JRA厩務員3労組スト、美浦トレセンで参加呼びかけ 大きなトラブルなし

AI要約

JRAの厩務員3労組と日本調教師会の団体交渉が決裂して、関東労と美駒労が25日午前0時から24時間のストライキに入る。

ストライキに参加する組合員は他の所属組合員を呼びかけ、大きなトラブルは避けられた。

ダービー前日のストライキだが、トレセン所属のダービー出走馬には影響はなく、早い辞める労働者が多いためストライキが必要だと説明される。

JRA厩務員3労組スト、美浦トレセンで参加呼びかけ 大きなトラブルなし

 JRAの厩務員3労組(関東労・関西労・美駒労)と日本調教師会の団体交渉が決裂して組合側が25日午前0時から24時間のストライキに入った3労組のうち、関東労、美駒労の組合員が25日朝、美浦トレセンの通用門で他の所属組合員へスト参加の呼びかけを実施した。帰宅を促された多くの組合員はそれに従い、大きなトラブルはなかった。

 日本中央競馬関東労働組合の小倉祥治書記長は「通用門が6つあり、協力してくれると話してくれた組合員は100人程度でした。(午前)0時ごろから開始して、トラブルにならないように気をつけました」と話した。

 ダービー前日のストライキとなったが、美浦トレセン所属のダービー出走馬の調整に狂いは生じていない。同書記長は「ファンの方々には申し訳ないですが、人気ある(仕事の)ような外見ですけど、早い年齢で辞められる方々が多いんです。申し訳ありませんが、これしか(方法が)ないので」と神妙な面持ちで話した。