【高校野球】京都国際、2年生左腕・西村一毅1失点完投で快勝 7回コールドでベスト4入り 

AI要約

春季近畿大会の初戦で、京都国際が明石商業を8-1で下し、準決勝進出を果たす。

京都国際の西村一毅投手が7回を投げて5安打1失点の好投を見せた。自身も投球に自信を持ち、チームを勝利に導いた。

次戦は天理と対戦し、プロ注目の選手たちとの戦いに期待が高まっている。

【高校野球】京都国際、2年生左腕・西村一毅1失点完投で快勝 7回コールドでベスト4入り 

◆春季近畿大会 ▽1回戦 京都国際8―1明石商業=7回コールド=(25日・明石トーカロ)

 京都国際は西村一毅(いっき)投手(2年)が7回5安打1失点完投でチームを準決勝へ導いた。京都府大会決勝の京都外大西戦に続いて先発し好投。「今日、いいポイントはなかった」と表情はあまり晴れなかったが、自身も「一番得意」というスライダーとMAX136キロの直球を織り交ぜ、失点は3回1死三塁から二ゴロの間に失った1点のみ。「周りも声をかけてくれて投げやすかった」と打たせて取るテンポのいい投球。「センバツを外れてからスイッチが入った感じはある。中崎(琉生投手、3年)と競って夏を迎えてくれたら」と小牧憲継(のりつぐ)監督(40)も好投を続ける左腕へ期待を寄せた。

 「物おじせず淡々と投げ込めるのが彼の持ち味」と指揮官は西村を評価するが、本人は「夏の背番号1はまだ怖さがあります」と実は控え目な性格。謙虚な姿勢で毎回の登板を自信に変えていく。

 次戦は6月1日、プロ注目の松本大和一塁手(3年)、大谷汰一中堅手(3年)擁する天理(奈良)戦。西村とU―18日本代表候補の中崎との近畿屈指の左腕コンビで、春季奈良県大会決勝の歴代最多得点記録を18得点と塗り替えた強力打戦に立ち向かう。(森口 登生)