ファイヤーソール、グローレ、DATA601…本当は教えたくない中古の“名器リスト”

AI要約

新品市場も中古市場も冷静にクラブを探す季節。今回は“プチ名器”を紹介。テーラーメイドの「グローレ」(2012年)、ヤマハの「RMX116」(2015年)などが評価される。フェアウェイウッドも古い名品が活躍中。

飛距離性能の高い「グローレ」は1万円以下で中古市場に。有村智恵も使う「RMX116」はカスタムシャフトも入っておりコスパ抜群。フェアウェイウッドではテーラーメイドの「ファイヤーソールFW」やキャロウェイの「ビッグバーサスチールヘッド」が人気。

プロも愛用する名品クラブの魅力を堪能しよう。

ファイヤーソール、グローレ、DATA601…本当は教えたくない中古の“名器リスト”

各メーカーからの新商品リリースが少々落ち着く季節。クラブを買うために新品市場も中古市場も冷静な目で眺めているアナタのために、今回は“プチ名器”を紹介する。「プロが替えられない」という観点だけでなく、「あぁ懐かしい!」「まだまだ使える!」というアマチュア目線での逸品を探してみた。筆者が見つけたら即買いするつもりのクラブも記している。

「どのドライバーでゴルフを始めればいいですか? 予算はあまりないのですが…」という方にお勧めするのがテーラーメイドの「グローレ」(2012年)。国内女子ツアーやシニアツアーで絶大な人気を誇った。住友ゴム(ダンロップ)のゼクシオシリーズの対抗作として発表され、飛距離性能の高さ、扱いやすさにアスリートも飛びついた。中古市場では1万円弱が相場だ。テーラーメイドの現行ドライバーとはスリーブが違う点だけがマイナスポイント。

今平周吾が使い続けたヤマハ「RMX116」(2015年)もオススメ。昨年発売「RMX VD/R」に変更するまで、ずっと彼の相棒だった。有村智恵も使い続けていたクラブだ。アスリート向けのため、寛容性よりも高い飛距離性能と操作性に長所がある。カスタムシャフトが入っていても、中古で1万円を切るコスパの良さも魅力だ。

フェアウェイウッドは少々、古いものを紹介しよう。プロに愛されるクラブの条件として、まず飛距離性能が高いことが挙げられる。真っ先に思い浮かぶのが、深堀圭一郎や宮瀬博文らが長く愛用したテーラーメイド「ファイヤーソールFW」(1999年)。素材はステンレス。ソールに比重の重いタングステンを配置し、低重心化に成功した。大胆なオレンジ色のヘッドと、打音が独特なので好みが分かれる。

片山晋呉がメジャーで7Wや9Wを駆使して人気があったのがキャロウェイの「ビッグバーサスチールヘッド」(1998年)。こちらもよく飛び、独特のソール形状により様々なライに対応できる特長があった。谷口徹も4+という番手を長く愛用していた。いま手に取ってアドレスすると、「ユーティリティよりも小さくない?」と不安になるが…。ビギナーは寛容性を期待しないほうが良いだろう。どちらもフリマサイト、オークションサイトなら5000円以下で見つかる。