熱海の看板のない日本料理店「律」が1周年 地元の鮮魚卸が運営

AI要約

日本料理店「律(リツ)」が1周年を迎えた。創業約50年の鮮魚卸「かね八水産」の直営店で、ランチメニューやディナーメニューを提供。山本店長は地元客からの支持を受けつつ、今後も地域に愛される店を目指す。

店は住宅街の路地に位置し、カウンター席とテーブル席がある。料理長の池田氏は市内の宿泊施設で腕を振るってきた。新鮮な魚介を一般の人にも食べてもらうために開店した。

営業時間は12時~15時と17時~21時で、水曜・日曜日が定休日。予約制を取っている。

熱海の看板のない日本料理店「律」が1周年 地元の鮮魚卸が運営

 日本料理店「律(リツ)」(熱海市水口町)が6月26日、オープン1周年を迎えた。(熱海経済新聞)

 創業約50年の鮮魚卸「かね八水産」の直営店として昨年6月に開いた同店。席数は、カウンター4席とテーブル席8席。住宅街の路地にあり、「看板のない飲食店」として運営している。山本優花店長は「旅館やホテルなどへの卸専門だったが、新鮮な魚介を一般の人にも食べてほしいので店を開いた」と話す。長年市内の宿泊施設で腕を振るってきたという池田弘料理長が料理して提供する。市場での買い付けは、同社の長峰淳一社長が自らの目利きで行っている。

 ランチメニューは、刺し身、焼き魚、煮物などをコースで提供。4,200円から。ディナーメニューは、同じくコースで8,800円から用意する。コース料理のほか、アワビやサザエ、イセエビなどを使った単品メニューもそろえる。

 1年を振り返り、山本店長は「地元や別荘のお客さまに大事にしていただき、常連のお客さまの紹介で来店してくれるお客さまも増えている。看板もなく、分かりづらい場所にある店にもかかわらず、大変ありがたくうれしいこと」と話す。「魚屋が運営する日本料理店として地域に愛される店にしていきたい」とも。

 営業時間は、12時~15時、17時~21時。水曜・日曜定休。前日までの予約制。