# 伝統産業

「海の宝石」真珠は日本の重要な水産物 輸出強化、国内でも新たな動き
9時間前

「海の宝石」真珠は日本の重要な水産物 輸出強化、国内でも新たな動き

 「海の宝石」と呼ばれ、独特の輝きを放つ真珠は、実は日本の重要な水産物だ。輸出も促進し、海外で高い評価を得ている。結婚式などで女性が身に着けるのが定番だが、近年は男性や若者など幅広い層に浸透を図っている。真珠の現状と魅力などに迫った。(時事通信水産部 岡畠俊典)◆真珠養殖は「世界

「畳スピーカー」市販へ “ごろ寝”でボディソニック体験、Bluetooth接続で
2024.07.05

「畳スピーカー」市販へ “ごろ寝”でボディソニック体験、Bluetooth接続で

 畳表の原料“い草”の産地として知られる熊本県八代市から「畳スピーカー」が誕生する。八代産畳表認知向上・需要拡大推進協議会は、畳にスピーカーを内蔵した「畳スピーカー TTM-V20」を7月5日から販売すると発表した。価格は24万9800円。 八代産の畳に90mm径のボディソニック

栃木県内で51年ぶりの清酒蔵 鹿沼の小林醸造、旧小学校体育館を改装し竣工式
2024.07.05

栃木県内で51年ぶりの清酒蔵 鹿沼の小林醸造、旧小学校体育館を改装し竣工式

 清酒製造業の小林醸造(栃木県鹿沼市上粕尾、小林一三(こばやしいちぞう)社長)は4日、同所の旧上粕尾小体育館を改装した「前日光醸造所」の竣工(しゅんこう)式を行った。県内で新たな事業者が清酒醸造を行うのは51年ぶりで、37年ぶりに鹿沼市産の清酒が復活する。◇ほかにもWeb写真館に

九州豪雨で被災し廃業も覚悟、伝統のしょうゆが奇跡の復活…現場からもろみの酵母菌を抽出
2024.07.04

九州豪雨で被災し廃業も覚悟、伝統のしょうゆが奇跡の復活…現場からもろみの酵母菌を抽出

 2020年7月の九州豪雨で被災した熊本県人吉市鍛冶屋町の「釜田醸造所」が、浸水被害を受けたもろみから抽出した酵母を使って、しょうゆ造りを再開した。「マルカマ醤油(しょうゆ)」で知られる1931年創業の老舗。一時は廃業を覚悟したという3代目社長の釜田顕(あきら)さん(57)は「多くの方々の支援

「さとねり」を次世代に 宮崎の黒砂糖作り CFで支援呼びかけ
2024.07.04

「さとねり」を次世代に 宮崎の黒砂糖作り CFで支援呼びかけ

 宮崎県日南市で江戸時代から受け継がれている黒砂糖作り「さとねり」。石と粘土で固めたかまどや鉄釜による昔ながらの製法を次世代に残そうと「風田製糖組合」(平島二三夫代表、1戸)が大釜の新調を目指し、クラウドファンディング(CF)で資金支援を呼びかけている。 同組合の資料では、江戸時

熱海の看板のない日本料理店「律」が1周年 地元の鮮魚卸が運営
2024.07.04

熱海の看板のない日本料理店「律」が1周年 地元の鮮魚卸が運営

 日本料理店「律(リツ)」(熱海市水口町)が6月26日、オープン1周年を迎えた。(熱海経済新聞) 創業約50年の鮮魚卸「かね八水産」の直営店として昨年6月に開いた同店。席数は、カウンター4席とテーブル席8席。住宅街の路地にあり、「看板のない飲食店」として運営している。山本優花店長

岡山経済新聞・上半期PVランキング1位はうどん村の事業継承
2024.07.01

岡山経済新聞・上半期PVランキング1位はうどん村の事業継承

 岡山経済新聞の2024年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、讃岐うどん店「うどん村」の事業継承を紹介した記事だった。(岡山経済新聞) ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下

和菓子屋の息子、「パティシエ」になる 独立し洋菓子店オープン、家族への思いは… 実家を継いだ弟はマツコ・デラックスさんも絶賛の“元ホスト” 
2024.06.30

和菓子屋の息子、「パティシエ」になる 独立し洋菓子店オープン、家族への思いは… 実家を継いだ弟はマツコ・デラックスさんも絶賛の“元ホスト” 

5月、島根県松江市におしゃれな洋菓子店がオープンし、早速人気を集めています。店を立ち上げたパティシエは、実は元々"和菓子店"の息子。和菓子屋で育った彼が洋菓子店を始めた理由とは?松江市に5月にオープンしたばかりの「HAPPY SWEETS FACTORY」。店頭には見た目も美しい

辞めたくなった過去も糧にした板金店3代目 端材で生みだしたオリジナル雑貨を世界へ
2024.06.30

辞めたくなった過去も糧にした板金店3代目 端材で生みだしたオリジナル雑貨を世界へ

 三重県伊賀市の奥井板金店は建築板金の技術で屋根や樋、外装の工事を手がけています。2代目の父のもとで働く奥井健さん(39)は、家業の仕事に行き詰まって雑貨店のアルバイトを掛け持ちした過去もありました。やがて、手仕事による板金技術のニーズが減りつつあることに危機感を持ち、建築板金や雑貨店の経験を

老舗の箱屋がつくった「猫のひげ入れ」 会津木綿を使った美しく丈夫な箱【ふくしまSHOW】
2024.06.30

老舗の箱屋がつくった「猫のひげ入れ」 会津木綿を使った美しく丈夫な箱【ふくしまSHOW】

七日町通りにあるこちらのお店。看板には、桐屋(きりや)紙器(しき)と書いてあります。店主:諏佐さん「箱屋です。昔からお菓子や会津漆器が入る箱を作ることを生業としてきた会社。」会津で9代続いてきた桐屋紙器。元々、箱の製造を行う卸売業をメイン

ナンバープレートにしたらかっこいいと思う「富山県の地名」ランキング! 2位は「高岡」、1位は?
2024.06.29

ナンバープレートにしたらかっこいいと思う「富山県の地名」ランキング! 2位は「高岡」、1位は?

 ねとらぼでは、2024年6月16日から6月23日にかけて、「ナンバープレートにしたらかっこいいと思う富山県の地名は?」というテーマでアンケートを実施しました。 今回の投票では、合計1186票が集まりました。投票いただいた皆さん、ありがとうございます! さっそく、ランキング結果を

震災乗り越え、伝統を受け継ぐ 400年以上続く「揚げ浜式」製塩 石川・珠洲
2024.06.29

震災乗り越え、伝統を受け継ぐ 400年以上続く「揚げ浜式」製塩 石川・珠洲

 石川県珠洲市でくみ上げた海水を砂地にまく真酒谷淳志さん(29)。 作業を見詰めるのは、400年以上続く「揚げ浜式」製塩の技術を守る「珠洲製塩」社長の山岸順一さん(88)だ。能登半島地震から半年を迎える中、若手とベテランの塩作りにも力が入る。 入社2年目の真酒谷さん

さっぱりした喉ごし 涼を味わう「ところてん」 老舗の食品会社で製造ピーク 越前市・柿谷商店
2024.06.25

さっぱりした喉ごし 涼を味わう「ところてん」 老舗の食品会社で製造ピーク 越前市・柿谷商店

梅雨の蒸し暑さが続く中、越前市では、さっぱりした喉ごしが魅力のところてんの製造が続いていて、食卓に涼を届けます。越前市にある創業139年の老舗の食品会社では、明治時代から国産のテングサを使った昔ながらのところてんを製造しています。25日も早朝からテングサを煮出して固めたものを、つ

あと数日で公費解体のはずが…老舗酒屋の1階部分が突然崩れる 石川・能登町
2024.06.24

あと数日で公費解体のはずが…老舗酒屋の1階部分が突然崩れる 石川・能登町

地震で全壊し公費解体を待っていた石川県能登町松波の酒蔵では24日昼前、店舗の1階部分が突然崩れ落ちました。若女将は「ここ最近、建物のゆがみがひどくなった」と話しています。能登町松波でおよそ150年の歴史を持つ松波酒造では、元日の地震で建物が全壊する被害を受けました。

「福島からシルクロードを」 埼玉から移住し会社設立
2024.06.22

「福島からシルクロードを」 埼玉から移住し会社設立

 埼玉県から福島県南相馬市小高区に移り住んだ平岡雅康さん(46)が「福島シルクラボ株式会社」を設立し、今月から養蚕を本格的に開始した。地元産の桑を与えた蚕のシルクを原料にせっけんを製造、事業拡大や全国への発信を見据える。かつて小高で盛んだった養蚕を復活させ復興につなげる考えで、平岡さんは「福島

防災と砂糖のまち 高知県・黒潮町で暮らす移住者たち
2024.06.21

防災と砂糖のまち 高知県・黒潮町で暮らす移住者たち

 高知県西南地域に位置する黒潮町は、沖合を流れる黒潮が町名の由来。古くからカツオの一本釣りが盛んで、ホエールウオッチングも楽しめる。海岸部では天日塩作りのほか、伝統製法の砂糖作りも行われてきた。海の恵みが豊かな一方で、全国で最も高い南海トラフ地震の津波想定とも向き合っている。■自

秘伝の味を受け継ぎながら、新たな取り組みにも挑戦する鮮魚店
2024.06.21

秘伝の味を受け継ぎながら、新たな取り組みにも挑戦する鮮魚店

福島県内で長く愛されている老舗の今を伝える『老舗物語』。今日は創業70年を超える福島市の鮮魚店です。店を仕切るのは若き3代目。秘伝の味を受け継ぎながら、新たな取り組みにも挑戦しています。福島交通 飯坂線の岩代清水駅から県道3号線沿いに歩いておよそ1分。この地でおよそ75年続く『阿

備長炭の産地3校つながる 紀州の秋津川小児童が土佐、日向と子どもサミット
2024.06.20

備長炭の産地3校つながる 紀州の秋津川小児童が土佐、日向と子どもサミット

 紀州備長炭の産地で知られる和歌山県田辺市秋津川の秋津川小学校で19日、「子ども備長炭サミット」が開かれた。同小と土佐備長炭がある高知県室戸市の佐喜浜小、日向備長炭がある宮崎県美郷町の美郷北義務教育学校の児童がオンラインで交流し、発表や質問を通して学びを深めた。 この取り組みは、

【商都郡山100年物語】求められる味追求 福島県郡山市虎丸町の大友パン店
2024.06.20

【商都郡山100年物語】求められる味追求 福島県郡山市虎丸町の大友パン店

 福島県郡山市虎丸町の大友パン店は、創業100年を迎えた。太平洋戦争や東日本大震災と東京電力福島第1原発事故などの災禍に見舞われながらも、手作りにこだわった味で地域に親しまれてきた。3代目の吉田明弘社長(48)は「明日も、おいしいパンを届けたい」とパン作りに向き合う。■戦禍の絆<

78年の歴史に幕 諫早の遊漁船「川下瀬渡し業」 釣り客の信頼厚く…「幸せな人生」 長崎 
2024.06.18

78年の歴史に幕 諫早の遊漁船「川下瀬渡し業」 釣り客の信頼厚く…「幸せな人生」 長崎 

 長崎県諫早市飯盛町の遊漁船業「川下(かわしも)瀬渡し業」が今年1月、多くの常連客に惜しまれながら、78年の歴史に幕を下ろした。2代目船頭、川下吉紀さん(78)は「良いお客さんに恵まれ、幸せな人生だった」と、穏やかにほほ笑む。 川下さんが父から仕事を受け継いだのは31歳。同町の「