最高配当は2億超!トリプル馬単の発売開始から10年 払い戻しベスト3は?

AI要約

トリプル馬単の発売から10年を迎える節目の日。特徴や配当の仕組みを詳細に解説。

過去最高配当の事例を振り返り、キャリーオーバー制度がどのように高額払戻しを生むのかを説明。

大井競馬場でのトリプル馬単の歴代最高配当の事例を紹介。船橋、川崎、浦和に比べて大井での高額配当が目立つ理由について述べる。

最高配当は2億超!トリプル馬単の発売開始から10年 払い戻しベスト3は?

 きょう6月1日はトリプル馬単の発売からちょうど10年の節目の日となる。そこでトリプル馬単の払い戻しベスト3を紹介したい。

 最初にトリプル馬単とは何か、を解説したい。正式名称は「SPAT4LOTOトリプル馬単」で、指定された3つの競走の馬単を全て当てることで的中となる。南関東4場とホッカイドウ競馬が対象で、インターネットオンライン投票のSPAT4のみで1口10円。最低5口から購入可能となっている。

 高配当の秘密はキャリーオーバー制度にある。その日の的中者がなし、あるいは的中者がいても払戻金上限の3億円を上回る場合には競馬場ごとに繰り越して、次回の発売日の売上金に加算するのだ。

 これまでの最高配当は21年6月10日・大井の4562万6033円。この日は前日から7712万8219円がキャリーオーバーしており、2157万1707口が発売された。だが、1レース目となる若竹賞が7番人気のパストーソ、4番人気のヒートアップハートで決着すると、残り口数は一気に7万5715口まで減少する。

 さらにジューン賞では、約1年勝利から遠ざかっていた12番人気のピアノマンから3番人気のデスティネで決着。175口まで絞られると、最後の仲夏特別も4番人気から5番人気と最後まで1番人気、2番人気が絡まない結果となり4500万を超える配当を生み出した。ちなみにこれは1口当たりの配当であり、実際の配当はこの5倍。したがって最高配当の払戻金は2億2813万165円となる。

 2位が18年2月22日・大井の1口当たり3011万2798円(5口で1億5056万3990円)。3位が17年9月12日・大井の1口当たり1856万3665円(5口で9281万8325円)とベスト3は全て大井開催なっている。船橋は16年6月24日の1口当たり1818万3088円、川崎は19年12月20日の1口当たり1520万5553円、浦和は21年9月23日の1口当たり954万3536円となっている。

 WIN5に匹敵する破壊力をもったトリプル馬単。SPAT4のみで購入可能というハードルはあるが、高額配当を夢見る方は是非チャレンジしてほしい。