カブス・今永昇太、メジャー自己ワースト7失点 5回途中でKO 防御率は「0・84」→「1・86」に

AI要約

カブスの今永昇太投手が敵地でのブルワーズ戦に先発し、7失点で大リーグ自己ワーストの投球を見せる。

今永は日本選手出身の大リーガーとして6連勝を目指したが、苦しい投球となり先制される。

今季はこれまで5勝0敗の好成績を残していたが、この試合で防御率が上昇し、無傷6連勝の可能性も断たれた。

カブス・今永昇太、メジャー自己ワースト7失点 5回途中でKO 防御率は「0・84」→「1・86」に

◇29日(日本時間30日) ブルワーズ―カブス(ミルウォーキー)

 カブスの今永昇太投手が敵地でのブルワーズ戦に先発。5回途中まで投げ、2本塁打を浴びるなど大リーグ自己ワーストとなる7失点で降板した。これまでは4月20日のマーリンズ戦で喫した3失点が最多だった。防御率は0・84から1・86となった。

 先発予定だった24日のカージナルス戦(セントルイス)が雨で中止となり、中10日でマウンドに上がった今永は、日本選手出身の大リーガーでは2002年石井(ドジャース)、14年田中(ヤンキース、現楽天)に並ぶ無傷の6連勝を目指したが、苦しい投球となった。

 初回1死2塁で3番の好打者イエリッチに右中間へ運ばれて2点を先制されると、3回に打ち込まれた。イエリッチら中軸の3連打で3点を失い、さらに7番のパーキンスに左中間への2ランを許し、この回だけで5失点。続く4回は3者凡退に抑えたが、5回1死から4番のアダメズに四球を与えたところで降板。4イニング⅓で自己ワーストの被安打8、7失点。81球でマウンドを降りた。

 大リーグ初挑戦の今季はこの試合前まで9試合に先発して5勝0敗、防御率0・84。勝利すればデビューから無傷6連勝で、日本人では2002年石井(ドジャース)、14年田中(ヤンキース、現楽天)に並ぶ最長記録となっていた。