【プロテストでトップ合格】女子ゴルフ界の新星・清本美波、女子大生と二足のわらじを履く18歳「目標はタイガー・ウッズ」

AI要約

清本美波(18)が合格率3%のJLPGAプロテストでトップ合格を果たし、女子ゴルフ界の新星として注目を浴びている。

プロゴルファーとしてだけでなく女子大生としても活躍する清本美波は、体力と練習のバランスを大切にし、足つぼマッサージも取り入れている。

清本美波は松山英樹のコーチやメンタルコーチの指導を受け、パッティングに課題を感じながらも前向きに将来を見据えている。

【プロテストでトップ合格】女子ゴルフ界の新星・清本美波、女子大生と二足のわらじを履く18歳「目標はタイガー・ウッズ」

 合格率3%という2023年11月のJLPGAプロテストでトップ合格を果たしたのが清本美波(18)だ。女子ゴルフ界の新星として注目を浴びている。

 愛知・誉高校の卒業式では同級生からサイン攻めに遭い、岐阜・朝日大の入学式では新入生代表の挨拶にも立った。プロゴルファーと女子大生。二足のわらじを履いて1年目のシーズンに臨んでいる。

「プロでは3日間から4日間の戦いになる。体力と(ラウンド後に行なう)練習のバランスの取り方が難しいですね。疲れを残さないためにとにかく寝ることを大事にしています。あと、足つぼマッサージ! 試合会場の近くのところをいつも探して予約しています」

 高校までは、ゴルフ経験の乏しい父の宗健さんがYouTubeなどを観ながら指導してきた。現在は松山英樹のマスターズ制覇を支えた目澤秀憲コーチの教えを仰ぎ、メンタルコーチのアドバイスも受けている。ここまでレギュラーツアー4試合に推薦出場してすべて予選落ち。このままでは後半戦の出場権を手にすることができない状況だが、落ち込んでいる暇もないという。

「ずっと調子が良くって、ショットはキレっキレなんです。だけど、パターが微妙に入らない。プロのトーナメントで、アンダーパーで回る感覚が掴めていない……。パッティングがかみあえば、絶対に結果を残せると思うので焦りはありません」

 人生初のグラビア撮影に臨んだ彼女は終始、照れっぱなし。ふだんの「韓国風」よりおとなしめのメイクが施された。そんな彼女が小学生の頃より目標に掲げるのはあのタイガー・ウッズだ。

「人を引き寄せるスター性がすごい。私もそんなプロになれたらいいな」

【プロフィール】

清本美波(きよもと・みなみ)/2005年8月29日、愛知県一宮市生まれ。6歳からゴルフをはじめ、父・宗健さんの指導のもと弟2人と切磋琢磨しながら、昨年のプロテストに初挑戦にして、トップ合格。ジェイテクト所属。

取材・文/柳川悠二 撮影/藤岡雅樹 スタイリスト/望月詩穂 ヘア&メイク/高良まどか

※週刊ポスト2024年5月31日号