メッツ先発右腕「打つのは難しくなる」不規則変化の“魔球”で大谷翔平を三振含む3打数無安打に抑える

AI要約

タイラー・メギル投手が7回を3安打無失点9奪三振の好投を見せ、大谷翔平との対戦でも3打数無安打1三振に抑えた。

メギルのスプリットボールについて、その不規則な動きと“魔球”としての特徴について説明。

メギルは2点のリードを守りながらもリリーフが打たれ、今季初勝利はお預けとなったが、前を向いて次のゲームに向かう意気込み。

メッツ先発右腕「打つのは難しくなる」不規則変化の“魔球”で大谷翔平を三振含む3打数無安打に抑える

 ◇ナ・リーグ メッツ2-5ドジャース(2024年5月28日 ニューヨーク)

 メッツのタイラー・メギル投手(28)が28日(日本時間29日)、本拠でのドジャース戦とのダブルヘッダー第1戦に先発し、7回を3安打無失点9奪三振の好投を見せた。大谷翔平投手(29)との対戦も3打数無安打1三振に抑えた。

 初回の第1打席はカウント0-2から86・1マイル(約138・6キロ)の変化球で空振り三振。大リーグ公式サイト「MLB.com」では大谷のバットを空を切らせた最後の球種はスライダーと判別されたが、メギル本人は「スプリットだ」と主張した。

 メギルのスプリットはその時の投げ方によって不規則な動きをするのが通常とのことで「カットすることがあれば、右に動くこともある。どちら側に動くかわからないのはいいことだと思う。打つのは難しくなるから。自分でもわかるときもある(笑)」と笑顔で“魔球”について説明した。

 第2、第3打席ではカッターと判別された球種で大谷を一塁ゴロに斬って取った。今季最高の投球で2点のリードを守って降板したものの、リリーフが打たれてメッツは延長10回に2-5で逆転負け。今季初勝利はお預けとなり「辛いが、顔を上げて次のゲームに進むしかない」と必死に前を向いていた。(ニューヨーク 杉浦大介通信員)