サウサンプトン、1年でプレミアリーグ復帰！リーズとの昇格プレーオフ決勝を制す

現地時間26日、イングランド・プレミアリーグ昇格プレーオフの決勝戦がウェンブリー・スタジアムで行われ、リーズとサウサンプトンが対戦した。

レギュラーシーズンを3位で終えたリーズと、4位で終えたサウサンプトンが順当に顔を合わせることになった決勝戦。実はシーズン最終節も同じカードであり、サウサンプトンが敵地で2-1と勝利している。

最終節は順位に影響のある試合ではなかったが、この試合はまさに勝敗が天国と地獄を分ける大一番。慎重な立ち上がりになるかと思われたが、互いに積極的な入りを見せた。

よりゴールに迫ったのはサウサンプトン。13分、スモールボーンがFKを直接狙うも、GKメシレが横っ飛びではじき出した。

勢いのあるサウサンプトンに対し、リーズは後方から繋いでいくものの、パスがズレる場面が目立ち、思うようにチャンスを作ることができない。

迎えた24分、スモールボーンの股抜きパスに抜け出したアームストロングがエリア内右からゴール左へと流し込み、攻勢のサウサンプトンが先制する。

先制したサウサンプトンだが、35分にアクシデントが発生。接触プレーで負傷したブルックスがプレー続行不可となり、エドジーとの交代を余儀なくされた。

前半終了間際には、右サイドからのFKをスモールボーンが蹴り、ニアで受けたアームストロングが振り向き様にシュートを放つもGKメシレがセーブし、こぼれ球は押し込めなかった。

後半、1点を追うリーズが反撃に出る。サマービルが前半よりもゴールに近い位置でボールに触れるようになり、49分には得意の角度から右足で狙うも、巻いたシュートはわずかにゴール右へと外れた。

サマービル、そしてルターが絡んだ左サイドを中心にサウサンプトンゴールに迫るリーズに対し、我慢の時間帯が続くサウサンプトンは68分、ショートカウンターからフレイザーがエリア内左に侵入して右足で狙うも、シュートは枠を捉えることができない。

ダニエル・ジェームズ、アンソニー、ロバーツを投入したリーズは攻勢を強め、サウサンプトンは自陣に引いて耐えていく。84分にはエリア内左からジェームズが放った左足ボレーがクロスバーの下を叩くが、ゴールには入らず。

終盤は互いに疲労もあって接触プレーが増え、試合が止まる場面が多かったため、アディショナルタイムは9分と長く、選手の治療もあってさらに長くなる見込みとなった。アディショナルタイムでもリーズが猛攻を仕掛け、ジェームズが際どいシュートを放つが、GKマッカーシーが横っ飛びでセーブする。

後半ほとんどの時間を守備に割いたサウサンプトンだが、リーズの猛攻をしのぎ切り、前半に奪った虎の子1点を守り切って1年でのプレミアリーグ復帰を果たした。

■試合結果

リーズ 0-1 サウサンプトン

■得点者

リーズ：なし

サウサンプトン：アームストロング（24分）