佐藤琢磨、14位で自身3度目の優勝ならず 雷雨でスタート遅れ影響「ストレートでスピード伸びなかった」【インディ500】

AI要約

佐藤琢磨(47)は、15年連続15度目の出場でIndy 500で14位に終わった。優勝はジョセフ・ニューガーデン(33)が史上6人目の2連覇を達成。

琢磨はホンダ勢としてスポット参戦し、予選10番手からスタートしたが上位に浮上できず。

天候の影響もあり、琢磨は「最終的な成績は期待には届かなかったが、前に向かっていきたい」とコメント。そしてホンダ・レーシングのアドバイザーに就任している。

佐藤琢磨、14位で自身3度目の優勝ならず 雷雨でスタート遅れ影響「ストレートでスピード伸びなかった」【インディ500】

◇26日 第108回インディ500決勝(米インディアナポリス)

 自身が持つ日本人最多出場記録を15年連続15度目に更新した佐藤琢磨(47)は14位に終わり、自身3度目の優勝はならなかった。優勝は3番手からスタートしたペンスキーのジョセフ・ニューガーデン(33)=米国=が飾り、史上6人目の大会2連覇を果たした。

 琢磨はインディカーシリーズのレギュラーシートを得られず、古巣のレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからホンダ勢の一員としてスポット参戦。予選10番手の好位置を得て決勝に臨んだが、上位で走行することができなかった。

 雷雨のためスタートが5時間近く遅れたことも走りに影響したようで「夕方になって少し涼しくなった時、ストレート上では残念ながらドラッグ(空気抵抗)が大きめだったような気がする。おかげでスピードが思ったほど伸びなかった」と振り返り、「最終的な成績は私たちの期待には届なかったが、この結果をポジティブに受け止め、前に向かっていきたい」と話した。

 琢磨は2月にホンダのモータースポーツ部門を統括する社ホンダ・レーシングとアドバイザリー契約を結んで同社の四輪レース活動全般の助言やサポートを行う「エグゼクティブ・アドバイザー」に就任。レーサー養成学校のホンダレーシングスクール鈴鹿で校長職にあたるプリンシパルも務めている。