【西武】渡辺監督代行、投手戦制し采配2試合目で初勝利 隅田の8回無失点好投、佐藤龍の執念プレーなどで11年ぶり白星に安どの表情

AI要約

渡辺久信監督代行が采配2試合目で初勝利を挙げた。

隅田知一郎投手が好投し、8イニングを4安打無失点で投球。

蛭間の執念の内野安打で1点を挙げ、守護神アブレイユが1点差で逃げ切り勝利。

【西武】渡辺監督代行、投手戦制し采配2試合目で初勝利 隅田の8回無失点好投、佐藤龍の執念プレーなどで11年ぶり白星に安どの表情

◇29日 中日0―1西武(バンテリンドームナゴヤ)

 成績不振で休養した松井稼頭央監督(48)に代わり、28日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)から指揮を執っている渡辺久信監督代行(58)が采配2試合目で初勝利を挙げた。

 この日は先発した隅田知一郎投手(24)が序盤から好投。中日打線を丁寧に封じていった。7回の打席では二ゴロを打った後に転倒したが、直後のイニングも続投。8イニングを4安打無失点、6奪三振という内容にまとめた。

 打線は5回まで中日の先発・小笠原の前に無得点が続いたが、6回に1番・源田の中前打をきっかけに1死一、三塁と攻め込んだ。4番の中村剛は空振り三振に抑えられたが、続く蛭間が内野へ高いバウンドのゴロを打ち、一塁へヘッドスライディング。執念の内野安打として、三走が本塁を駆け抜けた。このプレーに中日・立浪監督がリクエスト。リプレー検証が行われたが、判定は覆らず、得点も認められた。

 9回は守護神のアブレイユが登板。1死一、二塁と攻め込まれたが、4番の細川に投ゴロ併殺打に仕留めて1点差で逃げ切った。この日は8回2死一、三塁のピンチで大島の飛球を三塁カメラマン席に落ちながらも落とさなかった佐藤龍の執念プレーなども出たが、息詰まる投手戦をものにした渡辺監督代行は2013年以来の公式戦での勝利にベンチでホッとした表情を浮かべた。