横浜FM初のアジア王者ならず…退場者出しUAEアルアインに逆転負け 浦和に続く日本勢2連覇逃す…ACL決勝第2戦

AI要約

横浜FMはアジア初制覇を逃し、アルアインに敗れる。

試合展開は苦しく、数的不利の状況で挑んだが敗北。

失点が止まらず、悔しい準優勝となった横浜FM。

横浜FM初のアジア王者ならず…退場者出しUAEアルアインに逆転負け 浦和に続く日本勢2連覇逃す…ACL決勝第2戦

◆アジア・チャンピオンズリーグ▽決勝第2戦 アルアイン5―1(2戦合計6―3)横浜FM(25日、UAE・アルアイン)

 横浜FMはアルアインに1―5で敗れ、第1戦(2〇1)との合計スコア(3●6)でアジア初制覇を逃した。前半アディッショナルタイム(AT)の退場者発生で10人となり、数的不利の状況で奮闘するも及ばず。大敗となり無念の準優勝となった。

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 苦しい試合展開となった。第1戦で1点のリードを奪っていたが、開始8分で先制点を献上。同33分にはPKを与え、2戦合計スコアで逆転を許した。アウェーの空気に飲み込まれる形となり、序盤は持ち味を出せなかった。

 それでも前半40分、右FWヤンマテウスが右サイドから個人技で切り込み、左足でゴールネットを突き刺した。“同点”としたことで、勢いを取り戻したかに思われた。

 ところが前半アディッショナルタイム、背後に抜け出した相手FWをGKポープ・ウィリアムが倒したとして、一発退場処分を受けた。後半開始時から布陣を4―3―2に変更し、ヤンマテウスとアンデルソンロペスの2トップがチャンスをうかがったが、今度は同18分にDF畠中槙之輔が負傷退場。アクシデント続きとなり、同22分に2戦合計で勝ち越しとなるゴールを与えた。

 その後も横浜FMは失点が止まらず。後半ATに2失点と大敗した。

 決勝トーナメント1回戦、準々決勝、準決勝、そして決勝と全て退場者を出しながらもしぶとく勝ち進んだが、一歩及ばなかった。ホーム・日産スタジアムで行われた決勝第1戦を2―1で逆転勝利し、引き分けでも優勝が決まる状況でアウェーの地に乗り込んだが、悔しい敗戦となった。

 浦和、G大阪、鹿島に続く4クラブ目のACL獲得はならず。2022~23年シーズンの浦和に続く日本勢2連覇、来年6~7月に米国で開催され、各大陸から32チームが参加するクラブW杯への出場権も逃すことになった。