【F1】ペレス、レッドブル残留へ サインツの来季レッドブル消滅、移籍先はステークかウィリアムズか

AI要約

レッドブルが次戦カナダGPまでに、セルジオ・ペレスの来季残留を発表予定。

カルロス・サインツはレッドブル移籍の可能性消滅、ステークかウィリアムズからの移籍先選びへ。

ペレスは3年契約延長を望むも1年契約に、フェルスタッペンの「ナンバー2」としての立場を受け入れる必要。

【F1】ペレス、レッドブル残留へ サインツの来季レッドブル消滅、移籍先はステークかウィリアムズか

 【リスボン=ルイス・バスコンセロス】レッドブルが次戦カナダGP(6月9日決勝)までに、セルジオ・ペレス(34)=メキシコ=の来季残留を発表する見通しだ。これにより、フェラーリのカルロス・サインツ(29)=スペイン=はレッドブル移籍の可能性が消滅。同じくカナダGP前に、ステークかウィリアムズの2チームから移籍先を選ぶとみられる。

 ペレスは3年間の契約延長を望んだものの、1年間で基本合意に達した。今季は未勝利でランク5位にとどまり、直近2戦で予選の最終Q3進出すら逃す体たらく。同僚の3連覇王者マックス・フェルスタッペンを支える「ナンバー2」の立場を受け入れざるを得なくなったようだ。

 チームは2026年の新パワーユニット導入に伴い、フェルスタッペンが来季限りで離脱する可能性を危惧。その場合にドライバーを総入れ替えし、若い強力なコンビを組む余地を残した。

 今季1勝でランク4位のサインツは、望んでいたトップチームへの移籍がついえることになる。26年からドイツの自動車メーカー「アウディ」が引き継ぐステークは、サインツに長期契約を提示。アウディと縁深いラリードライバーのサインツSrが、息子に猛プッシュしているという。

 ウィリアムズは、バルテリ・ボッタスをステークから迎え入れる2年契約で基本合意しながら保留中。サインツにはステークほどの大型契約を用意できない代わりに、強豪からの誘いに応じられるよう、離脱しやすい条件を入れて決断を待っている。