す内部文書作成

 政府は25日、鹿児島県警が再審請求対策などで捜査書類の速やかな廃棄を促す内部文書を作成していたとする答弁書を閣議決定した。 答弁書によると、同県警が昨年10月に作成した「刑事企画課だより」に、「再審や国家賠償請求などで保管していた捜査書類は組織的にプラスにならない」との記述があ

“平成の毒婦”と呼ばれた妻、そして母…夫と息子が語る林眞須美死刑囚の秘話 今も無実を信じて 
2024.06.23

“平成の毒婦”と呼ばれた妻、そして母…夫と息子が語る林眞須美死刑囚の秘話 今も無実を信じて 

1998年7月、和歌山市園部の夏祭りでカレーを食べた67人がヒ素中毒に陥り、うち4人が亡くなった「和歌山カレー事件」から26年。その「真相」に迫ったドキュメンタリー映画が8月3日から全国で公開される。この事件では、地元の主婦だった林眞須美死刑囚(62)がカレーの鍋にヒ素を入れたと

「無実かどうかを言うことは限りなく難しい」二人の少女が惨殺された事件を10年間取材した男が持った実感
2024.06.17

「無実かどうかを言うことは限りなく難しい」二人の少女が惨殺された事件を10年間取材した男が持った実感

 1992年2月21日、福岡県甘木市の山中で、二人の女児の遺体が発見された。遺体の服は乱れ、頭部には強い力で殴打されたことを示す傷が残っていた。二人は、約18キロ離れた飯塚市内の小学校に通う一年生で、前日朝何者かに誘拐され、その日のうちに殺害、遺棄されたものと見られた。<

鹿児島県警、捜査書類の廃棄促す文書作成「再審で組織にプラスない」 大崎事件弁護団が「前例」示し抗議声明「無実の罪晴らす機会奪われる暴挙。許しがたい」
2024.06.17

鹿児島県警、捜査書類の廃棄促す文書作成「再審で組織にプラスない」 大崎事件弁護団が「前例」示し抗議声明「無実の罪晴らす機会奪われる暴挙。許しがたい」

 鹿児島県警が再審などで不利にならないよう、捜査書類の速やかな廃棄を促す内部文書を作成していた問題を巡り、1979年に大崎町で男性の変死体が見つかった「大崎事件」で、第4次再審請求中の原口アヤ子さん(97)の弁護団は16日、「無罪に導く証拠の廃棄を指示するもので、極めて深刻な問題だ」として証拠

大崎事件の原口さん、97歳祝う 「頑張ろうね」に相鎚
2024.06.15

大崎事件の原口さん、97歳祝う 「頑張ろうね」に相鎚

 鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」で、殺人罪などで服役し無実を訴え再審請求中の原口アヤ子さんが15日、97歳の誕生日を迎え、入所する県内の介護施設を支援者5人が訪れて祝った。「おめでとう」「頑張ろうね」などの呼びかけに、原口さんは耳を傾け、相鎚を打った。<

菊池事件 熊本地裁、九大名誉教授を証人採用 違憲理由で再審請求
2024.06.14

菊池事件 熊本地裁、九大名誉教授を証人採用 違憲理由で再審請求

 1952年に熊本県で起きた殺人事件でハンセン病とされた男性が無実を訴えたまま隔離施設内の「特別法廷」で裁かれて死刑になった「菊池事件」の再審請求で、熊本地裁(中田幹人裁判長)は14日、再審を求める弁護団が申請した九州大名誉教授、内田博文氏(刑事法)を証人尋問に採用すると決定した。弁護団が明ら

鹿児島県警が捜査資料の廃棄促す文書配布「再審や国家賠償請求などでプラスになることはありません」
2024.06.12

鹿児島県警が捜査資料の廃棄促す文書配布「再審や国家賠償請求などでプラスになることはありません」

 鹿児島県警が、再審請求対策などで捜査資料の廃棄を促すような文書を作成し、警察内部向けに配布していたことが県警への取材でわかった。その後、表現が不適切だったとして、内容を修正し、再発行した。 県警によると、昨年10月に発行された「刑事企画課だより」で「再審や国家賠償請求などで、保

捜査書類廃棄促す文書、鹿児島 「再審で組織にプラスない」
2024.06.11

捜査書類廃棄促す文書、鹿児島 「再審で組織にプラスない」

 鹿児島県警は11日、速やかな捜査書類の廃棄を促す内部文書を作成していたと明らかにした。県警によると「再審や国賠請求等において、廃棄せずに保管していた捜査書類やその写しが組織的にプラスになることはありません」との記載がある。再審請求では、検察側が新たに開示した証拠が無罪立証の決め手につながった

飯塚事件第2次再審 弁護側が即時抗告 福岡地裁の棄却請求に不服
2024.06.10

飯塚事件第2次再審 弁護側が即時抗告 福岡地裁の棄却請求に不服

 福岡県飯塚市で1992年に小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で略取誘拐や殺人の罪に問われて死刑が確定し、2008年に執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚(執行時70歳)の第2次再審請求審で、弁護側は10日、請求を棄却した5日の福岡地裁決定を不服として、福岡高裁に即時抗告した。

弁護士、記者、捜査員それぞれの「正義」を知りたい 飯塚事件を追った『正義の行方』を刊行した木寺一孝さん
2024.06.08

弁護士、記者、捜査員それぞれの「正義」を知りたい 飯塚事件を追った『正義の行方』を刊行した木寺一孝さん

1992年に福岡県で起きた飯塚2女児殺害事件(以下「飯塚事件」)で死刑を執行された久間三千年(くま・みちとし)元死刑囚(執行時70歳)の遺族が起こした第2次再審請求審で、福岡地裁は6月5日、裁判のやり直し(再審)を認めない決定を出した。もし死刑執行後の再審が認められれば日本初の事例となるが、「

捜査資料の廃棄促す文書作成か 鹿児島県警、照会に「担当者不在」
2024.06.08

捜査資料の廃棄促す文書作成か 鹿児島県警、照会に「担当者不在」

 鹿児島県警が、刑事事件の裁判のやり直しを求める再審請求などで弁護側に利用されるのを防ぐため、作成済みの捜査書類を速やかに廃棄するよう促す内部向けの文書を作成していた疑いがあることが、関係者への取材で判明した。過去の再審事件では、弁護側の求めで開示された捜査資料で再審開始につながったケースもあ

「飯塚事件」2度目の再審請求棄却 新証言も「証拠として認められない」 弁護団「決定は最悪のパターン」即時抗告へ
2024.06.06

「飯塚事件」2度目の再審請求棄却 新証言も「証拠として認められない」 弁護団「決定は最悪のパターン」即時抗告へ

32年前、福岡・飯塚市で小学生の女の子2人が殺害されたいわゆる「飯塚事件」をめぐり、死刑が執行された元死刑囚の2度目の再審請求について、福岡地裁は請求を棄却した。2024年6月5日、飯塚事件の第2次再審、裁判のやり直し請求への福岡地裁の判断を前に、裁判所前には支援者などが集まり、

「最悪パターン」怒りあらわ 再審請求棄却で弁護団 飯塚事件
2024.06.05

「最悪パターン」怒りあらわ 再審請求棄却で弁護団 飯塚事件

 1992年に福岡県飯塚市の女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑が執行された久間三千年元死刑囚=執行時(70)=の再審請求が退けられたのを受け、弁護団は5日、福岡市内で記者会見し、「最悪のパターンだ」と怒りをあらわにした。  今回の再審請求審では、女児2人が連れ去

「捜査機関の記憶に反した調書作成動機見いだせない」 飯塚事件第2次再審請求審
2024.06.05

「捜査機関の記憶に反した調書作成動機見いだせない」 飯塚事件第2次再審請求審

福岡県飯塚市で平成4年に小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑が確定し20年に執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚=執行時(70)=の第2次再審請求審で、5日に福岡地裁(鈴嶋晋一裁判長)が出した裁判のやり直しを認めない決定をした理由として「捜査機関が無理に記憶に反する調書を作

目撃証言「信用できない」弁護団即時抗告へ 飯塚事件、再審請求棄却
2024.06.05

目撃証言「信用できない」弁護団即時抗告へ 飯塚事件、再審請求棄却

 福岡県飯塚市で1992年、女児2人が殺害された「飯塚事件」で、福岡地裁は5日、死刑が執行された久間(くま)三千年(みちとし)・元死刑囚(執行時70)の裁判のやり直しを求める再審請求を棄却した。鈴嶋晋一裁判長は、弁護団が新証拠と主張した2人の目撃証言をいずれも「信用できない」と退けた。

「飯塚事件」再審認めず、弁護側「最悪のパターン」検察側「適切な判断」…主任弁護人は目元ぬぐう
2024.06.05

「飯塚事件」再審認めず、弁護側「最悪のパターン」検察側「適切な判断」…主任弁護人は目元ぬぐう

 1992年に起きた「飯塚事件」で死刑が執行された久間三千年元死刑囚(執行時70歳)について、5日の福岡地裁決定は再審開始を認めなかった。弁護側が新証拠として提出した女児2人に関する証言に対し、決定は「変遷している」などとして信用性を否定。検察側は「適切な判断」と評価し、確定審から弁護人を務め

「飯塚事件」福岡地裁が第二次再審請求を棄却
2024.06.05

「飯塚事件」福岡地裁が第二次再審請求を棄却

福岡県飯塚市で小学生の女の子2人を誘拐・殺害した罪が確定し、被告の死刑が執行されたいわゆる「飯塚事件」で、福岡地裁が遺族から出されていた2度目の再審請求を棄却しました。1992年、当時小学1年生だった女の子2人が誘拐され、殺害された飯塚事件では、久間三千年元死刑囚が殺人の罪などに

「決定文は人間が書いた文章ではない」元死刑囚の再審棄却に弁護団 10日抗告へ 女児2人殺害の飯塚事件
2024.06.05

「決定文は人間が書いた文章ではない」元死刑囚の再審棄却に弁護団 10日抗告へ 女児2人殺害の飯塚事件

32年前、福岡県飯塚市で女の子2人が殺害された「飯塚事件」をめぐり、5日福岡地裁は元死刑囚の遺族が裁判のやり直しを求めていた2度目の再審請求を棄却した。弁護団は、「全く不当なもの」だとして即時抗告するとの声明を出した。「理不尽な決定がなされた背景に、既に死刑が執行されており再審開

登校中の女児2人殺害、飯塚事件の第2次再審請求を棄却…女性「新証言」の信用性否定
2024.06.05

登校中の女児2人殺害、飯塚事件の第2次再審請求を棄却…女性「新証言」の信用性否定

 福岡県飯塚市で1992年、女児2人(いずれも当時7歳)が殺害された「飯塚事件」を巡り、殺人罪などで死刑が確定し、執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚(執行時70歳)の第2次再審請求審で、福岡地裁は5日、請求を棄却する決定を出した。鈴嶋晋一裁判長は、2人を見たとされる女性が当時の供述を